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新たにパーパスを策定。全社で目指すミッション・ビジョン、そしてツナグバで働くメンバーが体現すべきバリューとは

ー まず、パーパス、ミッション、ビジョン、バリューの策定および刷新の理由を教えてください。

今回新たに策定したのはパーパスです。これまでパーパスは創業メンバーの頭の中にはあったものの、言語化されていなかったので、しっかり周囲にもわかるような形で策定したいとずっと考えていました。これからどんどんメンバーが増えていく中で、今こそしっかり明言化すべきだと考えました。

若い人ほど「今は大変な時代」だと感じている人や、あまり将来に夢を持っていない人が多い印象を受けます。そうなると元気も湧いてこず、行動も億劫になり、キャリアに対しても積極的になれないために意図せず非正規になったり、結婚・出産に対しても後ろ向きになりがちです。でも、そういう人でもいざ働くと頑張って取り組む人が多いのです。1〜2年というスパンで昇給するなど正当に評価されて、仕事に前向きになり、その結果人生も充実していく人をたくさん見てきました。若い人ほど自分の可能性に気づいてほしいし、そのお手伝いをしたいと心から思っています。

ミッション・ビジョン・バリューは、これまで掲げていたものから大きく内容は変えていません。ただ、これも会社規模が大きくなるにつれて「より誰にとってもわかりやすく、伝わりやすく、かつよりツナグバらしい内容」に変えたいという思いが強くなっていきました。そこで変更を検討し始めたのが半年前の、2023年秋頃です。2024年始めの経営合宿で現在の形にしていきました。

ー バリューは5つの要素で構成されています。

バリューはツナグバで働く上でのマインドセットを表しています。

成果は正義。
会社は成果を出してくれるメンバーのお陰で成り立っている。売上がなければ会社は成り立たない。追い風でも向かい風でも成果を出す。最低でも目標達成。常に最善を尽くして最高の結果を出す。その人が最も評価を受けるべきだ。

ツナグバの事業領域は人材、かつ求職者は20代のいわゆる「ジュニア層」と呼ばれる人が多い。だからこそ私たちに求められるのは、求職者が中長期的にどんなキャリアを希望しているかを把握し、そのうえで正しい業界知識や必要なスキルなどを提供し、理想の職場へ導くこと。ただ優しい言葉をかけたり、共感するだけでは足りないのです。また、ツナグバは求職者と深く関わりしっかりサポートするからこそ、求職者ひとりあたりに一定の時間がかかります。一方で会社として成長を続け、意義ある事業を維持するためには、目標数字を達成するという意識が欠かせません。厳しいようですが、会社での成果を度外視して実施する行為に持続可能性はありません。成果を追い求める人は、求職者に対してもミスマッチにならないような企業の紹介など誠実な対応ができています。そして企業側に対しても求める人材像に合った求職者を紹介しており、まさに「三方よし」の仕事ができています。求職者に寄り添うという行為を正しく理解し、実施できる人をツナグバは求めています。

誠実に向き合っているか。
正々堂々と向き合っているか。格好ではなく心から向き合っているか。親や子供に対して恥じない生き方をしているか。

求職者、そして企業、さらには所属する会社すべての可能性をつないでいくためには、日々の仕事のやり方を考え、工夫する必要があります。仮に誰も気づかなかったとしても、業務の中で小さなごまかしをしてしまうような人間性ではこの先の成長は見込めません。親や子どもに対して、自分の仕事ぶりに胸を張れるかは非常に重要だと思います。ツナグバはまだまだ小さい会社ですし、これから入社するメンバーは人生をかけてくれていると思います。だからこそ私たちもその人が一人の人間として大きく成長できるように向き合いますし、それが企業としての競争力になると信じています。

感謝で捉えられているか。
事象とどう向き合うか、どう捉えるか。なんで自分だけと捉えるか、感謝で向き合い成長の糧とするか。感謝こそが自分と組織を牽引する原動力である。

こちらは2つめの誠実さとセットになっている概念です。目の前の人や状況に誠実に向き合い、与えられた環境に感謝することからスタートすることで、仕事でもプライベートでも大きく成長できると考えています。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する。
迷ったら前に進む。失敗を恐れて言葉や行動を引っ込めるのか、成功成長をかけて挑戦するのか。

これは京セラ創業者の稲盛さんや、パナソニックホールディングス創業者の松下幸之助さんも言っていることですね。キャリアアドバイザーも事業責任者も経理も、職種を問わず仕事に対しては「本来どうあるべきか」を楽観的かつゼロベースで構想してほしいと思っています。一方、それを具体的に実現するにあたってリソースは限られているので、そこから持続可能な成長ができるように考える。それが4つめのバリューで伝えたいことです。もっと小さい例で言えば、会社やチームが決めたことに対して納得できない点があったとしても、決定したことに対しては集中してやりきる。決まったことに対してポジティブに行動することが重要だと考えています。これまでの実績で勝負できない若い人こそ、出した成果で信頼が獲得できるので、まずは信頼されるために楽観的に行動したほうがいいと思うんです。いろんな人の意見を聞いた上で、自分がベストだと思える選択をし続けてほしいと考えています。

社会のため、人のために何かやる。
ツナグバは領域No1を目指している。ふさわしい企業人であるためにも誰にもみられていないところで人のため、地球のために行動する。

日本では長引く少子高齢化によって、労働人口の減少が大きな問題になっています。とくに建築や物流などの業界はすでに深刻な人材不足にあり、こうした経済活動に欠かせない業界に適切な人材を紹介することは社会貢献につながると考えています。

同時にここ数年、世界的に気候変動などたくさんの環境課題が深刻化しています。これまで経済的な成長を優先しすぎた反動が来ている時期と言えるでしょう。そんな中、今日本でビジネスができるのは、さまざまな条件で恵まれていると考えています。だからこそ、私たちも何かしないといけない。ツナグバでは、プラスチック製品の代替品の活用や、食品ロスの回避、マイボトルの活用など、メンバー一人ひとりが「自分たちができること」に少しずつ積極的に挑戦していきます。今後はさらに、社内備品としてリサイクル品を活用する、ペットボトルキャップをワクチンに変える運動など、会社全体での取り組みを増やしていきたいと考えています。

ツナグバで活躍しているメンバーはこうしたバリューに共感している人が多いですね。一般的には企業において、掲げた理念や行動規範を社内に浸透させるのは難しいと言われていますが、すでに共感している社員が多いことがツナグバの強みと言えます。

バリューは抽象的な内容ですが、これらを具体的な行動に落とし込んだものを評価制度に組み込んでいます。今後は一層「バリューを体現しているメンバーが評価される」という状態になっていくと思います。これからも、どうしたらメンバー全員で仕事の楽しさを感じられ、人間的にも成長できるかということを考え続けていきたいですね。


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