誰かが「やりなさい」という感じはないのに、意思を感じたんですよね
ーーちーさん、本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!じっくりお話するのは初めてですよね。
ーーそうですね。ではまず自己紹介からお願いします。
2018年新卒入社のちーです。UGではこれまでシェアード社員として6社を担当、2022年度からはUGの新卒採用も兼務しています。
ーー大学時代はどんな活動をしていたのですか?
大学では主にスポーツトレーナーを目指した活動をしていました。トレーナー部に所属し、部活漬けでしたね。
高校生活まではどちらかというと親や先生など周りの大人が勧めてくれたレールを歩んでいる感覚がありました。でも大学の進学先や将来を考える時期に差し掛かり、こういう将来の道があると勧められてもいまいちピンとこなかったんです。勧められたものが違うのであれば自分で探しにいかないと人生進まないかも、と思ったんですよね。
ーー自分で考えるようになって変化はありましたか?
大学受験では何を基準に決めればいいのか、最初はわからなかったですね。スキルを身につけるために看護系とか、ビジネスパーソンとしての教養を得るために経営系とか、いろいろと考えた挙げ句よくわからなくなってきて・・・。結局、「好きなことを突き詰めよう」と考え、当時興味のあった健康、スポーツをテーマに、その活動に集中できる環境を選びました。
ーーそうだったんですね。トレーナー部ではどんな活動をしていたのですか?
基本的には年単位でさまざまな組織・団体のスポーツのトレーナーを担当することが主な活動です。1年目はアメフト、2年目は女子サッカー、3年目はパーソナルトレーニング、4年目は新体操と毎年違う場所でスポーツトレーナーを務めました。全国レベルの部活もあったので、帯同先の部員からの信頼を得るのには工夫をしました。教えるからには自分ができるようにならなければいけないので、デモンストレーションにはこだわりましたね。
また、日曜日はパーソナルトレーニングのトレーナーや子供の運動教室の講師としても活動していました。健康や運動に興味を持ってもらいたい、運動を楽しいと思ってもらいたい、という想いがあったんです。
恩師から、「教えてもらったことは周りに還元していくんだ」と教えられてからは、学んだことを自分だけに留めているだけではなく、周りに伝えていきたいと思うようになりました。
ーー就職活動についても教えてください。プロのスポーツトレーナーになることも考えたのではないですか?
プロのスポーツトレーナーはとても狭き門ですし、トレーナーの活動自体、大学の活動でやりきった感がありました。新しい世界を見たいと思ったんです。なので、スポーツに関わる企業は見ずに就活エージェントからの紹介を頼りに活動をしていました。そこで紹介されたのがUGです。「シェアード社員」はいろいろな企業を移りながら、その組織にあった活動をしていく、そのなかで自分も成長していく、というところがトレーナー部の動き方と似ていると感じ、親近感を感じるとともに、「やってみたい!」と思いました。
また、上下関係を大切にする体育会系の部活動のなかで長い時間を過ごしてきたので、UGのフラットな雰囲気はとても新鮮に感じましたね。
ーー働き方や組織風土でUGを選択したんですね!
そうなんです。仕事内容よりも働き方のほうが大事だと考えていました。ITに特別な興味があったわけではありません(笑)。
採用面談や社員の方との交流を通して、「どうしてみんなが自由に動いているのに、それぞれ楽しそうなんだ」と疑問に思いました。
大学時代の上下関係が厳しかった環境から比べると、最初は「のんびりしているな」と感じるところもありました。そのなかでもみんなしっかりと仕事をしていて、事業も成長している、組織も大きくなっている。「どうなっているんだろう」と思いました。誰かが「やりなさい」という感じはないのに、意思を感じたんですよね。この会社に入ったら新しい価値観を得られるかもしれない、勧められたレールの上を進むのではなく、自分で決めて進んでいけるようになれるかもしれない、と思い、UGで働くことを決めました。
さまざまな企業を見たからこそできる、私の「還元」
ーー入社後から今までの活動について教えてください。
正直、採用に関わるまで、UG社内の活動にはあまり参加せず、お客様先の業務に専念していました。それも一つのスタンスとして、お互いを認め合えるところがUGのよいところだと思っています。
「シェアード社員」の働き方はとても楽しいです。いろいろな組織を見ることによって刺激をもらっています。数十名規模からUGのお客様のなかでは最大規模の会社まで、さまざま経験しました。
最初の2年間はUGメンバーが複数名常駐している規模の大きいお客様で業務用PCやスマホ、ライセンスの管理業務を行っていました。お客様の規模が大きいので分業が進んでおり、私が担当する範囲もコーポレートITの一部でした。他の多くのお客様とは異なる点ですね。2年間の活動のなかで、仕組みを整え、その後はお客様先で同じ部署にいた方が業務を担ってくれるようになりました。余裕をもってしっかりと管理ができる組織の状況やそれに必要なことが学べたのと、UG以外の人に業務を引き継ぐ経験ができたのがよかったですね。
ーーコーポレートIT全般の仕事を始めたのはいつごろだったのでしょうか?
