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学園祭のように没頭できる環境を作りたい。再発見した「自分の特異」


松本 千紘(まつもと ちひろ)

静岡県静岡市生まれ。前職で金融機関の個人営業を経験した後、2016年12月当社中途入社。R&D事業部にて広告運用・メディアプランナーの経験を経て、現在はミエルカコネクト事業部のマーケティングを担当。趣味は漫画・ゴルフ・占い。毎日漫画を読み、週末はゴルフの練習に明け暮れる。占いは自分で占えるようになりたいと勉強中。


自分の強みである「創意工夫」を活かして働いてみたい。

もともと銀行員だったそうですね。なぜ転職を考えたのですか?

前職は地元・静岡の銀行で個人向けの資産運用をお手伝いする部署に配属され、金融商品を販売する営業を担当していました。楽しいことがあった半面、営業の仕事になんとなく苦手意識があったんです。

私は人と話すことが大好きで、初めて銀行に来る方や、長く使っていただいている年配の方まで色んな人から頼りにされることがやりがいでした。ただ、その半面でたくさんの商品がある中で、「あれもいい。これもいい」と一緒に悩んでしまいます。「この人にとって幸せかな?」と考え込んでしまう性格なんですよね。良い選択ができるよう、お手伝いする仕事なのに、逆に悩ませてしまっていた。自分に営業は向いていないのかもしれないと思っていました。

また、なかなか自分らしさを発揮できなかったことも、転職を考えた理由の一つです。「今あるルールなどを大きく変えていけるような、変化に寛容な環境で働いてみたい」という気持ちが強くなり、第二新卒のタイミングで思い切って退職しました。

Faber Companyにはなぜ入社したのですか?

大学での就職活動では、マーケティングやWeb、広告を中心に就活していたんです。もともと興味があったので、転職もそちらの方向に絞っていました。

いくつかの企業の面接を受ける中で、Faber Companyに決めたのは、面談した代表取締役・稲次と取締役・山田の存在が大きかったですね。

募集していたのはCS(カスタマーサクセス)だったのに対して、「コンテンツディレクターをやりたいです!」と伝えたんです。二人はそれを否定せず、私の内側の考えを大事にしてくださいました。「会社の代表がここまでしてくれるのか」と、当時すごく驚きましたし、面接を通じて、私に関心を持ってくれていると感じたことが嬉しかったです。最後は稲次の「松本さんは絶対ウチに合っているよ!」と言う言葉で決めました。

データから良し悪しを判断できるのがWebマーケの面白さ

入社後はどんな業務を担当しましたか?

当時新設されたメディア部(現R&D部)にて、コンテンツディレクターを担当しました。あるメディアのリニューアル公開のため、主な仕事内容は記事の企画や執筆・ライター管理、デザインのディレクションやサイトの分析・改善も並行して担当していました。

ものづくりや考えること、書くことが好きだったので、初めて触れたSEOにもあまり苦労しませんでしたね。ただ、1年ほど経過しても思ったような形でメディアが成長しなかったので、SEOでの集客から広告での集客へと方針を切り替えました。

それ以降、広告運用は初めてでしたが、広告をどう配信していったらいいか? から考え、実際の運用まで行いました。でも、社内の方たちから丁寧に教えてもらったおかげで、運用3ヶ月目で月500〜1,000万円の売上が出るほど、成果につなげることができました。

Webマーケティングは面白いですか?

かなり(笑)。Webマーケティングの好きなところは、A・B・C…といくつもの案を作れるところです。銀行の時は悩んでしまってお客さまになかなか提案しづらいこともありましたが、Webの場合はABテストで全部試すことができる。どっちがいいかをデータから判断して、良し悪しを決められますよね。

それでも悩んでしまうこともあります(笑)。そんな時は、1週間ごとにABテスト→計測・分析→改善案を考える→また試す…とPDCAを回すと決めて、取締役の山田さんにはしつこいくらい相談させてもらいました。

私がここまでこれたのは山田さんのおかげです。役員で忙しいはずなのに、「ちょっと相談いいですか」と捕まえると、2時間くらい一緒に話してくれる。仕事で行き詰まったときには、「大丈夫?考えてるんじゃなくて、悩んでない?」って声もかけてくれて、入社当初は毎日ランチにも誘ってくれてました。

答えが出ずに悩んでいる時、山田さんは「ご飯行きながらしゃべる?」って気にかけてくれるんです。山田さんが見捨てずに時間をかけてくれるから、私も恩返しをしたい。それが私の原動力でした。

「なんでもやってみる」の精神で、自分の“異能”を再発見

その後も順調にメディア運営を続けたのですか?

新型コロナウイルス感染症の流行で、私が担当していたメディアも影響を受け、運営が厳しくなってしまったんです。そこで、メディア運営で培った集客スキルを自社プロダクトに活かすため、21年3月からWebマーケターと企業をマッチングする「ミエルカコネクト」に参画しました。

最初の役割は、広告運用による集客とランディングページ(LP)の改善でした。でも、段々と営業や企業とマーケターとのマッチングも担当するようにもなって。Web集客以外のコトにも関わるようになってきました。

なぜWeb集客以外にも取り組んだのですか?

