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#あなたの人生、何レベル目?
ゲームを進めるにはレベル上げをしないと敵を倒せないという概念を、最近知った望月です。
さて今回は、「Lv.100になりたい」と語ってくれていたのが印象的な
内定者の後藤克也くんにインタビューをしてきました!
後藤克也(Katsuya Goto)
広島県広島市生まれ。埼玉県育ち。静岡大学工学部数理システム工学科卒業予定。
中学の部活で始めた卓球の激しさにハマり、高校時代は毎朝6時半の電車に乗ってサーブ練習。
ドライブで打ち抜くことに快感を覚え、三球目で燃え尽きるドライブマン。
大学では、ビジコンでアメリカに行ったり、寮長をしたり、かっこよさを感じたものに自ら参加する日々。趣味は、バイクです!!
が、引退を決意し、17年物のMT車を乗り回す。次の故障におびえる日々。
#Chapter1.情報格差を感じた就活
ー「後藤Lv.100になる」というタイトルがかなり印象的ですね!
そんな後藤くんは就活をどんな風に進めていたんですか?
大学3年の4月ごろから、就活をはじめまして…
就活をはじめたばかりの頃は、起業やベンチャー企業に関心があったので、大学キャンパスのある浜松で、一人社長の映像会社でインターンをしたり、ベンチャー企業の集まる交流会に参加したりしていました。
ー起業やベンチャー企業という関心なかなかピンポイントですね。
どうして興味があったんですか?
きっかけは、大学1年で参加した、東京大学EDGE-NEXTプログラムへの参加でした。
半年間で新規事業計画を作って、シリコンバレー研修で発表をするプログラムだったんですが、この経験もあり起業やベンチャー企業が面白そうだなと思っていました。
就活を進め、社会人とのかかわりが増えていく中で自分が、業界のこと、社会のことに関してあまりにも無知なことに気付きました。このときに、「就活は情報戦」だと感じ、(自称)大学内就活スタート一等賞を獲得しました。笑
「就活は情報戦」だと感じたのは、都心と地方の情報格差に気がついたからです。
例えば、会社の説明会やインターンが平日に東京で開催されることが多く、地方から都心へ就活したい場合、『参加したくても参加できないことが多く、得られる情報が限られる』という意味での格差を感じました。
ー格差も感じたからこそ、周りの誰よりも早く行動したんですね!
たしかに仰るとおりですね。”情報格差”と少し大げさに言ったのですが、ちょっとの勇気で“逆”にうれしいこともありました。
平日は大学あるから参加できません!とダメもとでメールを送ってみると、特別にオンラインで面談や社員交流の場を設けてくれる企業もありました。平日にオンラインでかかわりを作って、会社に行ける日に実際に会社を訪ねることができました。
ー書かれていないからダメだと決めつけずに質問してみるという勇気!大事ですね!
そもそもの話、後藤くんは理系だから「進学」という選択肢もあったのではないですか?
専攻しているモデリング分野は、面白くて、研究も苦に感じることはないのですが、私が毎日パソコンとにらめっこの日々だと、心がもたないタイプだったため、大学院として研究する姿が想像できずに就活を決意しました。
ーなるほど‥たしかにどう時間を過ごすことになるかは重要ですもんね。
その後就活はどうやって進んでいったんですか?
就職活動が進んでいくと、企業の掲げているビジョンに共感したり、持っているサービスの面白味に惹かれたり、企業のことを知れば知るほど魅力的に感じる会社が増えていきました。
そんなときに志望企業を決めるために役立ったことが、「自己分析」と「就職活動の軸を考えること」でした。
#Chapter2.自己分析で見つけた譲れないこと
ー自己分析を深めて見つかった「就活軸」とはどんなものだったんですか?
私の就活軸は「若いうちから打席に多く立つこと」でした。
軸を考える上で大切にしたことは、これだけは譲れない!感覚でした。例えば、会社選択をする上で、やりがいや福利厚生、勤務地など様々な要素を考えて決めたいな。と思うと思います。その様々な要素を重み付けして点数化したときに、一番点数の高い物こそが、私にとってのこれだけは譲れない!感覚でした。
私の場合は、やりがいを感じることでさらに頑張れる!タイプなので、やりがいは最高得点でした。勤務地については、企業数が多い土地ほど、成長機会にあふれているという考えだったため、70点。しかし、職種によって勤務地は重要でない場合もあると考えたので、誤差20を設けました。福利厚生については、社会人初心者が甘えたこと言ってられないなという気持ちや、自分の大学生活での生活を考えた時に、関心が高くなかったので、点数は低く設定しました。社風については、大学の授業で周りの助けもあってやり遂げられた経験も多いので、居心地の良い環境が頑張りの原動力になると思い、高得点にしました。
ーこんな風に譲れない要素を考えた結果、どんなポイントが
後藤くんにとっては譲れなかったんですか?
最終的には、B to B営業がしたい気持ちが強く、勤務地(90) > 社風(80) の期待値順序になり、点数の重さから、
①自分がのめりこめるほど面白く、やりがいのある仕事
②勤務地は大都市圏で、いろんな会社に営業をかけて、経験を積みたい!
