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変われるか、変われないか

先日、東京で開催されたフランチャイズの展示会「第2回 FRAX TOKYO」にデュラクスジャパンとして
参加しました。
https://www.frax-expo.jp/

会場風景
https://youtu.be/TWOFUB3OwjI?t=21


そして、なんとワールドビジネスサテライト(WBS)にも取り上げていただき、大反響をいただいています。

そこでさっそく内容のシェアを・・と言いたいところですが、、まだ内容をまとめていないので、今日はちょっと違う内容をお話しします。


私たちは変化を求められている

コロナ禍といわれるようになって久しくなりましたが、私たちの仕事や生活全てにおいて変化を求められました。

外出時のマスクは必須となり、
入店の際は必ずアルコール消毒
飲食店は20時、21時で閉店
外食が減って、テイクアウトやフードデリバリーを頼むのが増えて(今も週3で頼んでいます)
仕事では対面は減りオンラインでの打ち合わせが当たり前になって
在宅で仕事をする時間が増えた。

誰がこんな時代を予想できたでしょうか。
私たち個人の生活様式だけではなく、企業も同様に変化を求められています。目まぐるしい変化の中から気づき、見抜き、いち早く行動を起こし、質を磨き続ける事とはどのような事なのでしょうか。


「気づきの感度」の鈍さがもたらしたもの…

かつては、写真を撮る=現像する。というのが当たり前でした。

写真フィルムというのは、かつて世界で4社しか製造できなかった商品で、アメリカのコダック、ドイツのアグファ、日本の富士フイルム、コニカの4社の寡占市場

その中でもダントツだったのがトップの「コダック」社で、かなりの利益を稼ぐ超優良企業だったのですが、、ご存知のように写真フィルム業界は今、デジカメ、スマホに取って代わられ、ほぼ需要がなくなり、「コダック」は経営破綻にまで追い込まれました。

しかし、実を言うと、、この原因を作ったのは、他ならぬ「コダック」自身でした。コダックの研究所は、最初のデジカメを1975年に開発していたのですが、、なんと製品化を進めなかったのです。

もちろん、社員の中にはデジカメが脅威になると薄々感づいていた人もいました。
でも、現状で儲かっているフィルム事業を潰すことにもなるし、、と、見て見ぬ振りをしてしまったわけです。

その間に、その技術の素晴らしさに”気づいた”他社がデジカメを開発し製品化。
大ヒットを飛ばします。

急速に普及し始めたデジタル写真により、それまであった写真フィルム市場は9割以上が消滅。コダックはどんどん取り残され、最終、破綻へと追い込まれることになりました…

”気づきの感度”の高さとは?

その一方で、コダックと同じ業界にいた富士フイルムは違いました。富士フイルムは、何に気づくべきか、その感度をとても高く持っていました。

富士フイルムは写真フィルムに固執せず、デジタルカメラの製品化に取り組み、一定のシェアを確保したのはもちろんですが、それ以上に自らの事業・技術を広く捉えていました。その結果、「アスタリフト」と言う画期的なアンチエイジング化粧品を発明し、新たな市場を切り開いたのです。

この「アスタリフト」は、富士フイルムが持つ写真フィルムの技術を化粧品へと応用したもの。
例えば、写真フィルムはコラーゲンでできているので、肌の張りを保つのに必要となる化粧品へと応用できることに気づきました。さらに、写真の色褪せを防止する抗酸化技術は、肌の老化にも有効だということ、カラー写真フィルム技術で培ったナノテクノロジーを活用すれば、化粧品を肌になじませることができることに気づきました。

これらの気づきを結集した結果生まれたのが、いつまでも若々しい肌を保ちたい30~50代女性向けのアンチエイジング化粧品「アスタリフト」だったのです。この化粧品のヒットをきっかけに新たな活路を見出した富士フイルムは、大きく業態を変えていきます。

もともと看板事業だった写真フイルム関連の売上高比率は、デジカメの普及とともにどんどん減り、2000年の約54%から2011年には”1%未満と、もはやまったく別の会社のようになっています。

これは、、たとえて言うなら、トヨタ自動車が車を売るのをやめたようなもの。自分の業界に置き換えて考えたら、、かなり恐ろしいことじゃないですか?そのような状態でも富士フイルムがビジネスを潰すことなく、逆に成長させることができたのは、、その気付きの感度の高さが1つの要因でした。

すべての人の目の前に平等にチャンスは現れている。

この気付きの感度をいかに高めるかということは、ビジネスの成長スピードを大きく左右する。
ゼンシンもコロナ禍によって、主力の展示会事業から大きく舵を切り感染症対策キットがヒット。
https://www.wantedly.com/portfolio/projects/60087

今ではグランピングを含む地方創生に繋がる事業を展開している。
https://www.wantedly.com/portfolio/projects/58616

実際のところ、毎日のように、ほとんどすべての人の目の前に、平等にチャンスは現れています。
でも、たいていの人は自分が何を得たいのかを明確にしておらず、自分が何に気付くべきかをハッキリとわかっていないため、そのチャンスをみすみす棒に振ってしまうのです…

コロナ禍だからこそ、感染症対策の需要は高まりビジネスチャンスになる。

これももちろん、誰しもがチャンスだったのですが、行動した人は少なかったということ。
このようなことにいかに気付くことができるか。これこそがビジネスにとって、得られる成果の違いを生み出します。

そしてその気付きの感度の違いは、自分が求めているものは何なのか?
それを得るためには、自分が何に気付く必要があるのかということを、日頃から明確にしているかどうかというところから生まれてきます。

あなたは何に気付く必要がありますか?

あなたはいかがでしょうか?あなたがビジネスをしている業界で、何に気付くべきでしょうか?
あなたがモノにできそうなチャンスが訪れたことを察知するには、何について意識を高めればいいのでしょうか?
転職でも自分が正しい道を進んでいるのか、誤った道を進んでいるのかの判断の裏付けを得るには、何に気づけばいいのでしょうか?

すべての人にとって、日々何かしらのチャンスが生まれています。

もし、あなたがこのようなことを日頃から考えていないなら、、今日の事例でも言いましたが、あなたが気づかなくてはいけなかったことに、他の誰かが気づいてしまって、いつの間にか手遅れになってしまうことだって大いにありえます。

いつでも最高のチャンスを掴めるよう、気付きの感度を高めることを意識してみてはいかがでしょうか?

ー寺田

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