老人ホームでのインターン
今まで、お年寄りの方々と密に交流した機会はありませんでした。自分は、日本人ということもあり、中には自分にとても違和感を覚えている方々もおり、溶け込むことに今まで一番苦労した経験でもあります。ですが、時間をかけ交流していくと、お年寄りの方々皆さんにそれぞれのストーリーがあり、経験してきた生活や境遇の違いによって、自分に対し、それぞれの思いが有るのだと気付きました。最初は、自分が日本人で有るということを明かし、その反応に向き合っていくのに、怖気づいてしまう時もありましたが、相手も意味もなく私を傷つけたいと思っているのではないと、コミュニケーションを取っていく中で気づくことができました。 相手の反応がどうかよりも、先ずは、相手の思いや過去を受け止めること。その上で、自分の思いを重ね合わせて、時間を共有してゆく中で、真に相手が苦しんだ過去や現在の生活についても少しずつ理解し、一緒に受け止めてゆける様になりました。そして、やっとお互いの距離が縮み、安心して話ができる居場所を作れたと思っています。 この経験を通じて、相手の些細な行動や言動にも注意を払い、相手に関心を向け、理解することの大切さ。そして、組織の仲間と自分の観点や考えを伝え、協力し合い問題を解決してゆくチームワークの大切さを実感しました。