③チームで切磋琢磨できる環境が欲しい
④将来子供ができた時に考えよう
の順で考え、①と②の要素は絶対に譲れない感覚の要素となりました。
ーふむふむ!
ちなみに、どうして打席に多く立つことが大事だと考えたんでしょうか?
”後藤的”人成長フレームワークの一番初めの部分である「検証」を多く経験しないことには、若いうちから力をつけて、将来後藤LV.100になることができないと考えたからです。
後藤的人成長フレームワークとは、人が成長するためには、検証→結果→考察の三つを貪欲に繰り返すことが必要だという考えです。
ー自分で成長フレームワークを見出しているんですね!
ここで言っていた『検証』というのは、具体的に言うとどういう感じなんですか?
私の好きな卓球で説明すると、チキータというかっこいい技術を習得したい!ときには、チキータがうまい人に聞くか、周りにできる人がいなければネットでコツを調べると思います。そして、チキータを習得するために練習に臨みます。練習こそが、検証にあたります。
そして練習の一球一球がどこにどのように飛んでいったかが、結果になります。なぜ、今打ち込んだチキータは、卓球台に収まらなかったのか。きっと、ボールの中心に近いところを打ってしまい、ボールに力が伝わりすぎて収まらなかったのか!次は、もっと側面を擦り上げるイメージでやってみよう!というのが、考察です。
これを繰り返すことで、かっこいい技術が習得できるようになるわけです。
ーなるほど!スポーツなら実際に体を動かす『練習』が検証なんですね!
ちなみに、後藤くんはいつこのフレームワークに気がついたんですか?
もちろん昔から、検証→結果→考察だ!!なんて考えていたわけではなく、中学校で県大会に出られていない頃に、高校で県大会に出るためにガムシャラに卓球をしていく中で、だんだんとこのフレームワークを体得していきました。
しかし不思議なことに、部活引退後にも、「大学の受験勉強」や「大学での寮長業務」、「バイト」にも同じ姿勢で臨むと、うまくいくことが多かったです。この『後藤的人成長フレームワーク』は今後、私の人生を助けてくれるものだと信じています。
ー成功体験から、人生のLv.上げをするコツを見つけていったんですね!
#Chapter3.後藤LV.100へ向けた「はじまりの町」は?
ー人生のレベル上げのスタート地点となるファーストキャリア。
最終的に、どんな会社で迷っていたんでしょうか?
就職活動を進めていく中で、最終的には、HR系の企業さまと揚羽で迷っていました。迷っていたHR系の企業さまは、日本の労働人口減少という課題に対して、たとえ、人口が減少しても、労働力が減らない社会をつくりたい。という志の元、採用活動システムを活用したソリューションや地方創生のための人材確保スキームなどを立案している会社です。
結果、揚羽に決めたわけですが、新人のうちから多くの経験を積み成長したい!と考えている私にとっては、どちらの会社もとても魅力的でした。
ーそれは非常に迷うポイントとなりそうです…!
揚羽に決めようと思ってくれた理由はどの辺りだったんですか?
決定的な要因としては、社風の明るさです。例えるなら、「地元の仲間と働いている感」です。
選考中のときに、チャーリーさんと呼ばれている社員さんとお話しする機会をいただきました。見た目とその愛称から「外国籍の人かな」なんて思っていたら、名前がチャーリーさんではなくて、あだ名がチャーリーさんだったんです。
社内で、あだ名で呼ばれている人がいるってすごいなくないですか?笑
そんな雰囲気に、地元感を覚え、私もこの会社の一員として働きたい!と思いました。
学生から社会人としてステップアップする中で、経験したことのない難しい壁に何度も衝突すると思います。
明るい雰囲気があることとは、直接手助けをするわけでもなく自然に人に力を与えてくれるものだと信じているので、ここでなら頑張りきれる!やりとげられる!と感じたことが決定打になりました。
#Chapter4.後藤Lv.100への第一歩
ーさてそんな後藤くんですが、これからどんなことをしてみたいと考えていますか?
後藤LV.100のために、まずは進化を遂げなければなりません。
ポケモンでたとえるなら、私はまだアチャモです。新卒で入社してから、ワカシャモに進化するためにLV.16を目指します。その後、バシャーモに進化して、LV.100を目指します。
まずは、経験と知識を積み、考え方の深みを得ることが目標です。高校卒業時と今とでは、知識が増えたことによって考え方が深くなっていると思います。今は学生ベースの深みしか持ち合わせがないので、これを社会人ベースの深みに、さらに周りの社会人よりも深みのある考えを持ちます。エメマンブラックのように。
第一歩として、言語化がへたくそなので、自分のアウトプットとそれに至るまでの経緯をしっかりと言語化できるようにします。今だと、言語化しきれないことも含めてアウトプットを作ってしまうことが多いため、集中的に鍛えていきたいです。
ー考えに深みがあり、アウトプットを言語化できる人…!
Lv.100になる頃には、どんなツワモノになっているのか、とても楽しみですね!