皆さんこんにちは!土地(どち)と申します。名前と同じくらい珍しいと驚かれることが多いのが、ワッフル屋さんから転職して現在の仕事を選んだことです。
私の経歴をお話すると「なぜワッフル屋さんになったのか」またそこから「なぜITプロパートナーズに入ったのか」を興味や質問をいただくことが多いので、この場を借りてお話できればと思います。 とは言っても、小さい頃からワッフル屋さんにも、ITにもベンチャー企業にも興味があったわけでなく、今までの経験からこの環境に辿りついたので学生時代から少し遡って書かせていただきます。
<小さい頃から将来の夢がなかった>
高校生のことは吹奏楽部に所属しており、土日祝日もテスト期間だって関係なく部活三昧の日々。 冗談ではなく年間休日はお盆と年末年始の恐らく10日間くらい。そのくらい熱中して部活動に励んでいました!
高校3年生、夏のコンクールも終わり本格的に受験モード。
大学の志望校について悩みました。 偏差値だけで志望校を決めることに自分の中でしっくりしておらず、だからといって周りの友達のような看護師・保育士・教師 etc.. 明確な将来の夢もない。。
何を基準に志望校を決めたらいいのかも定まらないまま、勉強をしていました。
そんな時、父が体調を崩してしまいました。
現在は元気ですが当時は食事療法が必要で、母も料理は得意なものの、どういった食事がいいのかはわからず、本を買って勉強したり姉にお願いしてネットで必要な情報を調べたりと悪戦苦闘していました。
その姿を見て調べたりしなくとも自分にその知識があれば家族(もしくは自分の周りの大切な人たち)の役に立つ。そしてそれだけでなく、将来仕事にも活かせられる可能性もある栄養士という資格に興味を持ち、この資格を取れる大学への進学を決めました。
<栄養士の資格取得するために大学へ>
栄養士の資格、その他に栄養教諭・フードスペシャリストと将来役に立つならと、受験資格のあるものは全て取得しました。栄養士はあくまでも目的に過ぎず、まだまだ将来の夢は見つからない状態だったので小学校への教育実習や、保育園へ栄養士の卵としてアルバイトなどもしました。
献立考案や調理など栄養士としての仕事の魅力は感じたものの、限られた範囲で知識を深めていくよりもキャリアステップのある環境が自分には合っていると考え、施設での栄養士職ではなく企業へ就職という選択をしました。
就職活動で私の軸は2つでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・個人の成果がしっかりと認められる環境である
・栄養士の資格を活用できる可能性がある(入社後すぐではなく長期的でも良い)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そうなると必然的に食品系の会社を受けて、結果的に前職のワッフル屋さんへの入社を決めました。
ひとつ上の先輩が新卒入社後最速で店長、そしてリーダーに昇格と活躍していて実例があり、栄養士の資格は商品開発で活かせられる可能性もあったからです。
入社前から先輩の最速記録を塗り替えるのが目標であり、ずっと「歴代最速で店長、そしてリーダーになります!」 と社長はもちろん全社員の前で宣言してました。(いろんな意味で若かったですw)
そして大変なこともありましたが、周りの協力もあり目標は有言実行ができました。
「よし、次はチーフだ!!」っと意気込んでいる中、東京への異動の話が舞い込んできました。
それは社内一の売上店舗の立て直しプロジェクト。 加えてこれまで関西から関東への異動は異例の話。
つまりは自分が今後この会社でさらにキャリアを積む絶好のチャンスだと思い、東京へ行くことを決意しました。
<いざ東京へ!!>
任されたのは年間売上は4億円以上の東京駅の店舗でした。
慢性的な人員不足、効率の悪い業務フロー、大量の商品ロス、スタッフ教育etc...
