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Figma schema 2022 備忘録


こんにちは、ウォンテッドリーでプロダクトデザイナーをしているタナカです。

2022年には、Figmaのデザインシステムカンファレンス「Schema by Figma」が東京で開催されました。私も参加したので、その備忘録を残したいと思います。

なおイベントは業務として参加することができました。イベントへの参加を推進してくれる弊社ウォンテッドリーに感謝します。

Figma schemaとは



Figmaが主催するカンファレンスで、2022年はデザイン・システムをテーマにしています。10月から11月にかけて、3つの世界都市で開催されました。このイベントでは、デザインコミュニティのメンバーが参加し、デザインシステムの構築技術や運用方法、最新の成功事例について紹介されました。

本イベントは2回目の開催となり、ニューヨーク、ロンドン、東京で開催されました。このストーリーでは、私が参加したいくつかの東京の講演と、個人的に気になった他都市でのトークセッションについて紹介します。

オープニング・キーノート / ショウ クワモト

デザインシステムは、デザイナーがより効率的に仕事をするために使われますが、同時に、自由な発想と創造性を制限することは避けなければなりません。デザインシステムは、デザインの自由と制限の両方をバランス良く保つことが重要です。また、デザインシステムは、チーム全体でコミュニケーションを改善し、全員が同じ方向に向かって仕事をすることができるようにするために役立ちます。最後に、デザインシステムは、デザイナーがより創造的になれるように、摩擦を減らすために使用されるべきであり、このフレームワークで考えることが重要です。

このセッションでは、デザインシステムはあくまでも効率的に作業するものであり、自由な発想と創造性を制限してはならないということを述べられています。

弊社のデザインシステムは、よくもわるくも、上記のことを考慮して自由な発想と創造性が可能な形で設計されていたりします。

このため、デザインシステムに反していることがあっても、それがユーザーにとってよりよいものであれば、受け入れられることがあります。ただし、これらが負債にならないように、しっかりと議論が行われます。



チームラボのデザインシステムと思考の体系化 / 伊藤祐春 / チームラボ株式会社

チームラボは、デザインシステムの重要性が増していると語っており、チームラボデザインシステムは汎用性があるが、各プロジェクトの特性に合わせたデザインが必要であり、100%のパッケージ化は不可能であるが、「思考の体系」というデザインシステムを紹介し、従来のデザインシステムと組み合わせることで、車輪を再発明し続けているという結論に至った。

個人的に、伊藤祐春さんのプレゼンの上手さも相まって、この会はとても興味深く面白かったです。結局良いUX体験を提供するには、ゼロイチを繰り返す…

いつかチームラボさんの「思考の体系」というデザインシステムを紹介してほしいなと思いました!



An introduction to the design tokens file format with James Nash of JP Morgan and Louis Chenais of Specify

デザイントークンは、標準的なフォーマットがないため、ツール間でうまく行き来することができません。Design Tokens Community Group (DTCG) は、異なるツール間でデザイントークンをシームレスに共有することを目的とした、標準のデザイントークンファイルフォーマットを定義しています。本講演では、JamesとLouisが、このファイルフォーマットの概要と、それがあなたのデザインシステムにとってどのような意味を持つかを説明します。

僕自身が今デザイントークンに非常に興味があり、この講演はとても勉強になりました。ぜひ、デザインシステムとトークンがどのように機能するか、デザインアプリ全体で機能する新しい標準について学びたいと思っている人にこの講演をおすすめします!

最後に、彼のQRコード読み取るのは難しかった…

最後に

交流会を最後に設けてくれたのですが、ここでも豪華な軽食がでてとても美味しかったです...!ありがとうございました!

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