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【独自の取り組み】リモート体制移行後初のオンボーディング研修を新メンバーが正直にレポート

こんにちは、クオーターバックの柳岡です。
実は私がフルリモート体制に移行してから初の新入社員(中途入社です)。
入社後の研修は、どうやら会社として初めての試みが盛り沢山だった模様。

そんなこととはつゆ知らず、6月に入社した新人が弊社のオンボーディング研修を受けた感想をレポートします。


クオーターバックのオンボーディング研修とは

オンボーディング研修の期間は入社後二週間が確保されていました。
その期間は浅草にあるオフィスに出社。当番で出社してきた社員に挨拶をし、郵便物の仕分けや備品の保管場所などオフィスのあれやこれやを教えてもらい、あっという間の二週間でした。
※個人の状況や悪天候などを鑑みてオンラインで実施する場合もあり、必ずしも出社が必要なわけではありません。

実際行われた研修内容としては 以下のようなものがありました(一部抜粋)。

・入社オリエン
・コンセプトブック研修 (弊社の理念やバリューなどの共有)
・危機管理研修 (業務上起こり得る事故と注意点のケーススタディ)

上記はベーシックなものだと思うのですが

・偏愛マップ
・自己紹介シート

この辺りは独特だなと思いました。

どうやら、入社時の研修内容はその人のスキルやキャリアに合わせてカスタマイズしている模様。
私の場合は今まであまり勉強してこなかった「ブランディングデザイン」について理解を深める時間が多く、とても知的好奇心が刺激されたオンボーディング期間でした。

偏愛マップと自己紹介シートは、どちらもオンライン上で自分の好きな物や得意なものを記入して、それを起点として社員でコミュニケーションを取るためのもの。

自己紹介シートは仕事のスキルや得意分野が一目瞭然で、「苦手なこと」=弱みまで全体に向けて開示しているのが特徴的。
偏愛マップは個人の趣味嗜好や人柄がわかるもので、イラストを入れる、図で表すなど書き方も自由。
個人的には懇親会の代わりをこのシートが担ってくれた気がしています。

私の偏愛マップを少しお見せするとこんな感じ。


びっしり貼られた吹き出しには、他メンバーからのコメントが書かれています。全社員が自分の偏愛マップを書いていたので、最初は「定期的に全社で自分の好きなものの話をしているのかな?皆仲良いなぁ」などとぼんやり思っていた私。

入社後の研修といえば、短期間のうちに特定の人(人事や管理職)から座学を受けるイメージをもっていました。そのため、直属の上司だけでなく職場全体で取り組む弊社の研修はギャップがあり、とても印象的でした。
さて、柳岡はここで気づきます。もしやこれは、企業文化に慣れ親しんでもらい、長期的に活躍してもらえるよう取り入れる企業が増えているという、あのオンボーディング研修というやつではないか?と(遅い)。


このシート上で会話が生まれていることも。新しく入ったメンバーだけでなく全社員が自分の偏愛マップを持ち、お互いの偏愛マップにコメントをしています。
(振り返って読んでいたら、また「この人とこんな話したいな」が出てきてしまった)

リモートワークだと不安なのがコミュニケーション問題。ぶっちゃけどうなの?

もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとマイペースな私ですから、既存社員にうまく馴染めるかということはかなり不安に思っていました。面接の時にも聞いていましたが、現在弊社はフルリモート体制。そのため、出社して全員と顔を合わせる機会が少ないのです。オンラインのコミュニケーションでは齟齬が生まれないか、会話の意図や空気感は伝わるだろうか…。

率直にいうと、これらの心配は無用でした。

オンボーディング研修期間を通じて、多くのメンバーと会話をする機会があったからです。

例えば、弊社はオンライン朝礼(業務連絡もするが雑談がメイン)をチームごとに実施していますが、最初の1週間だけ日替わりで他チームの朝礼に参加したり、Slackの雑談チャンネルで時間に縛られないやり取りがあったりしました。

