「ワーキング・グループ」で、社員が主役となって成長環境を進化 | ユニークビジョン
「ワーキング・グループ」とは、メンバーが自分の興味・関心がある技術や、社内の改善点について提案すると、日々の業務時間内でその研究・議論を行うプロジェクトチームをつくることができる、「OPEN & FLAT」を掲げるユニークビジョンで大事にしている取り組みの一つです。 ...
https://uniquevision.co.jp/documents/working-group
「ワーキング・グループ」とは、メンバーが自分の興味・関心がある技術や、社内の改善点について提案すると、日々の業務時間内でその研究・議論を行うプロジェクトチームをつくることができる、「OPEN & FLAT」を掲げるユニークビジョンで大事にしている取り組みの一つです。
事業企画や採用・広報など、普通の会社だったらそれぞれの部署がありますが、ワーキング・グループとしてチームができることで、「部署が無い=固定した役職者を作る必要が無い」ため、組織がフラットになり、”偉い人”が生まれない仕組みになっています。
”偉い人”がいない、良いことを言う人の意見がフラットに取り上げられる環境を作ることで、メンバー全員がオープンに課題にフォーカスした発言をできるようになり、ボトムアップで会社全体のパフォーマンスが最大化されると考えています。
今回は、わたくしベルーガがユニークビジョンのワーキング・グループの1つ、キャンペーン最終確認チームについてご紹介します!
今回インタビューする最終確認チームは、ユニークビジョンの主力サービスであるBelugaキャンペーンを用いる施策が世の中に公開される前に、ユニークビジョンの中で最終的な確認を行うチームです。
生田目:キャンペーンの最終確認自体は、当然ですがBelugaキャンペーンのサービスができた当初から存在しています。その当時は、COOの菊池が一人で担当していましたね。私たち二人が担当することになったのは、2020年の6月ごろからです。ありがたいことに沢山使っていただけるようになってきたことに伴って、キャンペーンの数も、一つ一つの規模も大きいものになってきていて、菊池一人で対応しきれる状況ではなくなっていました。菊池の時間が難しかったことと、そもそも菊池がいないと最終確認ができず、キャンペーンをリリースできないという問題が大きくなっていたんです。
私たちが最終確認を担うことになったのは、ディレクターの中でもシステム寄りであったり、キャンペーンのことをとりわけ理解していたりということもありますが、警戒心が強くて心配性な性格ということが大きかったんじゃないでしょうか(笑) ぐいぐいと案件を進めていく他のメンバーに比べて、私たちは「これ本当に大丈夫?」というブレーキがもともと強めではありましたね。
大石:私は今いるディレクターの中でも一番歴が長いので、それだけ仕様を把握できているのも強みかもしれません。生田目はアシスタントディレクターとしてユニークビジョンで働き始めたのちにディレクターとして正社員登用となりましたが、今はシステムが自動で行ってくれるキャンペーン登録の部分をアシスタントディレクター時代に手打ちで入力する業務が多かったこともあり、もともと仕組みの細かいところまで注意して見てもらえていましたし、少しでも気になるところは細かく確認してくれる印象でしたね。
もともと菊池から私に最終確認業務を移行しようという話は出ていたのですが、1社員が一人で担うものとしてはプレッシャーが大きすぎる上に、結局一人でやるのでは大変なことは変わらないのでしばらく実現せずにいました。そんな時に生田目が細かいところによく気づいてくれたおかげでミスなく案件を進められたことが何度かあり、それなら二人に任せよう、ということで本格的に話が動いたのだったと思います。
生田目:最終確認チームが発足するまでは二人とも自分の案件を持っていましたが、今はもう最終確認チームの活動に専念しています。純粋に見ている目も多いですし、菊池一人で対応していた時には気づけなかったようなところも気づけるようになっていて、全体的に良くなっていて嬉しいです。全ての最終確認が菊池一人だけの時には他の業務で横やりが入ることが多かったりして、落ち着いて確認できる時間を確保することが難しかったのですが、今は専任のチームとして存在しているので、チームの活動としてきちんと時間を確保することができています。
大石:最終確認チームが動き始めた当初は、思ったことを断言的にガツンと言える菊池と違って強く言える二人ではなかったこともあり、ユニークビジョンで本当に最後の最後となる最終確認とあまり思われていなかったのか、直してほしい部分を伝えてもその通りに対応してもらえないこともありましたね。結局その後に担当ディレクターが菊池に確認しに行ったりして、最終確認チームの意味がないような状況も多々ありました。今思うと、この二人が最後に確認するというところを信用しきってもらえていなかったのかもと思います。
知識や経験の裏付けがないと本心で信頼してもらえないことは自分達でもわかるので、技術的なことをより理解できるように勉強したり、過去の出来事を踏まえて最終確認に挑むようにしたりしていて、説得力を強化してきた今はしっかり信頼してもらえています。今でも菊池に相談してからディレクターに戻すこともありますが、ディレクターから見て菊池がセカンドオピニオンになるのではなく、あくまでその相談は最終確認チームとして進められていると思います。
