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皆様、こんにちは。本間雅隆と申します。
今回は土屋鞄製造所の内定者として僕自身がどのように就活をして、どのように最後土屋鞄製造所に意思決定したかを話そうと思います!
その前に簡単な自己紹介を…
東洋大学経済学部経済学科を卒業予定で、 出身は埼玉県です。
実は在学中に文房具店を起業し、自分の文房具店を大きくするか、土屋鞄製造所に行くかで迷った結果、土屋鞄製造所に決めました。
今日はそんな僕の迷いと葛藤のこもった話をできればと思っています。
どのような学生時代を過ごしていましたか?
大学受験の時、希望していた大学には全て落ちてしまい、高校卒業ギリギリで何とか1つの大学に受かりました。
しかし、卒業式に友達から「お前、落ちるところまで落ちたな」と言われた言葉が頭から離れませんでした。人生で初めて味わった挫折。そこで、唯一滑り止めで受かった大学に通いながら、仮面浪人をしました。塾や予備校にも行かずに受験費用や参考書代等40万円程をアルバイトで稼ぎ、図書館で勉強し、翌年東洋大学に合格することができたんです。
憧れてたキャンパスライフもコロナ禍で打ち砕かれ、起業を決意
晴れて、大学生になれたのですが、1年生の終わり頃にコロナ禍になり、自分の思い描いていた留学の予定や、友達と遊ぶこと、夢のキャンパスライフは叶わなくなったのです。
ただ、このまま大学生活を終えるのは勿体無いと思い、塾講師のアルバイトで貯めたお金70万ほどを元手に文房具店を起業しました。
なぜ文房具店にしたかというと、Youtuberが木のシャーペンを紹介しているのを見たのがきっかけです。同じ木の部位でも木目によって個性が出る。それに木は289種類あるので差別化しやすいな、と思いました。自分でつくれるかも、と独学で文具の製法を学び、文房具ブランドを立ち上げました。資材の調達から販路の獲得までを全て自分で開拓していったんです。
1年目の売上は100万円程で、利益は50万円ぐらいでした。 購入されたお客さまから感謝のDMをいただいたり、満足いただけた際に投稿されたりするのを見ると、起業してよかったと思いますね。
起業後に、土屋鞄との出会い。そして就活の中断
企業の合同説明会にとりあえず足を運んだというのが始まりでした。色々な企業がありましたが、正直、心動く企業が見つかりませんでした。しかし、土屋鞄製造所だけが唯一ワクワクする企業でした。ランドセルの老舗であるにも関わらず、進化し続けていることに心惹かれました。
その流れでサマーインターンシップに申し込み、運よく参加することができました。
30人くらいが参加しており、みんな個性的でセンスが良く、足元にも及ばないなと思った一方で、面白い会社で気づいたらファンになっていたんです。老舗の会社なので古い体質かなと思っていましたが、その中で時代に合わせた変化や挑戦をしていることが私にとってはすごく魅力に感じました。
しかし、土屋鞄の人事からは「就職するよりももっと自分の会社を大きくすれば良いと思う」と、アドバイスをもらったのがきっかけで、就職活動を一度ストップしました。
とことん文房具のお店に打ち込み、そこからSNSやECや製品にもこだわり、月で売上で27万円程度まで達しました。
(神戸のセレクトショップ「590&Co.」に本間のつくった木の文房具が並ぶ)
そこからより多くのお客さまの笑顔をつくるためにはどうしたら良いだろうと考えたときに、土屋鞄が忘れられず、1から学びたいと思うようになりました。そこで、改めて人事に連絡を取り、選考を受け、内定をいただきました。
土屋鞄で実現したいこと
すごく抽象的ではあるんですが、「価値をつくりたい」と思っています。店舗スタッフの方もブランドとしての価値をつくっていますし、販促やSNS試作などのマーケティングも同じように思います。始めから自分はこうだ!と決めつけるよりは、周りから「こっちの方が向いているよ」と言われたら、そこは一度受け入れて経験を重ねていくことも大切ですね。
最後に、就活は焦らないでいいと思います。無理してみんなと同じタイミングや、大企業に入ろうとするのではなく、1年就職が遅れても今自分が打ち込んでることがあれば一生懸命に努力し、目標を達成後に就活をしてもいい。
自分と相性の合った、心から素敵だなと思える会社で働く方が幸せだと私は思いますので、着飾らずに自然体の自分で挑んで、内定を頂ける会社を見つけられることを祈ります。