もちろん、私の方で心がけたこともありました。

・研修期間で聞けるうちにたくさん聞く
・失敗を恐れず疑問はすぐに解決する
・一人で手持ち無沙汰になりそうな時はSlackを遡って情報を補完
→すると「前に話していたのはこういうことだったのか」「じゃあこれはどうなっているんだろう?」と思うところが出てくるので、近くにいる人に聞いて疑問を解決、というサイクルが発生
・自分の過去の実績や考えを積極的にSlackに投稿(私がどんな人だかわからないと仕事の声かけも難しいかも、と思ったため)

フルリモートだと孤独感が拭えないのでは、という懸念もありましたが、Slackで助けを求めればすぐに誰かが反応してくれるので心強いです。

困ったことや不安なことがあるとすぐに手を差し伸ばしてくれる心強いチームメイト。
毎朝のチームミーティングでちょっとした雑談をするのが楽しみ。

オンボーディング研修を通して気づいた、クオーターバックってこんな会社!

実際に入社し、オンボーディング研修を受けて気づいたことがあります。それは……

・QBってみんなマイペース…なのに対応は迅速
どんな些細なことでも、ひとつ質問したら複数の人が答えてくれて、結果10倍になって返ってきます。副音声多め。にもかかわらず、必要な答えはシュッと簡潔に出てくるからすごいんです。独自の空気感や内輪ネタも盛り沢山なのに疎外感を感じない不思議。

・無茶振りしてもみんなで解決しようとしてくれる
メンバーが皆「いい人」しかいなくて心配になります。どんなボールも拾ってくれようとする人たちで、個性もさまざまだけど団結力がある。ひとえに皆が世話焼きタイプの優しい人たちの集まりだからなのではと思っています。

・心理的安全性高すぎてびっくり
これを言ったら嫌われるかな?誤解されるかな?と思うと発言を躊躇することがあるのですが、誰にも発言を否定されないし、忖度も必要なく、相手の反応を読みながら会話しなくていいという環境は私にとっては新鮮でとてもびっくりしました。社内でもワークショップの頻度が多いからか、自分の考えを人に伝わりやすいように素早く言語化する能力が高い人達を目の当たりにして、入社3日目まで震えが止まリませんでした。笑

・テクニックやノウハウの共有という部分では、これから入社する人がより力を発揮できるかも
すでに社内で阿吽の呼吸が出来上がっているものの、それが当たり前になりすぎて特別なことだという認識がない様子。でも新しいやり方を受け入れない社風ではない(むしろ皆興味津々)ので、自分にとっては当たり前のことでも、テクニックやノウハウ(ビジネスハックやルーティーンの時短術など)の共有をすると、相互理解も進むし、新しい知識はより良い組織になるためのカンフル剤になりそうです。改めて言語化したりフォーマット化できる人は重宝される印象を持ちました。


オンボーディング研修を受ける側から受け入れる側に

メンバー全員を巻き込んだオンボーディング研修のおかげで、私はスムーズに会社と業務内容への理解が進みました。あまりにもスルッと馴染めたので、次の新入社員を受け入れる側になってみて初めて、会社側がたくさん工夫をしてくれていたのだなということに気づいた次第。

社員全員が当事者になるオンボーディング研修の面白いところは、自分が受けた時のフィードバックを次の人のオンボーディング研修に活かせることではないでしょうか。今では私もクオーターバックの一員として「次のオンボーディング研修はもっとこうしたらいいのでは?」と創意工夫をする側になりました。

まだまだクオーターバックのオンボーディング研修は進化の最中です。
研修内容も時勢や個人に合わせて柔軟にカスタマイズできるので、だからこそ悩むことも多いです。つまり、これからも新メンバーが入るたびにブラッシュアップされるということ。クオーターバックのオンボーディング研修はより良いものになっていくと確信しています。
そして受け入れる社員側も楽しんでいければいいなと思います。

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