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皆さん、こんにちは、アクル採用担当です。
当社は「決済に関わるあらゆる課題を解決していく」をMissionに、不正検知・認証システム「ASUKA」をはじめとした、さまざまなサービスを提供するスタートアップ企業です。
直近では第二創業期として、新卒を始め、多くの若手メンバーをお迎えしたいと考えています。そのような背景もあり、今回は、アクルの開発チームで立ち上げ期から活躍してきた毛井と太田の2名に、当社ならではのカルチャーや組織のあり方について、インタビューを行いました。
開発チームのなかでは、最も古いメンバーである2人。どのように組織づくりと向き合ってきたのでしょうか。ぜひ最後までご覧ください!
アクル開発組織の原点は、急成長期の荒波を乗り越えることで築かれてきた2人の信頼関係
―毛井さん、太田さん、本日はよろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介をお願いします。
毛井:現在はProduct Developmentチームのリーダーを務めています。主な業務としては、ステークホルダーとの開発内容の調整、出来上がったサービスのチェック、リリースの報告などですね。また、チームビルディングにも携わっています。メンバーが働きやすいようルールやガイドラインを策定し、チーム全体の生産性を上げていくことも私の役割です。
太田:僕は主に「ASUKA」の開発と運用業務を担当しています。また、他チームからの問い合わせに対する開発側の窓口も僕が務めています。開発チームにしかわからない内容のクライアントからの相談を、伝わる言葉に変換してチームに渡していく役割ですね。
―ありがとうございます。お二人はいつごろ、アクルに入社されたのですか?
太田:僕は2018年5月に参画しました。「ASUKA」が2018年12月に正式リリースを迎えているので、その少し前ですね。「ASUKA」の前身にあたる旅行会社向けのクレジットカード不正防止ツール「ASUKA for Travel」がちょうどローンチしたタイミングで、大変な時期だったことを覚えています。
毛井:私は2020年2月に入社しました。当時は「ASUKA」の名が広まりつつある頃で、お客様も徐々に増え、社内は慌ただしくなってきていました。私が入ったとき、開発メンバーは太田さんだけでしたよね?太田さんの正確な入社時期をいま初めて知ったのですが、それまではずっと太田さんが1人で業務にあたってきたのですか?
太田:そうですね。2018年7月に前任の方が退職してからは、他の方のサポートを受けながら、実質的には1人で開発・運用を行っていました。お客様が増えるタイミングで毛井さんが入ってきてくれたので、本当に助かりました。
―サービスが軌道に乗りつつあるなかで、1人であることが最も大変だと感じたのは、どのような部分でしたか?
太田:やはり身ひとつで開発・運用の両方を担わなければならなかった点ですね。コロナ禍前だったこともあり、当時はリモートワークも現在ほどは浸透していませんでした。社内で開発作業を行っていると、客先で運用に問題が発生して向かわなければならなくなったりすることもよくありました。「毛井さんの入社とお客様の増えるタイミングが逆だったら…」と想像すると、ゾッとしてしまいます。
―入社のタイミングに違いはありながら、お二人は開発チームの中心メンバーとしてアクルを支えてきました。お互いの存在をどのように認識していますか?
毛井:太田さんはずっと1人で開発・運用にあたられていたこともあり、社内の仕組み、仕事の進め方、「ASUKA」の細かな仕様に詳しく、私が入社したばかりの頃は、それらについて相談することがよくありました。その後、太田さんが引き続き業務委託として勤務する一方、私は契約社員から正社員となり、少しずつ役割や関係性が変わっていきましたね。
ただ私にとっては、入社直後からともに働いてきた信頼できるメンバーだということで、本来は社員が担わなければならないような責任をともなう仕事も、積極的に太田さんにお願いしてきました。2023年11月に太田さんは社員になったので、これからさらに依頼できることの範囲が広がるのかなと感じています。
太田:毛井さんが入ってくるまで、アクルには開発チームとしてパフォーマンスを最適化・最大化するような仕組みがなかったんです。僕1人しかメンバーがいなかったので、当然といえば当然ですよね。毛井さんは入社してすぐ、「少人数でより多くの業務をこなすために、非効率な仕組みを見直していこう」と提案してくれました。組織が大きくなりメンバーも増えるなかで、チームが安定した業務量をこなせているのは、あのとき毛井さんが積極的に仕組みづくりに動いてくれたからだと感じています。今も開発チームのリーダーとして、全体の生産性を1番に考えてくれていますね。
「助け合いながら、挑戦する」エンジニアにとって真に働きやすいアクルのカルチャー。
―開発チームの現在の状況はいかがでしょう?
