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AI

AIの次に来るのは"意味"の時代だと思う理由

これまでの記事では、企業データの意味構造、技術選定、Discoveryの商品化、組織設計について書いてきた。この記事では、もっと遠い話をする。私が本当に見ている景色の話だ。AIは人類史上最大の発明になりうるAIが世界を変えることに、もう疑う余地はない。人類史上最大の発明になりうる。ただし、今の方向性のまま進むなら問題がある。単一の巨大モデルが「正解」を出し、人間はそれに従う。判断の多様性は失われ、思考の均質化が進む。AIが強くなるほど、人間の意思決定能力は弱くなる——という逆説が、すでに見え始めている。AIが出した答えを疑う根拠を、人間が持てなくなる。私が問題にしているのは、AIの性能で...

AIが本当に企業を変えるために、足りないもの

「AIで業務効率化しましょう」この1〜2年で、何百回この言葉を聞いただろう。ChatGPTが登場して以来、どの企業も生成AIを試している。議事録の自動化、メール下書き、FAQ応答。たしかに便利になった。でも、冷静に聞きたい。それで、あなたの会社の意思決定は変わっただろうか?月次の経営会議で、相変わらず「この数字、どこから来てるんだっけ」という質問が飛ぶ。部門ごとにKPIの定義が微妙に違って、数字の正しさの議論だけで30分が消える。報告を上げるのに5営業日かかり、それが決裁者に届く頃にはもう状況が変わっている。AIモデルは賢くなった。でも企業の意思決定は、ほとんど変わっていない。100社以...

東大で宗教を学んだ私が、AIスタートアップで「仕組みをつくる側」に回った理由

はじめまして。株式会社アルバコネクトで執行役員をしている宮澤です。この記事では、私がなぜこの会社にジョインしたのか、今ここで何をやっているのか、そしてこれからどんな人と一緒に働きたいと思っているのかを書きます。経歴だけ並べると「宗教学 → 野村證券 → AIスタートアップ」と、一見バラバラに見えるかもしれません。でも自分の中では一本の線でつながっています。その話をさせてください。宗教学とAI設計のつながり東大の文学部で宗教学を専攻しました。自分自身は無宗教ですが、「人はなぜ宗教を信じるのか? 宗教は人間に何を与えているのか?」ということに、純粋に興味がありました。いろいろな宗教を勉強する...