マツダ株式会社は広島県に拠点を置く、日本を代表する自動車メーカーのひとつです。 2010年から「魂動（こどう）－SOUL of MOTION」というテーマを掲げ、クルマに魂を吹き込み生命力あふれるデザインを創造してきました。これまで世界中で数々の賞をいただいており、2020年にはMazda3が「2020ワールドカーデザインオブザイヤー」を受賞しています。 しかし、クルマに命を吹き込むというデザインコンセプトも、長い歴史の中で培ってきた匠の技も、お客様に伝わらなければ意味を成しません。 マツダとしての一貫したブランドメッセージを正しく伝えるべく2016年に「デザイン本部ブランドスタイル統括部」を発足。動画、静止画、WEB、店舗デザイン、グッズなど、お客様とマツダのタッチポイントにおける一貫したビジュアル表現を創造しています。

2016年に「デザイン本部ブランドスタイル統括部」を立ち上げるまでは、正直、チラシや店舗などのビジュアル表現にブランドとしての一貫性が不足していました。クルマは統一したコンセプトのもとで高いレベルを提供し続けていましたが、お客様がマツダ車に触れる環境についても、我々の大切な商品をきちんと送り出せるように、マツダのデザインコンセプトを反映した、一貫したデザインで動画や静止画といった広告、店舗づくりなどに取り組んできました。 特に、今回募集を行う動画制作については、映像の美しさとマツダの世界観の表現にこだわっています。ボディの一つひとつが匠の技によって生み出され、魂を感じられるデザインであること。そして生命力みなぎるクルマが、豊かで楽しい暮らしを演出すること。なにげない生活の中で見せる、マツダ車のさまざまな表情を感じられる映像や画像をクリエイトしています。

例えばカタログ写真などは、以前はCGを使っていましたが、それでは温かみや魂を伝えられないと判断し、現在はほとんど使用していません。ボディに周囲の景色が写り込んだり、時には雨が降ったり…生活シーンを実際に撮影し、ドラマティックな映像や画像に仕上げています。 まずはどのようなストーリーや構成にするかざっくりとイメージを描いて、現地へ出向き、カメラマンや映像ディレクター等とコミュニケーションを取りながら魅力的な表現を目指します。 最も注力しているのが、ライティング。クルマは光の入り方ひとつで表情が変わるので、クルマの魅力を最大限に引き出す光の加減に一番時間をかけています。 チームの人数はプロジェクトの大きさによりますが、マツダの動画クリエーターのほかに、外部の制作会社からカメラマン、アシスタント、アートディレクターなど数人。大きなプロジェクトのときは50人ものスタッフが関わります。メンバーは国内外問わず、マツダ車を美しく見せる撮り方を熟知している人員を集めるようにしています。 マツダの動画クリエーターは全体の指揮をとるほか、自ら手を動かして動画編集を行うことも多くあります。 ◆今までのプロダクト https://youtu.be/Zwnp4AXBIjU（A NEW VISION OF ELEGANCE） https://www.youtube.com/watch?v=dE7tNf1l7l0&;feature=youtu.be（Introducing the MAZDA CX-60）

とにかく必要なのは、こういうものを作りたい、こういう画を撮りたいということを伝えられること。海外でロケを行ったり、外国人スタッフとやり取りをすることは多いですが、通訳がいますので英語のスキルは不問。通訳を介して思いを伝えます。 また、コミュニケーションも大事ですが、最も重要なのは自分で創造すること。ブランドとしてのクルマの見せ方の作法はありますが、場面に応じて制作者のセンスを生かしながら魅力的に見せることが大切です。自分が制作した映像や画像は、世界中に発信されます。海外で道路を走っていたら、自分の作ったビジュアルが目に飛び込んでくるということもあります。 新しい映像を公開したときには反響も大きく、達成感を得ることができます。 ◆業務内容 CM、ローンチフィルム（新車の発表映像）、イベント会場で流す動画、SNS含めたWeb媒体で使用する動画、それぞれに付随するさまざまな動画の制作。さらに、社内で使用するコミュニケーションの動画制作も行います。現在は外部の制作会社の協力を仰ぎながら取り組んでいますが、徐々に内製化を進めていき、最終的にはお客様とのタッチポイントとなる領域にも社内で対応することを目指しています。 ひとまず入社後は、経験やスキルに応じた分野から担当していただきます。 効率やコストなどにフォーカスするのではなく、美しいものや良いものを作ろうという思いが強い風土の職場なので、バイタリティを持って仕事に取り組みたいという人には、とても向いていると思います。 ◆応募条件 ・動画を制作できること（制作会社での勤務経験や、映像業界での実務経験があれば尚良し） ・動画の中で自分の思いを表現できること。経験が少なくてもOK！ ◆求める資質 ・「ポジティブ」 うまくいかない時でも前進させていけるようなポジティブ思考を持てること。 ・「突破力」 うまくいかないときに止まってしまうのではなく、突破できる力が必要。 ・「貫く」 自分のセンスを信じて貫くこと。 ご応募お待ちしています！