改善点も多く朝6:30~終電まで店舗に立ち続けていました。13連勤なんてよくある話。 体力的きついときもありましたが、東京に来た理由はただ一つ。このお店の売上立て直し。売上が回復しなければわざわざ東京に来た意味なんてない。単純な私はその想いだけで毎日頑張れましたw
新しい環境にも慣れ、少しずつではあるものの結果も出てきた。
でも東京にはほとんど友達もいなければ彼氏もいない。。
そこで出会ったのがマッチングアプリ「Pairs」でした。
そう、結論からいうと私が転職をするきっかけとなったのは「Pairs」ですw
休日はこのアプリで知り合った人たちと積極的に会ってました。
大手コンサルで一生懸命仕事をしている人や、起業した人。今までワッフル屋さんの世界では出会わなかった人たちと出会い、自分のいる世界がいかに狭いか知りました。
また、自分はワッフル屋さんではそれなりに順調にいっているけれど、所詮それはこの会社内だけの話。 この会社の外、いちビジネスマンとしては未熟なことが多すぎる。 仕事をする上で本質的な力をつけたい、それも1番自分に時間の使える20代のうちに。 そういう想いと危機感から転職を決めました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・会社に囚われずいちビジネスマンと自立した人間になれる環境
・(特に経営者の方々の)人脈形成ができる
・当事者意識の強いメンバーといっしょに働ける
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この3つの軸で企業を探し、有り難いことにいくつか内定をいただきました。
<この会社を選んだ決め手>
最終的には人(正確に言うと代表が木村)で決めました。
”ITプロパートナーズ” という社名なのに、当時の私はまともにPCも使えなければITリテラシーも皆無。
そんな私を木村はこの子なら頑張ってキャッチアップをしてくれそう。
その期待でいっしょに働こうと言ってくれました。しかもまだ創業して1年が過ぎた頃、社員も私で9人目という状況です。今以上に一人ひとりが戦力として求められる時期。そのフェーズでの私の採用はリスクでしかなかったと思います。
それだけでありません。
2〜3年だけ東京でワッフル屋さんしてくるね。といって上京した私が、名前も知らないベンチャー企業に勝手に転職するということはさすがにできないので、両親に話すことを木村に伝えました。
親が反対するから内定辞退するという判断はしたくないが、心配はさせたくないので理解してもらえるようにと。 その話をすると、木村は私に今後の事業計画や現在の会社の状況などのデータを開示してくれ、「これを見てわからないことがあればいつでも聞いてください。説明する時間を取ります」とまで言ってくれました。 それは単純に内定辞退云々の問題などではなく、自分の意思で選択した人生を納得の行くようにという想いからの対応であると感じ、その時点私の中でもう転職先は決まりました。
<入社してからこれまで>
ワッフル屋さんからこの業界で活かせる経験はそう多くありません。
できないことは山のようにあったので、それをここに挙げることはキリがないのでしませんが、
一言で言うと ”何がわからないのかもわからない” 状態です。
周りは自分よりも圧倒的に優秀・自分よりあとで入社した人の方が立ち上げりが早く結果を出す。
自分が勝てることといえばまずは質より量で仕事をすること。そう思って夜遅くまで仕事しても、他のメンバーは人も同じくらい、もしくはそれ以上に仕事をしている。そんな環境です。
正直心が折れたことも多々あります。(よく見えないところでも見えるところでも号泣してましたw)
なのでこの記事を通して、"私のような未経験の人でも活躍できる場がありますよ!"
なんていう綺麗事を言うつもりは一切ありません。
ただ、異業界×異業種 から転職した私でも入社前求めてきた環境に対してネガティブなギャップはなく今日まで働くことができています。
むしろ、この1年間で事業の拡大・会社の成長をいっしょに体感できるという貴重な経験ができています。
この会社に入って1番良かったと思ったことは 自分の市場価値がわかったこと 、
自分はまだまだということを痛感できたことです。
わたしにはまだ将来叶えたい具体的な夢がありません。
そして女性は結婚・出産・育児などライフスタイルの変化に伴い、働き方もこれまでと同じというわけにはいきません。私の中でこれからいつまで働きたいか?という質問に明確な答えはまだありませんが、例えば出産後社会復帰したいと思った時に、社会から必要されて自分が働くという選択ができる女性にはなっていたいという想いはあります。
そして、自分が「これだ!!」と思える夢が見つかった時にそれを実現できるだけの力をつけるために、今ITプロパートナーズにいます。