四方漱一ユダヤの教えタルムード学
* 子供は幼いときは厳しくしかり、大きくなったらしかるな。
話が入るタイミングで話を入れること。
子供の頃(何かをチャレンジし始めた時)は分別がない分
どんな話でも入れることができる。価値観が形成されていくと自分の中での成功体験や
プライドが形成されてしまうため叱っても話が入らない。その人間が失敗した時や気づきを
得た時に叱るのではなく気づかせるという形で教育をする。
* 幼い子供は厳しくしつけるべきだが、子供が怯えるようなことがあってはならない。
叱ると怒ると教えるは全て違う。
怒るは感情的に自分が苛立ったことを他人にぶつけること。意図がないので決して相手のためには
してはいけない。叱るのは相手が理解するための前提知識がないためまず行動を変えるために行う。
行動を変えた後に意図を伝えないと思考放棄の人間を作ってしまうため注意が必要。教えるのは
相手が理解し自分で気づき所有できるように促すこと。ある程度の信用と尊敬、相手側の前提知識が必要。
* 子供は、両親の話し方をまねる。性格はその話し方で解る。
部下や教えている人間はなにから一番影響を受けるかというと指導者の
背中である。良い部分を100分の1だけ真似してくれて悪い場所を100倍にして真似る。
また、本当の本心や性格のような本質は些細なところから滲み出る。
話し方や話す言葉。小さなところからあなたの本質が相手に伝わるし些細な部分で
相手の本性を見極めることができる。僕の中でいつも感じるのが自分より下の人間への対応や
言葉が人の本性を一番表す。後輩などに丁寧に接せられて先輩と同じように話す人間は裏表がなく
信用できる。
* 子供は父親を畏敬しなければならない。
人は学ぶメンターなしに成長することはない。メンターの資格で一番必須なものが
信用して、尊敬していること。信用も尊敬もない人間は形だけではメンターとして
機能しない。父親もそうだし教師も人を教える立場の人間はまず信用と尊敬を担保しなければ
どれだけ素晴らしいことを伝えても機能しない。
* 体のあらゆる部分は心に依存している。心は財布に依存している。
心と体は連動している。悩めば体を病むし風邪を引く。運動をすれば
心は晴れやかになる。そして心は自分が貧しかったり、物事がうまくいかなければ
必然的に病んでしまう。お金というものがないと不自由を感じやすい社会で生きているからこそ
ゆとりあるお金を持っている=心を安定して持ちやすい状況であることを理解すると良い。