サンインテルネット株式会社 / 営業企画部
倉庫は、循環物流のスイッチングデポになれるか
リサイクルというと、どうしても処理技術や再生技術に目が向きやすいと思います。 もちろん、使用済みの製品や資材をどう再資源化するかは、とても重要なテーマです。 ただ、その前後には必ず物流があります。 回収されたものをどこに集めるのか。 どう仕分けるのか。 一時的にどこで保管するのか。 どのタイミングで再資源化工程へ渡すのか。 再生されたものを、どう次の流通へ戻すのか。 こうした前後工程の設計がないと、循環型の仕組みは継続しにくいのではないかと感じています。 倉庫は、単に荷物を置く場所ではなく、こうした切り替え地点としても使える可能性があります。 たとえば、回収品や返品品、滞留在庫を一時的に集約し、状態を確認する。 再利用できるもの、再加工が必要なもの、再資源化工程へ渡すものを仕分ける。 必要に応じて、検品、再梱包、ラベル貼り、出荷先別の整理を行う。 そのうえで、リサイクル前のものを次の工程へ渡し、リサイクル済み品や再生原料をもう一度流通へ戻していく。 このように考えると、倉庫は「保管場所」だけではなく、循環物流のスイッチングデポにもなり得るのではないかと思います。 もちろん、対象物によっては法令や取扱条件の確認が前提になります。 すべての回収品を倉庫で扱えるわけではありません。 それでも、物流会社としては、処理そのものではなく、その前後をどうつなぐかに関われる余地があるはずです。 回収、仕分け、一時保管、検品、再梱包、再出荷。 こうした工程をどう設計するかによって、ものを捨てる前に、もう一度流通へ戻せる可能性が広がるのかもしれません。