佐々木 郁弥

5年前、自分自身で事業をすることを決意しました。当初は何も特殊なスキルなど持っていない自分に本当に実現可能なのか、不安の連続でした。しかし自分が本業とは別の収入源を作ることができれば、身近な親友や知人に『自分もできる』と思わせることができる、という信念でがむしゃらに走ってきました。 住友林業で勤務していたとはいえ、正直会社のネームバリューありきの営業成績で、実質的に不動産を事業として取り組む上での知識は欠落しておりました。したがって取引業者に騙されたり、事故物件に近い案件を掴みそうになったことも何度もあります。 しかしそのような逆境に出くわすたびに『なぜこの事業をやるのか』という原点に立ち返り、何をアクションすれば克服できるか、に注力して参りました。具体的には課題特定から細分化し、関係者を熱意を持って巻き込むことで解決していきました。 不動産業者やリフォーム業者はもちろん、修繕資金を工面する銀行、最小限にコストを抑える清掃業者、水回り設備に特化した職人、事故物件に経験のある弁護士、町内会長、地域住民、市役所の生活保護担当など関係者は多岐に渡りました。 決して平坦な道のりではなく何度も挫折しそうになりましたが、小さな一歩でも積み重ねれば必ず前に進むと信じて突き進んできました。 この経験を通じて、自分は以下の要件が当てはまる時に力を発揮することができると考えます。 才能【対人スキル、交渉力】を活かす分野であること これまで取り組んだことのない未知の分野であること 大切な仲間の自己効力感の向上に繋がる取組みであること 時間の使い方は命の使い方であることから一ミリでも自分の可能性を伸ばし、一ミリでも他人の人生を加速させられる人間になりたく考えております。