特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC) / インターン
有機農業とホームステイ
タイの東北部の農村で、ホームステイをしながら、有機農業の現場体験をした。 毎日、日の出前に起きて、鶏と豚に餌をあげ、鶏から卵を回収するところから朝は始まった。 日中は、畑を耕したり、バナナの木を植えたり、稲を刈ったりと、デジタルとは無縁の世界で過ごした。 夜は蚊と蝿との戦いだった。おかげで蚊と蝿に対する耐性がついた。 日本語は当然のこと、英語も一切通じない村だった。 ただ、コミュニケーションにはあまり苦労しなかった。とりあえず笑顔でいれば、何とかなった。気づけばタイ人に間違えられるぐらい、タイ語の発音は上達した。 タイの人たちは皆優しかった。村を歩いていると、1、2軒毎に「ご飯食べてよ!」と声をかけられ、毎日お腹いっぱいだった。 皆、よく喋った。よく笑った。よく昼寝した。夜はお酒を飲みながら、やはりよく喋り、よく笑った。 村全体が、一つのコミュニティだった。稲の収穫は、村人総出で手伝った。学校も休みになって、子供も手伝った。皆、顔見知りだった。助けることが当たり前な世界だったから、生活に困っている人は一人もいなかった。 この体験を経て、僕は人とのつながりとコミュニティがあれば、人生何とかなる、ということを学んだ。