こんにちは!
ネオキャリア編集部です。
今回は、アジア各国で人材紹介サービスを展開するREERACOEN(リーラコーエン)グループを立ち上げ、代表取締役を務める内藤さんにインタビューをしました!
大学生の頃からチャリティ活動に取り組んでいる内藤さん。
チャリティ活動での出会いや、その経験から学んだことを伺いました。
内藤 兼二(Kenji Naito)
2006年に新卒で大手人材紹介企業に入社し、各国で海外事業を牽引。その後2015年ネオキャリアに中途入社し、Reeracoenマレーシア法人を立ち上げるなど、アジア各国で事業を拡大している。
ーチャリティ活動を始めたきっかけを教えてください!
内藤さん:2003年、大学生のときに先輩からチャリティ活動に誘われたことがきっかけです。スキューバダイビングをやりたくて先輩に相談したところ、「だったらフィリピンはどう?フィリピンの児童養護施設に訪問してチャリティ活動をした後、ダイビングを楽しむ予定だから一緒にやろうよ!」と誘われました。
チャリティ活動の内容は大きく二つ。一つは、国内でチャリティイベントを開催するための企画・運営を行い、イベントで得た資金をフィリピンとカンボジアの児童養護施設に寄付すること。もう一つは、実際に現地へ行き、「博物館に行ってみたい!」「水族館に行ってみたい!」といった子どもの夢を叶えることです。
少しでも子どもたちの笑顔につながるように、できることは最大限やろうという気持ちで取り組んでいましたが、実際に現地に行き、スラム街のそばで生活している子どもたちを目の当たりにして、カルチャーショックを受けたのを覚えています。そのとき、「この子たちのために何かしたい」という想いが強くなりました。
ー子どもたちとはどのように関わっていましたか?
内藤さん:100人以上で共同生活をする子どもたちは、親と一緒に暮らせない経験から、人と距離を置いたり壁をつくってしまったりと、最初は心を開いてくれず会話もできませんでした。
ですが、一緒にいる時間が増えるにつれ、英語とボディランゲージでの会話が増え、徐々に心を開いてくれるようになりました。最終日には、お互いに号泣するほど仲が深まっていましたね。この経験を経て、「言語を超えて育む関係性ってあるんだ」と、人と人との付き合い方の原点に気づけたと思います。
ーチャリティ活動を経て、ご自身にはどのような変化がありましたか?
内藤さん:チャリティ活動をする前は自分のことしか考えていませんでしたが、チャリティ活動を経験して、「相手のために自分は何ができるのか」を考えるようになりました。相手のためにした行動がその人の役に立つと、達成感はもちろんのこと「もっとこうしていきたい!」と、さらなるアクションにつながります。
最初は団体のメンバーは10名もいませんでしたが、一人でも多くの人にこの楽しさを体験してもらいたいと思い、仲間を増やし続け、2年間で40名の規模にまで成長しました。一緒に活動するメンバーの一人ひとりが熱い想いや考えを持っていて、常に利他的に物事を捉えて行動していましたね。
だからこそ、一緒に活動していくなかでどんどん感化され、熱量が高まっていき、同じ目標・目的に向かって、みんなで一体感をもって活動し続けることができました。
ー チャリティ活動での経験は仕事にどのように活かされていますか?
内藤さん:チャリティ活動で学んだ当事者意識が、仕事に活かされています。チャリティ活動と仕事のどちらも、「〇〇しないといけない」と捉えるより、「自分が主体的にやっている」という感覚を持てると楽しくなりますし、成長もやりがいも感じやすくなります。
仕事ではお客様の声を積極的に拾いに行き、何に困っているのかリアルな声を聞くと、純粋に「この人のために何かしてあげたい、喜んでもらえることならいくらでもやろう!」という気持ちを持って励むことができ、さらなる結果につながります。
チャリティ活動は学びが多いので、会社のメンバーにも経験してもらいたいですね!!
ーチャリティ活動や仕事を通して、メンバーにどのようなことを伝えたいですか?
内藤さん:「誰かのために何かをする楽しさと喜び」を伝えていきたいと思います。相手のことを想い、シンプルに行動することで、どれほど相手に信頼されるのか。そして、最終的にそれが自分の財産になるということを伝えたいですね。仕事でいうのであれば、「お客様のために自分は何ができるのか」「どうあるべきなのか」を考え愚直に行動していくと、思いもしなかった感動につながり、その先には自らが本当にやりたいキャリアも見えてくると思います。一生懸命やっている人に自然と応援団ができるんですよね!誰かがサポートしてくれるんです。
昨年、社員みんなで集まって再定義したREERACOENグループのミッション「世界中の幸せを求める人々と“Wonderful”な未来をつくる」には、こういう経験が根っこにあるんですよね。同じ考えをもつメンバーを増やしていき、一人ひとりがワクワクする未来、ドキドキする明日をつくり、最高の組織にしていきたいです!!