こんにちは、TRYETINGの広報担当です。
12月5日は国際ボランティアデーです。
今回はその日にちなんで、TRYETINGメンバーに、自身の経験やボランティアへの向き合い方、考え方についてインタビューを行いました!
国際ボランティアデーとは?
国際ボランティアデーは、世界中のボランティアの意義を認知・推進するために国連によって定められました。
国際ボランティアデーの目的は、ボランティアやその組織が果たす社会的役割の大きさを確認し、それを多くの人々に広めるとともに、国内外のボランティア活動への参加を促進することです。この記念日は、草の根的な活動を行うボランティアが、国連機関や政府組織、NGO、大規模ボランティア団体、地域社会、民間企業などとの間で、活動を連携するための大切な機会となっています。
引用:https://volunteer-platform.org/words/others/international-volunteer-day/
ボランティアに参加しているTRYETINGメンバーに聞いてみた
長年ボランティアに参加しているOperation Div.の齋藤さんにお話を伺いました。
ー これまでどのようなボランティアに参加されてきましたか?
新型コロナウイルスの感染拡大以後家で過ごす時間が増えたことから、昨年日本語教師の資格を取得しました。現在はその知識を活かして、外国の方の日本語での会話練習の相手をするオンラインでのボランティアに参加しています。
また、月に1度地域の小学校で開催されるお茶会の運営スタッフを10年近く続けています。
茶道の流派によらないお茶会で、赤ちゃんから90歳ほどのご年配の方まで幅広い年代の方が参加されており、茶道体験と地域交流の場となっています。
加えて国際関係では、2019年5月にベトナムのホーチミンで開催されたアジア太平洋キャリア開発協会のカンファレンスに参加しましたね。各国の方とお話しし、情報交換をしました。
また、カンボジアの日本語学校で日本語を話す練習の相手になったり、文化交流をしたり、文字を読むお手伝いをしました。その日本語学校とは、ニュースレターをいただいたりして、やり取りを続けています。少額寄附で応援していますし、折を見てまた現地を訪れたいと思っています。
現在はそのような活動をしていますかね。
学生時代はタイ、ネパールの国際開発事業に携わったり、現地の学生さんとの交流会のスタッフを行ったりしていました。
ー ボランティアを始めようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
学生時代にアジアを旅していた頃、本当にたくさんの現地の方に助けていただいたんです。その時の感謝の気持ちから、「今度は私の番」という気持ちが根底にあります。だから、自分がお手伝いできることを手伝って、誰かの助けになれれば良いなと思っています。
国際関係のボランティア活動を始めるきっかけとなったのは、学生時代に留学生や交換研究生のアテンドを頼まれたことかと思います。役所の手続きの手伝いをしたり、その他日本での生活の手伝いをしていました。
また、当時同じ下宿の友人が、障がいのある方の生活をお手伝いをするサークルに入っていたこともあり、障がいのある方のお宅でご飯を作ったり、ハンディのあるお子さんの野外活動に同行したりしていました。
そういったことなどが一番最初のきっかけとなった活動でした。
そのほかにも、ナホトカ号の重油流出事故の際には重油の回収のボランティアに行ったり、
自分の子ども達が通っていた保育園は外国籍のお子さんが沢山在籍していたので通訳・翻訳をしたり小学校の入学準備のお手伝いをしたりと、そういったことを続けてきたという感じですね。それを仕事ではなく遊びではなく、「ボランティア」と呼ぶのであれば、ボランティアに含まれるのですかね。「ボランティアをするぞ」と思ってこれまでやってきたわけではないので、ボランティアと呼ぶならボランティアなのかもしれない、という感じですね。
ー ボランティア活動の魅力ややりがいはどんなものでしょうか?
好きでやっているから苦でもないですし、自分も楽しいし、誰かに強制されて「行かなきゃいけない」というものでもありません。一緒に何かができて相手の方が喜んでくださったり、未来に向けて環境を保全できたりすることがやはり嬉しいですね。「私一人がやっても変わらないけれど、誰かや何かを支える一助になっていれば嬉しい」という気持ちが、やりがいといえばやりがいかなと思います。
また、いろんな方と知り合うことができるので、交友関係が広がりますね。仕事関係やプライベート関係でも会わないような方と出会って、様々な刺激をもらえることも魅力だと感じます。特に「仕事+α」で何か(ボランティアなど)をする上でどのような関わり方をしているのかという点での学びが多いです。自分のできる範囲で、背伸びをせずに、どのように関わっているのか、どのように関われるのかを見て、自身の活動の参考にさせていただいています。
ー 仕事とリンクする点、逆に仕事とは異なる点などはありますか?
私自身キャリアコンサルタントなので、ボランティアを通じて色々な考え方を持った方と出会うことに学びが多いと感じています。
また、ボランティアは営利目的の組織ではないので、それを形作って継続していくためには組織づくりがとても重要です。そういった点で、フレキシブルかつサステナブルに運営している団体さんには学ばせてもらうところがたくさんありますね。
加えて、色々な方がいらっしゃるので、自分の役割や接し方を考えながら活動をしています。例えば、私であれば、何か問題が起こった時などに色々な立場の人の話を聞いて、気持ちよく皆が活動できるようにしたり、日本語教師としての知見を活かして伝え方や表現の仕方についてアドバイスをしたりすることがあります。
仕事とは異なる点としては、全員ができる範囲で目的に向かって活動しているので、各人がそれぞれの役割を担ってフラットな関係がとても良いなと感じています。
また、ボランティア活動や様々な人々との出会いを通じて、自分の足元まで問題を棚卸して、「現地にはいけないけど何ができるか」を考えて活動するようになったと感じています。
例えば食料問題を考えた時に、「では、自分でそれはどうしたら良いのだろうか」と考えた時に、「残さずに食べよう」だとか「食材を無駄にしないようにしよう」だとか、自分の身の回りでできることを考えるようになったということです。日常的なところからきちんとしていないと、言行一致ではないな……と思うからです。
ボランティアをやりたいと思ったからといって現地に飛んで行けるわけではありませんし、自分の生活もある中で誰もが自由に活動に参加できるわけではないので、「何もできない」と諦めるのではなく、今自分の立場で何ができるかを考えることが大切だなと感じています。長年の活動の中でそのように考えるようになったかと思いますね。
ー 素敵な変化ですね。
「ボランティア活動を皆でやりましょう」というのは実はあまり得意ではないんです。「やってあげる」という気持ちからボランティアをすることは、何だか違うと思います。「ボランティア活動」という錦の御旗を上げずに、無理や背伸びをせずに、「自分の身の回りでやれることからやる」、「やってみたいことから参加してみる」という形の方がハードルが下がると感じています。
「私、良いことをやってあげている」と無理をするとやはり続きませんし、苦しくなってしまいます。相手と対等の関係を築けないので、双方が幸せな気持ちにはなれません。自分がやって楽しいな、好きだなと思うことに取り組むことが大切なのではないかなと思います。
ボランティア参加時に使えるTRYETINGの休暇制度
TRYETINGでは、年に3日分(所定労働時間7時間×3日=21時間)有給で付与される「特別休暇」を定めています。
この休暇は、本人のけがや体調不良の際の療養や、配偶者・子ども・父母の療養や看病に加えて、ボランティア活動などのために使用することもできるんです。
今回インタビューに登場していただいた齋藤さんも、過去にこの特別休暇を取得してボランティア活動に参加されたこともあるそうです。
TRYETINGの休暇制度の詳細については以下のマガジンも是非チェックしてみてください!