毛井:メンバーも少しずつ増え、組織として厚みが出てきたのかなと感じています。特に、私と太田さんが苦手としていた部分をカバーできる人間が入ってきたことは大きいですね。チームビルディングの重要性も高まりつつあるので、その点にはやりがいも感じています。足し算ではなく、掛け算で生産性を考えられるような組織にできればと考えています。
―目下の課題と感じている部分があれば教えてください。
太田:意識しているポイントとしては、ノウハウの偏りをなくすことですね。「ASUKA」は5年前にリリースされたサービスなので、部分的に古い構造を抱えています。もちろんそうした箇所は都度最適化してお客様に提供しているのですが、組織全体で気をつけていても、仕様などの関係性で問題が発生してしまう場合があります。だからこそ、みんなが持っているノウハウをチーム全体で共有していくような仕組みが大切だと感じています。リスク管理だけでなく生産性の面においても、常に意識しておきたいポイントですね。
毛井:「属人化」と言うと、一般的には組織から敬遠されがちな要素かもしれませんが、私はメンバーの能力の標準化・平準化を考えていません。なぜなら、それぞれの長所を生かせるような環境づくりが生産性の最大化につながると考えているからです。この点と、誰もが問題を回避しやすい仕組みを両立するためには、知識・技術の風通しをよくしておかなければなりません。誰かが見つけた落とし穴に別のメンバーがはまってしまうことのないよう、さまざまな角度から対策を検討しているところです。
太田:一方で、もしなにかトラブルが起こったとしても、全員で協力して乗り越えようとする点は、アクルの開発チームの良さかもしれませんね。そのような状況を見ているので、困っている側も、助ける側も、声を上げやすいのだと思います。私自身、そうした点には働きやすさも感じています。
―そういった中で大事にしているカルチャーはありますか?
太田:「一度やってみる」ことですね。一般に素晴らしいとされている取り組み・考え方でも、私たちの組織に合うかは、実際に取り入れてみないとわかりません。そこで「合わないと思うからやめよう」となるのではなく、「試しに一度やってみよう」となる文化が、アクルの開発チームにはあります。
毛井:そのような「挑戦しよう」というカルチャーは、学びを大切にする組織風土にもつながっています。エンジニアにとって最も辛いのは、業務に必要な知識・技術が固定化されているために、業界の動向に合わせてスキルアップできず、相対的に自身の市場価値が下がっていくことなんですよね。少なくともアクルの開発チームのメンバーには、そのような思いをしてほしくありません。だからこそ、自分の価値を高めていくために、新しいことを学び続けられるような環境づくりを心がけていますね。
―今後の開発組織をどのようにしていきたいですか?
毛井:去年とはより一層パワーアップした組織体制にしていきたいですね。メンバーが増えるにあたって統制が取れなくなることが考えられるため、ガイドラインなどのルールづくりはさらに進めていきたいです。ただ、最も意識しているのはチームに緊張感を持たせつつ、各メンバーのモチベーションを維持することです。そのような環境づくりが生産性を高めることにつながると考えています。
太田:本当に大事ですね。僕らがやらなければいけないことは、働きやすい環境づくりだと思います。一人一人が仕事を抱え込まないようにマネジメントしつつ、チームの雰囲気をガチガチにすることなく、より助けあえる環境を作ることが一番ですね。
成長中のスタートアップでしかできないエンジニア経験がアクルにはある
――当社は現在、キャリア採用でエンジニアの募集を行っています。アクルで働くエンジニアだからできる社会への貢献、個人の価値の発揮について、お二人はどのように考えていますか?
太田:アクルで働く1番の魅力は、開発・運用するサービスがお客様を通じて社会のためになっていることを実感できる点だと思います。いくら良いサービスを作ったとしても、導入するお客様がいなければ、業務からそのような感覚は得られません。「安心して決済ができる世の中」の実現に一歩一歩近づいていることに日々ワクワクと喜びを感じています。
毛井:業界のトップランナーを目指せるポジションで開発・運用を経験できることがほかにはない魅力であると、私は感じています。私自信、決済×セキュリティ業界のトップランナーになることが目標です。「ASUKA」というサービス自体がとても魅力的であり、嬉しいことにその素晴らしさを認めてくれるお客様がたくさんいます。その土台があるからこそ、大きな目標に向かってプロダクトの開発・運用に取り組むことができています。
今後は、決済業界全体の課題を一つ一つ取り除いていくことによって、トップランナーを目指していきたいと思います。
「自由に挑戦できる環境の中でサービス開発をしたい」という方はぜひ、アクルへ。
―最後に、エントリーを検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
太田:「挑戦しよう」というカルチャーの中で、柔軟に物事を捉え、変化を続けていくことと、サービスやそれを取り入れてくれるお客様を通じて、自身の仕事が社会に貢献している感覚を得ること。この2つの要素は、アクルのような成長中のスタートアップでしか両立できません。そのような環境に魅力を感じる方と、ぜひ一緒に働きたいです。
毛井:私たちの作る「ASUKA」というサービスは、不正検知・認証システムという特性上、アクセス数が多く、止まることが許されないサービスです。「自由で挑戦的な環境のなかで、ミッションクリティカルなシステムを作ってみたい」そう考える方に、アクルはベストな選択になると思います。私たちとともに、より良いチーム、素晴らしいサービスを作りませんか?