こんにちは。THRUSTER採用担当の松崎です。
今回は、設立して間もないTHRUSTERの設立の経緯や事業、チームについて、取締役の佐藤にインタビューをしました。
(松崎)よろしくお願いします。まずは、自己紹介からお願いします。
佐藤慶子:
はじめまして、THRUSTER取締役の佐藤です。THRUSTERでは業務全般を統括しています。
元々は株式会社LATEGRAの取締役として「XR Communication Division」の事業責任者をしていましたが、部門が独立してTHRUSTERとなり、そのまま株式会社THRUSTERの取締役となりました。今日は、会社のことや私たちがどんなことをしているのか、お話しできればと思います。
それでは早速、THRUSTERの設立の経緯について教えてください。
佐藤)THRUSTERは、先ほどもお伝えしたように、LATEGRAにあった「XR Communication Division」がスピンアウトしてできた会社です。この部門では、小学館のIP(作品やキャラクター)とLATEGRAの技術を組み合わせてXRコンテンツやサービスを作っていましたが、よりIPと技術の連携を深めていきたいという想いから、2024年7月にLATEGRAから独立し、小学館の100%子会社としてスタートしました。社名の「THRUSTER」というのは、もともとは船舶や人工衛星などの補助的な推進システムの総称のことで、人々と世界を次の時代に向けて押し進める存在になりたいという思いが込められています。
XRコンテンツ・サービス作りということですが、具体的には、どのような事業なのでしょうか?
佐藤)私たちがやっていることは、簡単に言うと、IPとテクノロジーを組み合わせて、次世代のコミュニケーションを作ることです。これまでは主に紙面や映像で楽しまれていたコミック作品や人気のキャラクターたちにXR技術を掛け合わせることで、「コンテンツの受け取り手」であったユーザーが「コンテンツの当事者」になれる、そんなコンテンツやサービスの開発を目指しています。
代表的なプロジェクトとして、ブラウザベースのメタバース『S-PACE』や、バーチャルライブ・イベントプラットフォームの『VLA』の開発などがあります。S-PACEではモバイルやPCなどでバーチャル空間に入り小学館のIPの世界観が楽しめる様々なコンテンツを展開し、VLAではゲーミングPCやヘッドマウントディスプレイで楽しめるキャラクターライブなどの本格的なVR作品を公開しています。
また、まだオープンにできないのですが、小学館のIPに限らず、他の企業様とのプロジェクトも様々進行中です。
S-PACE
小学館グループなのに、小学館以外の企業のプロジェクトもあるんですか?
佐藤)はい、THRUSTERは小学館のIPを活かすサービス・コンテンツの開発はもちろんですが、小学館以外の企業ともどんどん協業し、小学館グループと他社様を繋ぐ橋渡し役を担うことも期待されています。なので、今後ももっともっと多くの企業やIPと一緒にお仕事をしていきたいと動いています。
様々な可能性が広がっている、ということですね。
THRUSTERのチームや働く環境についても教えてください。
佐藤)まだ少数のチームなのでとても風通しが良くて、メンバー同士が自由に意見を言い合える雰囲気です。プロジェクトの締め切り前は、どうしてもピリピリした空気になることもありますが、普段は活発に情報交換をしたり、意見を出し合ったりして、みんなで成長していこうという姿勢が強いですね。
それに、メンバーのバックグラウンドも本当に多様で、ゲーム業界出身者やVtuber関連の会社で働いていた人、WEBディレクターやイベントディレクターなど、いろいろな業界の経験を持った人が集まっています。
多様なバックグラウンドを持つチームで、成長を目指す雰囲気があるのは魅力的ですね。
THRUSTERで働く魅力はどのようなところにあると考えていますか?
佐藤)日本を代表する人気IPと一緒に仕事をする機会が多くある、ということと、少人数のチームなので、一人ひとりに与えられる役割が多く、新しい技術とエンターテインメントの最前線で活躍できる環境だというところですね。ゼロから新しいものを生み出す経験ができるので、幅広いスキルを身につけたいという方には、とてもチャレンジングな環境だと思います。
そんなTHRUSTERの環境ではどんな方がマッチしそうでしょうか?
佐藤)立ち上げ期の今はまず主体的に動ける方ですね。作品の作者や小学館の編集部の方などたくさんの関係者がいる中で0→1をつくるので、リーダーシップを発揮してプロジェクトの実現に向けて物事を動かしていく力が求められます。そして受託案件でも、ただ言われたことをやるのではなく、こちらからも提案してクライアントの期待を超えるような仕事を目指しています。
加えて社内では「好き」という気持ちを大切にしています。ゴールがなかなか見えない0→1の仕事では、作品やXR技術が好き、という気持ちが仕事の原動力になるからです。ただ一方で、「好き」を仕事にするのは簡単なことではないとも感じています。難しい状況にぶつかることもありますし、それが原因で好きだったものが嫌いになることもあるかもしれません。それでも「好きを仕事にするんだ!」という強い覚悟を持って、しっかり向き合える方であれば、「THRUSTERで好きを仕事にする」、そんなことが実現できると思っています。
最後に、これからTHRUSTERへの入社を考えている方々に向けて、メッセージをお願いします。
佐藤)THRUSTERは、小学館の強力なIPとLATEGRAの技術力を活かして、エンターテインメント業界で新しいことに挑戦しています。まだまだ少人数のチームなので、一人ひとりにたくさんのチャンスがあります。エンターテインメントと技術の未来を一緒に切り開いていける方に、ぜひ仲間になってもらいたいです。ご応募をお待ちしています!