Webでお問い合わせいただいた後のことが気になっていたんです。「なんでお問い合わせいただいたのかな?」「LPのどんな部分が魅力的だったのかな?」。それってお客様の生の声を聞かないとわかりませんよね。

自分が呼び込んだお客さまの本当のニーズを確かめたいという気持ちが強かったのかもしれません。お客様の生の情報(=一次情報)を知らないと、LP改善にもつながらないですし、お客様が求めていることとは異なる訴求をしてしまう可能性もありますよね。だから、なるべく一次情報に触れて、プロダクトのマーケティングに活かしたいと思ったんです。

営業やマッチングにも関わったことでどのような変化がありましたか?

改めて自分の長所に目を向けるいいきっかけになりました。

私はクリエイティブ=ものづくりや形にすることが好きで、ずっと作業に取り組むことができるとわかったんです。仕事をしているという感覚がないくらい没頭できるみたいで。そうしたことがわかったから、これまで培ってきたLP以外の業務にも抽象化したら「ものづくり」と言えるものは、「きっとこれが自分の特異のはずだ」と挑戦することができるようになりました

今では、ただLPを改善するだけでなく、事業開発からツール開発、営業サポート、集客、クリエイティブ作成、登録マーケターの管理…あらゆる業務に取り組んでいます。サービスをつくるという「ものづくり」をしているようなイメージです。

まだまだ新しいサービスなので、次々と課題が見つかります。苦しい瞬間もありますが、自分の差配で何をするか決められるのは、とても楽しいですね。苦しさが100%あれば、楽しさも100%あるって感じ。足したら200%で数字が合わない?私、常に200%で生きているんです(笑)

“特異”を活かし、Faber Companyで自分らしさを取り戻せた

Faber Companyってどんな会社だと思いますか?

「いつでも質問してね」という社風には、すごく感動しましたね。Faber Companyはフレンドリーな人が多くて、どんなに忙しい状況でも、話しかけたら丁寧なコミュニケーションが返ってきます。

おかげで、SEOや広告など未経験の仕事も、先輩や上長へ気軽に相談できました。メールやチャットのやり取りも活発で、部署を横断してナレッジ共有や協力しあえる環境だったので、入社してすぐに会社の一員になれた気がします。

Faber Companyに入ってからは自分らしさを取り戻せましたね。Faber Companyの「特異を引き出す」社風のおかげだと思うんですけど…。

「特異(=得意)を引き出す」とは、どういうことですか?

この会社は、社員の特異(=得意)を尊重してやりたいことに挑戦させてくれる会社だと思います。私は、「どんなサービスだと喜ばれるのか?」「どんなサービスだと売れるのか?」と創意工夫するのが好きですし、仕事のモチベーションになっています。そういった社員のやりたいことを認めて、任せてくれる懐の深い環境があります。

また、Faber Companyでは猫をかぶって優等生を演じる必要はありません。その人が本来持つ性格や特性に注目してくれる人が多く在籍しているからです。だから私もありのままの自分でいられるんですよ。パワフルで活発な私をみなさんが受け入れてくれる。いい意味でわがままさを発揮して、言いたいことを言えるようになりました。本来の自分を取り戻せて、活き活き働くことができています。

自分の“特異”や苦手を見つけやすい職場環境を作っていきたい

最近では、会社全体のプロジェクトにも関わるようになっているそうですね。

Faber Companyでは現在を「第三創業期」と位置づけて、挑戦を続けています。新たな挑戦をするためには、同じ方向を向いて意思決定する「共通言語」が必要ですよね?

みんなの共通言語として、会社のビジョン(展望)や未来を決める「展望プロジェクト」に参加しました。具体的には、新たな会社の展望やCI(コーポレートアイデンティティー)を創るプロジェクトです。約1年半をかけて、会社のCIやDNAマップ(下記図)を決めました。

※マンダラ模様のようなマス目一つ一つに、会社として大切にしたい信条や価値観を表現している

私自身の「突き詰めて考え抜く」という良さを見出してくれたからお誘いいただいたと思っていますし、こうした長所に注目してチャンスを与えてくれるのは、まさに“特異”を活かす、ですよね。

どんな人がこの会社に向いていると思いますか?

私はこの「展望プロジェクト」を通じて、自分の新たな特異に気づきました。私は根っからの研究者肌で考えるのは得意な一方で、伝播させていくことは苦手だったんです。なので浸透フェーズになってからは、伝播が得意なメンバーに託し、盛り上げてもらっています。

この自分の特異と苦手も、恐らく展望プロジェクトに挑戦してみないとわからないことだったと思います。だから最初は「なんでもやってみる」精神が大事です。まずやってみて、そしてそこから自分の「好き」の欠片をいつか形にしたいーー。そのように頑張れる人に、向いている会社かもしれません。私も社歴も長く中堅社員となってきているので、自分がしてもらったことを、今度は新しく入ってくる方たちに還元していきたいですね。

社内のみんなが全力で仕事に取り組んで「これが特異!」と言い合える関係を作っていくことが私の目標です。これから入ってくるメンバーに対しても、彼らが自分の特異を見つけやすい環境を用意してあげたいと思っています。学園祭のように、全員が楽しく仕事に没頭しているような職場にしていきたいですね。

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