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”当事者たれ”

こんにちは!川岸です。

「当事者たれ」

突然ですが、これは僕が好きなブログのとある記事のタイトルです。

京都大学サッカー部の公式ブログでマネージャーの方が大学スポーツに関わる全てのスタッフへ向けて書いた内容です。

2021年の8月に投稿された内容ですが、なぜか投稿当時からこの記事を僕は知っていて定期的に見返しています。

私は、「チームを勝たせるのは自分だ」と本気で思っている。ということをマネージャーが言ってるんです。
しかも本気で。

ね、尖ってるでしょ?

でも読んでみてください。なんでそんな事を言っているのか理解できますし、刺さるものは絶対あります。

【部員ブログ】当事者たれ - Kyoto University Football Club
2021年度部員ブログ20人目は4回生マネージャーでGMの勝本茉紀です。 | 勝本茉紀 ( 4回生 MG 文学部 京都女子高校 出身 )| 大学スポーツに関わる全てのスタッフへ「当事者たれ。」このチームを勝たせるのは私だ。このチームを勝たせるのは私であり、貴方だ。
https://kyoto-soccer.com/katsumaki/



〜〜〜〜〜〜〜ブログを読んでからここから先はみてください〜〜〜〜〜〜

大学の部活動をビジネスに置き換えるのであれば、
おそらくマネージャーという役割はバックオフィスが一番近しいのではないでしょうか。

セールスさんみたく売上を上げることはなかなかに難しいですし
どちらかというと会社の縁の下の力持ちとしてサポートする業務が多い。
(利益を上げることはできますけど)

部活のマネージャーも同様に、自ら得点を上げることはできない。
主な仕事は選手のサポートです。

でもなぜでしょう、なぜ私は、「チームを勝たせるのは自分だ」と本気で思っている。なんて言えるのか。

色々考えましたが、一つだけ断言できることがありました。

俺、今胸を張ってそんなこと言えない!

でした。お恥ずかしい。

でも一方でここまで言える方はほぼいないんじゃないかと思います。

一体この方は他の人と何が違うんでしょう。

要素は色々あるものの、僕的には

「何に帰属しているのか」

が大きな違いかなと思います。

帰属意識なんて言葉を使うとチープになるので使いたくないですが、
この方、本当にチームが好きで、チームのために自分ができることを全力で考えて全力で実行してるんだろうなというのがひしひしと伝わってきます。

ビジネスパーソンの中には、会社に属していながらも会社に属していないみたいな方は多くいらっしゃいます。
(どれだけ年収を上げられるかにこだわるみたいな方はこういうタイプが多いんじゃないかな)

これ自体に良い悪いはないですが、ただよくよく考えてみると、
なぜ高校野球とかってあんなに感動するんでしょう。

これって、全員が同じ目標に本気で向かって自分達ができることを死ぬ気でやってるその姿に心打たれるからなんじゃないかなと思います。

今回はビジネスではなく部活というケースでの話ですが、
ビジネスでもこんなチーム、企業になったら素敵だなぁというのは人事としてすごく思います。

僕自身、ジョブ型かメンバーシップ型か強いて言えばどちらがいいのと言われたら迷わず
メンバーシップ型と答えますが、その理由は紹介したブログに全て詰まっています。

ジョブ型のように自分がやるべきことは全て決まっており、自分の守備範囲の中で進めるのではなく、
会社、チームのために自分ができることはなんでもしよう。という方が集まって出来上がった組織は強靭なんじゃないかなと。

と、いうことを考えると色々と考えないといけない領域も見えてきます。

例えば、メンバーシップ型雇用を中心としている企業であれば、MVVがいかに重要なのかも理解できますし、

転職者側であれば、もちろん条件面も重要だと思いますが、
「どんな役割、職種でも良いからこの会社で働きたい」といかに思えるのかみたいな部分ももしかしたら重要かもなと思いました。

そしてこの会社のために頑張りたい!と思えるような企業に属しているのであれば、
「これは俺の仕事じゃないから」という自分の守備範囲以外全て他人事ではなく、
経営者の立場も理解し、むしろ自分が経営者であれば自分に何を求めているのかを考え、実行するような自分事化している範囲も強烈に広がるんじゃないかなと思いました。

実は今回紹介した記事は何度も見返してはいましたが、
2年弱の時を経てようやく一部言語化できました。

人事としてこれも成長できた証なのか、はたまた何かコンディションが良くて思考が進んだのかは分かりませんが、久しぶりに自分自身のキャリア観みたいな部分を色々と掘り下げながら考えることもできましたし、自分事他人事、利己的利他的、自責他責みたいな仕事においてよく言われるワードを改めて考え直す機会となりました。

ぜひご興味がある方は今回したブログを読んでみてください。

それでは、また次回のストーリーでお会いしましょう


かわぎし

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