なにをやっているのか
「生物多様性の保全を社会の当然に」のビジョンのもと、世界中の生物分布ビッグデータの構築、及び保全プラットフォームの運用によって、生物多様性保全領域にビジネスの側面からのソリューションをもたらすことが、私たちの目標です。
【生物分布ビッグデータの構築】
データ収集の1つのアプローチとして、世界中に散らばる40億台以上のスマホ端末を生物分布の観測拠点にすることを考え、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」の開発運営をおこなっています。これまでに70万DLを達成し、蓄積された生物発見情報も400万件以上と、国内最大級の生物分布ビッグデータを実現しています。
また、こうした市民科学的なアプローチにはデータの精度担保に関する技術が欠かせません。特に弊社は画像及びメタ情報をもとに、深層学習で生物の種名を推論する独自技術を有しており (特許第6590417号、US 11,048,969)、本アプリにも「名前判定AI」としてその機能が搭載されています。
【多種多様なクライアントとの業務】
弊社は民間、行政をはじめとして多種多様なクライアントの皆様と、「生物情報」を基軸としたお仕事をさせていただいております。
例えばBiomeアプリに搭載されているミニゲーム機能である「クエスト」を用いたイベントや調査の実施、ビッグデータを活用したデータ提供、最先端の生物情報解析技術によるデータ解析サービスなど、弊社が提供するサービスは多岐に渡ります。それらを組み合わせ、生物に関するクライアント様のお困りごとに対して最適なソリューションをご提案させていただいております。
また、IR関連業務も弊社の得意領域です。CSR活動支援業務について多数の実績を有しているほか、更に踏み込んでのCSV活動や、近年制度化が進んでいる自然関連財務情報開示への対応へのご支援についても、世界に先駆けてさまざまな取り組みをさせていただいております。
【成果】
経済産業省が139社を選定した『J-Startup』の1社に選定され、資金集めが難しいというのが常識だった環境保全の領域にも関わらず、1億円以上の資金調達に成功しています。また、既に黒字化を達成するなど、投資に頼らずデータプラットフォームからの売上で自走できる体制を構築し、持続的な運営を行っています。IPOに向けて、規模の拡大、海外展開に向けた準備、新サービスの開発など、環境保全事業を加速させ続けています。