1
/
5

子どもたちのために進化を続けるスクールガーディアン。10年目の現在地と目指す未来

こんにちは!アディッシュ株式会社、人事総務部の松下です。

今回は、スクールガーディアン事業部 事業部長の小山未紗さんにインタビューしました。スクールガーディアン事業部の事業内容や、どんな関係性を築きながら仕事をしているのかについてお話を伺いました。

ソーシャルメディアの恩恵を受けて生きてきた。だから子どもたちにも安全に使って欲しい

ーースクールガーディアン事業部の業務内容についてお聞かせください。

小山:スクールガーディアンでは、「子どもたちが健全にインターネットを活用できる環境を目指して」という事業ミッションのもと、時代に合わせて変化する子どもたちのコミュニケーションを健全化する支援をしています。

主には、学校裏サイト対策とも呼ばれる、インターネットパトロールをしています。ほかにも、匿名でいじめを通報できる「スクールサイン」というアプリや、SNSからいじめの相談・通報ができる窓口、インターネットの使い方を子どもたちに伝えるネットリテラシー講座などをやっています。お客様は主に中学校・高校で、教育委員会を通して公立の学校もあれば、私立の学校もあります。

ーー最初はネットいじめに対する問題意識から始まった事業ですが、そこから派生して事業領域が徐々に広がっていきましたよね。

小山:そうですね。もともとは、企業向けのインターネットモニタリングを学校に向けて提供することで、学校裏サイト対策に貢献できるのではないかと考えたことが、この事業の始まりでした。

しかし実際にモニタリングをやっていくと、あくまでも生徒が書いたものをみつける、という事後対応になってしまいます。「そもそも書きこむ前にどう対応できるのか」と考え、予防や啓発を目的としたネットリテラシー講座の提供を開始して、今では講演だけでなくICT教育プログラムを提供するまでになっています。

そして最近では、SNSの普及によって生まれる新たな課題解決に取り組んでいます。先ほどお伝えしたSNS相談窓口や、通報アプリですね。ソーシャルメディアは変化も早く、どんどん新しいサービスが生まれるので、私たちのサービスもそれに合わせて進化しています。

ーー小山さん自身は、どういうところにやりがいを感じていますか?

小山:子どもたちがインターネットの恩恵を受けられるように、少しずついい環境を作っていけることにやりがいを感じています。

私自身、子どもの頃からWebページやロゴデザインの作成をしてみたり、画像編集してみたり、パソコン・インターネットが好きで、ソーシャルメディアもよく利用していました。ソーシャルメディアの恩恵を受けてきたので、子ども達にも活用してもらいたいですし、それが彼らの将来に生きてくると信じています。

いじめやトラブルがあると学校側は使用を禁止してしまいがちです。でも、私たちがトラブルを最小限に抑えたり予防するお手伝いをすることで、ソーシャルメディアを活用する方向に向かっていけるといいなと思っています。


受け継がれるスクールガーディアンらしさ。根底にあるのはミッションへの共感

ーー実際にこのサービスを提供していて、「子どもたちが健全にインターネットを使える」ことに貢献できていると実感することはありますか?

小山:あります。例えば、いじめ通報アプリから通報を受けたものを教育委員会に報告して、先生方から「解決に至った」という報告を受けたときは、お役に立てていることを実感しました。もし「通報してくれた子が、普段は自分から行動を起こさない子だったら…」と思うと、アプリの可能性を感じます。

とはいえ、こんな風に実感する機会は多くはないかもしれません。ネットパトロールで炎上やトラブルを未然に防いだことの効果は、目に見えにくいのも事実ですね。

あとはやっぱり、先生方に長く頼りにしてご相談いただけるのはうれしいです。

スクールガーディアンは私立の中高のお客様が多く、先生方も(公立校のように転勤が無いので)長くその学校にいらっしゃるんです。生徒指導担当を何年もやられている先生だとお付き合いも長くて。

そういう先生方とは、スクールガーディアンの進化をずっと見守ってくださっているような関係性があります。たとえ弊社側の担当者が変わったとしても、先生が以前の担当者の話をしてくださったり、「スクールガーディアンらしさは変わらないね」と言っていただけることは嬉しいですね。

一般の人には話せない、センシティブないじめの相談にも乗らせていただいています。そういった関係性を築きながら仕事をしているのは少し特殊かもしれません。

ーー事業としては10年以上続いていますが、その中でスクールガーディアンらしさは受け継がれているんですね。

小山:はい。(立ち上げ期からいるメンバーは一人もいませんが、)ミッションに共感して集まってきた人たちがチームとなって働いています。例えば、アルバイトとして10年以上働いてくれている運用メンバーもいて、顔も見たことのない生徒達のことを、お母さんのようにあたたかく見守ってくれているんです。

一歩先を見つめながら、より広い子どもたちにサービスを届ける

ーー事業部としての今後の展望をお聞かせください。

小山:まずは常に最先端の動向を捉え、必要な対策を先回りして提案していくことです。子どもたちを取り巻く環境は常に変化していきます。だからこそ、私たちは先生方が見ているよりも、一歩先を提案していかなくてはなりません。「この部分はスクールガーディアンにまかせておけば大丈夫」と思っていただけるように、引き続き提供範囲を広げていきたいです。

もう一つやりたいと思っているのが、より広い「子ども」に向けてにサービスを提供していくこと。

今までは中高生がメインだったのですが、ネットトラブルに巻き込まれる年齢は下がってきています。小学生向けのリテラシー講座の提供も始めており、劇を取り入れるなど、楽しみながら学んでもらえるように工夫をしています。

また、海外や多言語でのサービス展開にも挑戦していきたいです。例えばSNSいじめは外国でも問題になっているので、いじめ通報アプリなどは海外にも広めていけるのではないかと考えています。国内向けのサービスでも、日本語だけにとどまらず、多言語への対応を可能にすることで、日本語以外の言葉を話す子どもたちも使えるようになるなと。

すべての子どもたちが健全にインターネットを活用できる環境を実現するために、貢献できる対象を広げていきたいです。

ーー小山さん、ありがとうございました。

(※役職名等はインタビュー当時のものとなり、現在は異なる場合がございます。)

Invitation from アディッシュ株式会社
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
アディッシュ株式会社's job postings
8 Likes
8 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Kake Taisuke's Story
Let Kake Taisuke's company know you're interested in their content