⚽【イベントレポート】未来のサッカー指導者へ。スペインの指導哲学と、日本でのキャリア形成を語った12/5セミナー
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こんにちは!エイ・フォース株式会社の菅原です。
先日学生向けイベントを実施しましたので活動報告をさせて頂きます。
サッカーの指導者を目指す学生にとって、“現場のリアル” と “キャリアの選択肢” を知る機会は多くありません。
12月5日、エイ・フォースは Balompié とともに、スペイン・バルセロナから来日中のトップ指導者 ポール・ベビス氏 を招き、大学生向けセミナーを開催しました。
当日はオンライン・オフライン合わせ約10名程の学生にご参加頂きました。
前半はスペインの育成現場で培われた指導哲学を学び、後半は「指導者としてどうキャリアを築くか」をテーマにエイ・フォースが多様な働き方を紹介。
“サッカーに関わり続けたい”という学生の想いに寄り添う、熱量の高いイベントとなりました。
🇪🇸 前半:スペインの現場から学ぶ「世界基準の育成哲学」
前半の講義では、ポール・ベビス氏よりスペイン・カタルーニャ地域に根づく育成文化や、トップレベルの指導現場で大切にされている価値観をお話いただきました。
特に印象的だったのは、
- 選手自身が判断し、自ら解決する力を育てること
- 指導者が答えを与えすぎないこと
- 個の創造性を尊重し、引き出すこと
- トレーニングには必ずアクションを入れること
といったスペインならではの育成思想。
また、年代別のコーチングの違いや、トレーニング設計の工夫、選手とのコミュニケーションについても、現地での具体例を交えながら丁寧に説明されました。
参加した学生からは、
「日本ではあまり意識してこなかった視点を学べた」
「自分の指導を見直す大きなきっかけになった」
という声が多くあがりました。
質疑応答では、
「ベンチにいる選手のモチベーション管理」
「主体性を引き出す練習の組み立て」
など、実際の現場で抱えるリアルな悩みが多く寄せられ、会場は熱気に包まれました。
🧭 後半:指導者を目指す学生へ。キャリアの“選択肢”を広げる時間
後半のパートでは、エイ・フォースから 「指導者としての挑戦」と「社会でのキャリア形成」を両立する働き方 についてお話ししました。
日本の学生指導者が抱えがちな不安として、
- 指導一本で生きていけるのか
- 将来どんな働き方ができるのか
- 指導と仕事は両立できるのか
といった悩みがあります。
エイ・フォースは、
「指導者としての情熱を活かしながら、社会人としても成長できる」
という働き方を大切にしています。
実は、指導者として日々向き合っているスキルは、ビジネスの現場でも高く評価されるものばかりです。
- コミュニケーション力
- 分析力・改善力
- チームマネジメント
- 状況判断と提案力
これらの能力は、社会で求められる“汎用スキル”として非常に価値があります。
エイ・フォースでは、指導の現場を続けながら社会でのキャリアも形成できるよう、多様で柔軟な働き方を提案しています。
学生たちにとって、「指導者=狭い選択肢」ではなく、「指導者+社会で活きるキャリア」という新しい未来 を描いてもらえる一歩になりました。
💬 参加学生からの声
イベント後には多くの学生が講師陣の周囲に集まり、感想や相談をしていました。
- 「スペインの指導哲学を直接学べる貴重な機会だった」
- 「指導者を続けながら働くイメージが少しずつ持てるようになった」
- 「好きなサッカーを軸にしながら生きていく方法は一つじゃないと感じた」
といった前向きな声が多く、イベント全体の熱量が伝わる時間となりました。
🚀 最後に:未来の指導者たちへ
今回のセミナーを通して、
“世界の育成現場から学ぶ視点” と
“キャリアの選択肢を広げる視点”
の両方を学生に届けることができました。
エイ・フォースは、
自分の夢を追いかける学生が、自分らしく、長く、情熱を持って活動できる環境をつくること
を大切にしています。
今後も、学生に向けたイベントや学びの機会を積極的に提供していきます。
未来の若者たちが、それぞれの情熱を形にできるように——私たちはこれからも支援を続けていきます。