Timofee
Timofeeは21世紀最初の独立国である東ティモール人に贈るフリーマガジンです。 私たちは、主に3つのコンセプトを軸にTimofeeの制作をしてきました。 1「東ティモール人に知るきっかけを」 私たちが渡航した上で感じた事の一つに、東ティモール人の先進国への憧れがあります。発展のイメージを聞くと、先進国のように便利になったり、ビルが建ち並ぶことだと答えました。確かに先進国は便利ですが、たくさんの問題を抱えているという事を知ってほしいと考えております。また、先進国にはない魅力が、東ティモールにはある事を彼らに知ってほしいです。 2「雑誌(フリーマガジン)」 東ティモール人の多くが口を揃えた言った事は「読み物が欲しい」でした。活版印刷があまり盛んではなく新聞を刷る事がやっとのことだそうで、なおかつ読み物があったとしてもそれは値段が高く手に入れる事が難しいとのことでした。 また、入手できる書籍はインドネシア語、英語、ポルトガル語であり、国民の90%が話し理解するテトゥン語の読み物は首都のみで販売されている新聞と聖書だけとも言われています。そのような状況の中で、テトゥン語で作られたフリーマガジンは需要がある物だと思います。彼らの多くは雑誌を読んだ事がないと耳にしたので雑誌としても楽しめるようにしたいと工夫しております。 3「彼らによる国づくり」 私たちは、この雑誌を通して発展の形を押し付けたい訳ではありません。発展においてたくさんの視点を持っていることに越したことはありません。 この雑誌では彼らに一つの視点として、先進国の現状や問題を知ってもらった上で、彼らの国づくりに活かしてもらえるよう、またこうなりなさいと押し付けにならないように気をつけて制作しております。