金沢大学 / 経済学類
石川県への観光客の消費動向分析(日本人対象)
観光客の消費額を向上させる施策に繋がるインサイトを得るため、消費額の上位25%を「高消費層」、下位25%を「低消費層」と定義し、高消費層の特徴を明らかにすることを目的としました。 【手法】 機械学習モデルのXGBoostを用いて二値分類モデルを構築。さらに、モデルの予測結果を解釈するためにSHAP (SHapley Additive exPlanations) を適用し、各変数が消費行動に与える影響度を定量的に可視化しました。 【分析から得られた知見】 • 日帰り客は「食」が、宿泊客は「世帯年収」が消費を左右する最大の要因であることを特定しました。 • 年代別に詳細分析を行った結果、高消費に繋がる要因が大きく異なることを発見しました。 30代: 加賀エリアへの宿泊」という場所的要因 40代: 「商品・サービスへの満足度」という体験価値の要因 50代: 「地元の美味しいものを食べる」という目的的要因 • これらの結果に基づき、ターゲットペルソナ(30代女性、40代富裕層など)に合わせた具体的な観光戦略を複数立案しました。 このプロジェクトを通じて、データの前処理からモデル構築、そしてSHAPを用いた解釈まで、データ分析の一連のプロセスを実践しました。特に、複雑な分析結果からビジネス上の具体的なアクションに繋がる示唆を導き出す能力を養うことができました。