大石:キャンペーンに関わる中で最終確認チームが出てくるタイミングはいくつかあるのですが、メインとしてはディレクターがお客様から依頼を受けて作成したキャンペーンを、ユニークビジョンから外へ出る前におかしなところがないか最終的に確認するところです。
担当ディレクターはお客様との距離が近くなりすぎてしまうので、ディレクターとお客様の両方が誤った思い込みをしてしまうと、間違いに気づくことがなかなか難しくなってしまうんです。キャンペーンシステム全体に対しての知識不足から抜け漏れているところを見つけたり、ユーザーさんあってのキャンペーンなので企業の独りよがりな施策になってしまわないように改めて見直したりと、担当ディレクターの言葉すべて信じすぎずに第三者の目線で冷静にチェックすることが必要です。
生田目:今年からは、フィージビリティの確認も私たちが行うようになっています。キャンペーンの依頼が来た際、実際にお客様に詳細なデータ入稿をお願いする前に、それが本当に技術的・スケジュール的にできることなのか?必要なことなのか?というところもチェックしています。もっと適した実現方法があったり、不要な工程が挟まれていたりすると、実施金額も変わってきます。お客様にとって最適なやり方となるよう、正しい提案に導くことも大事な仕事です。
今動いているキャンペーンの設定を変えるときやトラブル対応の際など、クリティカルにキャンペーンへ影響が出てしまう場面でも私たちが立ち会って進めることになっています。
どの業務についても、最後の砦としてキャンペーンに関わっていますね。
生田目:この仕事は、やはりプレッシャーが大きいですね。キャンペーンの仕組みは多種多様にどんどん進化していていろんなことができるので、キャンペーンごとに使う機能や進め方も全然異なってきていて、考慮しないといけないことは毎回変わってきます。
本当に機能が多くて、柔軟に様々なキャンペーンを作成できる仕組みになってきているので、思わぬところで矛盾が生じてしまうこともあるんです。
ただ、複雑な仕組みや新しい機能を使う時は分からないことが多いのでみんな集中して進めているのですが、よく使われる仕組みであるほど関わる人間が油断してしまいがちなので、基本的な見落としをしてしまわないようによりシビアに目を光らせています。
よく知っている機能だからと高をくくっていると普段では絶対に起こさないような初歩的なミスをしてしまうこともあるので、難しい案件だけでなく単純な案件でも、絶対に気を抜かないようにというのはとても意識しています。
ただ、1案件の最終確認に要する時間が30分程度のものもあれば、3,4時間かかるものもあります。長く続いてくると目が緩くなってしまうので、難しい案件が多い時期など、立て込むとそういった意味でつらいところもありますね...
大石:私はもともとがっつりお客様とのやり取りを持っていたのですが、お客様対応も最終確認も、違うベクトルでどちらも大変ですね。
お客様対応は毎日少しずつ大変なことが刺さってくる印象で、最終確認はキャンペーンに何かあった際に全部自分に大きく刺さってくる印象があります。すべての責任を自分が負わされるという意味ではなく、最終確認は人の子供を預かっている感覚なので、自分が担当する案件でのミスとは違ったショックを感じますね。
ディレクターとして案件を持ってきた経験も長いですが、システムは日々進化していっているので、当時の経験ばかりを頼りにすることはできないです。
最終確認用のチェックシートがあるのでそれを信じつつも、自分自身が感じた違和感は逃さないようにアンテナを立てて、キャンペーンに慣れているディレクターだから大丈夫かなというような色眼鏡も持たず、平等に確認できるよう徹底しています。
生田目:以前はお客様とのやり取りも少々ありましたが、もともとあまり得意な方ではなかったので最終確認チームとして案件に関わる現在のポジションの方が自分には合っていると感じています。
私たちの仕事は最終確認の場でチェックして終了というものではなく、その場で出てきた修正点やお客様への確認事項などの不備を回収しきって、本当の最後まで追いかけることが必要です。忘れがちな人には逐一声をかけたり、確認する時間をその人のスケジュールに入れたり、お客様とやり取りしているメールを確認したりしているので、お母さんというか、小姑みたいな立ち位置ですね(笑)
生田目:チームとして目指すところは、インシデント0ですね。もちろん最初からミスなく進むことが一番ではありますが、何かあっても私たちでせき止めて、インシデントのない状態が安定して続くようにしていきたいです。
最終確認では現在12種類あるキャンペーンの仕組みごとに60項目ずつくらいのしっかりしたチェックシートがあり、毎回その全てを確認しているのですが、それをどんどんアップデートしていってより精度高く確実に最終確認を進められるようにしていきたいと思っています。
大石:特にフィージビリティの部分でまだ菊池に確認しながら進めているところがあるので、そこもすべて最終確認チームで完璧にこたえられるようにしたいですね。
また、今はTwitter上のキャンペーンが主ですがこれからはLINE上のキャンペーンも増えてくるので、そちらにも最終確認として関わっていくことになると思います。勉強会に参加したり直近のキャンペーンに触れたりしながら、もっと知識を増やして対応できる幅を広げていきたいです。
ユニークビジョンでは、最終確認チームを中心に安全で確実なキャンペーンの実施に努めています。ユニークビジョンや最終確認チームの活動に興味を持たれた方は是非ご応募ください!