■コーポレートミッション:「社会基盤の最適化」■
電力などの社会基盤を支える“重厚長大産業”は、一見するととても大きなスケールの事業です。ですがその現場では、少数の熟練した職人に支えられているというケースが数多くあります。
例えば燃料・資源の保管スケジュールを設定するにも、混在する種類や産地、流動的な採掘量や船舶での輸送時期など、複雑な要素が絡みあうため機械処理では対応できません。そこには、熟練の経験とノウハウが不可欠となっています。
私たちの役割は、そんな職人的技術を持つ方々の傍らに立ち、彼らを支えるアルゴリズムを提供すること。社会基盤を支える“現場”の運用がAIによって最適化されていけば、社会インフラ事業そのものの発展につながっていくと考えています。
■「最適化」のためのテクノロジー■
ALGO ARTIS では社会基盤に関わる最適化問題、主にスケジューリングやマッチングの問題に取り組んでいます。問題解決のために、最適化技術の中でもヒューリスティック最適化といわれる技術を主に用います。これらの技術はベストな答えを保証することはできませんが、従来の厳密な解法よりも幅広い問題に対して、現実的な時間内に答えを提案することができます。また、従来の方法と比較して、現場の複雑な運用ルールを組み込んでの最適化が可能です。現場が解決したい本当の問題に正面から向き合うことができます。
技術で解ける部分を探すのではなく、現場が抱える課題を解決する技術を探し、現場の運用と折り合いをつけていく。泥臭いけれど、ALGO ARTIS のメンバーもお客様も同じゴールを目指すからこそ、現場で使い続けられる AI ができると確信しています。