NPO法人 ひろしま人と樹の会 / 理事
クラウドファンディング初挑戦
広島県安芸高田市の土師ダムを望む「田屋城址」の森を舞台に、子ども向け自然体験フィールドを整備するための資金調達を支援しました。主な目的は、森の中にある「お玉ヶ池」の修復や、安全に遊べる環境づくり、そしてブッシュクラフトや森林整備などの教育プログラムの提供です。単なる資金集めに留まらず、地域の歴史遺産である山城跡の価値を再発見し、都市部と地域を繋ぐハブとしての機能を強化することを目指しました。クリエイティブ面では、森の持つ「癒やし」と「冒険心」が伝わるビジュアルを重視し、共感を呼ぶストーリーテリングでプロジェクトの意義を広く発信しました。 プロジェクトを通じて、リターンの設計がいかに支援者の熱量に直結するかを深く学びました。単なる物品の提供ではなく「森林整備体験」や「ブッシュクラフト」といった、プロジェクトの思想を体現する「体験型リターン」をメインとしていましたが、県外からの支援者も多く、「恩送り」のようなシステムで「自分が支援したものが誰かにつながっていく」リターン設計を途中から取り入れ、活動のファンを増やす設計を徹底しました。また、一人で進めるのではなく、地域の有志や専門知識を持つ多くの経験者のサポートを仰ぎ、周囲を巻き込んでいくことの重要性を実感しました。多様な視点を取り入れることで、企画の解像度が上がり、自分一人では到達できなかった多角的な支援の輪を広げる貴重な経験となりました。