バレーボール部での成長
自分の学生時代を振り返ると、自分の思いを相手に明確に伝えることに怖気づいてしまう傾向がありました。その理由は、失敗したくない、周りの人間に弱い部分を見せたくないと思っていたからだと思います。更に、外国という母国語でない環境で生活する中で、相手の考えや文化を理解することに特に力を入れたため、自分を抑えてしまうのが習慣化してしまっていた部分も有ったと思います。 そんな中、台湾の仲間たちと出会いました。彼らはいつも自分の思いに素直で、ストレートに考えを伝えてきます。その仲間たちから、自分がいつも聞き手に回り、自分の思いを一向に伝えてくれないと指摘された事がありました。その際に、彼らはどんなに違った考えであろうと、受け止めるから安心して話して欲しいと私に伝えてくれました。 気付いたのは、自分の思いを伝えないことは、逆に自分本位であり、自分の言動に責任を取る覚悟が無いからだということです。 それを愛情持って気付かせてくれた仲間たちには今も感謝しています。自分の考えや経験を表現して伝える大切さ。それが誰かの助けや支えになること。互いの違いを受け止めて、新たな考えや解決策を導き出すこと。一つの壁を乗り越えたことで、沢山の気付きを得ました。