入社3年目からです。
さまざまな企業を担当して刺激を得たいと考えていたので、同時に複数社を担当する働き方を望みました。入社前からそれを望んでいたので、「やらなきゃもったいないな」と思ったんです。
そこで初めてコーポレートIT全般の仕事を徐々に学び始めましたね。
最初は他のUGメンバーのサポートから始め、今では自分でできる業務の幅も広くなりました。お客様の課題の掘り起こしなどにも携わっています。
ーーさまざまな企業を担当して、気づきや学びがあれば教えてください。
「成長企業では、なんでもとりあえずコーポレートIT部門に問い合わせが来る」という話を聞いたことがありましたが、2社目以降のお客様を担当して、「本当にそうだな」と実感しました。大変ですが、やりがいがありますし、さまざまな企業規模の会社を見ることで、その企業にあったコーポレートITの捉え方、お客様との接し方を心がけるようになったと思います。
他の企業での経験が多くなるにつれ、自分が得たものを別の場所で還元できる機会が増えましたし、まだまだ力をつけていきたいです。
ーーUG社内の活動に目を向けるようになったきっかけはありますか?
2021年のBro/Sis制度(新卒1年目の社員と先輩社員でペアを組み悩み相談や経験のシェアを行う)で先輩社員として参加したことがきっかけです。
入社以来、UG社内の活動に積極的に参加していなかったはずの自分が、いざ新卒社員から質問を受けると自分の経験をベースにいろいろと語っている。なんだかんだ、UGで働くことに想いがあるのだな、と再認識しました。
そこからもっと自分の会社について知りたいと思うようになったんです。
違う価値観も「受け止める」スタイル
ーー採用業務をやることになったのはどういったきっかけですか?
人材採用部のメンバーに誘ってもらったことがきっかけです。ちょうどUG社内の活動に関わっていきたいと思っていた時期でしたし、仕事から刺激をもらうことを大事にしている自分にとって、採用というのは全く経験のない分野でおもしろそうだと思いました。
一応、「冷静に考えよう」と持ち帰って考えたのですが、ポジティブにしか受け止めていなかったので、やりたいことへの意味付けしか出てこず、やらせていただくことにしました。
ーー採用業務ではどのようなことをしていますか?
主に、新卒採用カジュアル面談担当や、学生の方との連絡、日程調整などの業務を行っています。学生の方と話すのは楽しいですね。「こういう考え方があるのか、おもしろいな」ということもあります。いろんな人の価値観を聞くのが楽しいんです。
ーーカジュアル面談をするなかで、工夫していることを教えてください。
「これが正しい」という話し方はしないように気をつけています。私自身、UGの採用面談では正解を求められているような感覚になったことはなかったし、これまでUGで過ごしていても、それは共通の価値観だと思っています。
Bro/Sis制度でもそれは同じでした。アドバイスを言うのではなく、「こういう考えもあるよ」というシェアをする場、そして相手の話を受け止めることを大切にしていました。
そのためには先入観を持たないように心がけることが大事だと思っています。振り返ると、以前は人と話すときに無意識に先入観を持っていることもありました。先入観を持っていると、それと違う返答が来たときに、どうしても身構えてしまったり、否定的な感情が生まれてしまうことも少なからずあります。特に採用面談の場ではそういった壁を作ってしまうことはお互いにもったいないことなので、気をつけていますね。
学生の方、求職者の方の言葉に対して、「そういう考えもあるのか〜」と受け止める感じです。「受け止める」、「受け入れる」は別だと思います。まずはいろんな考えを聞きたいですね。なので、学生のみなさんにも自分らしい考え、言葉で気軽にお話にきて欲しいなと思います。
ーーこれを見た学生のみなさんも気軽に「話を聞きにいく」ボタンを押してほしいですね。
ありがとうございました!