全国3,600以上の施設を運営する、日本最大級の宿泊・短期滞在の空間運営企業。それが matsuri technologies(マツリテクノロジーズ) です。
2018年の自動チェックインシステムの開発を起点に、matsuri technologiesは宿泊・短期賃貸を支えるソフトウェアとオペレーションの仕組みを築いてきました。2026年度決算では、売上高100億円以上にまで成長しています。
2025年度までの売上推移。2025年度は前年同期比で88%増の成長を遂げた
matsuri technologiesが飛躍的に成長している理由は、規模の拡大だけではありません。民泊運営に必要なオペレーションをテクノロジーでつなぎ、仕組みとして最適化してきたことにあります。
この記事では、matsuri technologiesの成長を支えてきた仕組みと、その先にある可能性について紹介します。
テクノロジーを活用し、空間の使い方を変える
使われていない不動産、十分に活用されていない空間を、宿泊や短期賃貸のニーズに応じて活用できる仕組みをつくる。その中核にあるのが、matsuri technologies(以下、matsuri)が展開する空間の価値を最大化するソリューション「StayX」です。
StayXは、旅行・出張・短期滞在といった必要な期間に応じて空間を利用したいゲストと、空間からより高い収益を生み出したいオーナーをつなぐ仕組みです。
さらに、宿泊運営に必要な予約管理、チェックイン、清掃管理、価格設計などのオペレーションをテクノロジーで統合することで、空間の活用効率を高めています。
StayXのもう一つの特徴が、一つの空間を宿泊と短期賃貸の両方で活用できる仕組みです。matsuriではこの仕組みを 「二毛作モデル」 と呼んでいます。
空間の用途を一つに固定するのではなく、宿泊と短期賃貸を組み合わせて活用することで、稼働率と収益性を最大化することが可能になります。
宿泊需要が高い時期は宿泊として活用し、長期滞在ニーズがある期間は短期賃貸として提供する。
このように用途を柔軟に切り替えることで、空間の稼働率と収益性を最大化することができます。
また、短期賃貸として利用されるケースでは、企業による新入社員研修や中長期の出張滞在など、法人利用のニーズも多くあります。
ゲストにとっては、旅行・出張・滞在など目的に応じた滞在先が増え、オーナーにとっては、空間の価値を最大限に引き出すことができる。
こうした仕組みによって、StayXの利用者はインバウンドを中心に多様な国籍に広がっています。
宿泊運営に必要なオペレーションをテクノロジーでつなぎ、これまで十分に活用されてこなかった空間を収益を生む事業へと変えていく。そこにmatsuriの独自性があるのです。
伸びる市場で今問われる運営の「質」
日本の宿泊市場には、まだ大きな成長の余地があります。例えばインバウンドの回復は、その大きな追い風です。
政府は2030年に訪日外国人旅行者数「6,000万人」を目標に掲げています。人の移動が増えれば、それに伴って宿泊や短期滞在の需要も増えていく。matsuriが向き合っているのは、そうした需要の高まりがある市場です。
しかし、需要が伸びているからといって、単純に提供する空間を増やせば事業が成長するわけではありません。
現在の宿泊・民泊市場では、近隣への配慮、問い合わせ対応、清掃品質などを含めた運営の「質」が、評価や収益に大きく影響します。ルールを守りながら安定した品質で供給を増やせるかが、事業成長の鍵となるのです。
つまり、この市場で事業の伸びしろを決めるのは、「どれだけ早く物件を増やすか」だけではありません。物件数が増えても、日々のオペレーション品質を維持したまま拡大できるかどうか。
matsuriが向き合っているのは、まさにこの課題です。
また、業界全体の健全な発展にも取り組んでいます。代表取締役の吉田が代表理事を務める一般社団法人を立ち上げ、業界と連携しながらルールづくりや地域・行政との連携にも取り組んでいます。
伸びる市場の中で、品質を保ったまま運営を広げられるようにすること。そこに、matsuriの挑戦があります。
品質を保ちながら規模を拡大する鍵、「仕組み化」
宿泊・短期賃貸の運営で難しいのは、物件を増やすことそのものではありません。
本当に難しいのは、物件や予約が増えても、清掃品質や問い合わせ対応、備品管理といった日々の運営を崩さずに回し続けることです。そしてこれらの運営状況は、そのまま評価や稼働率、収益に返ってきます。
matsuriは、この難しさを属人的な運営に頼るのではなく、テクノロジーによる仕組み化で乗り越えようとしています。
その考え方が最も表れているのが「清掃」です。
清掃は宿泊運営の品質を左右する重要な工程ですが、担当者によって品質のばらつきが出やすい仕事でもあります。
matsuriでは清掃手順や確認項目をソフトウェア上で標準化し、品質を安定させています。
この仕組みは清掃にとどまりません。予約管理、チェックイン、問い合わせ対応といった運営も同じシステムで管理することで、拠点が増えても破綻しにくい運営体制を実現しています。
宿泊の予約からチェックイン、清掃、価格調整まで、自社が開発するシステムを使って仕組み化している
経験や勘に頼るのではなく、テクノロジーによって運営を最適化する。この仕組みがあるからこそ、matsuriは規模を拡大しながら品質を維持することができています。
一つの空間から、収益をどう最大化するのか
宿泊運営の収益は、良い物件を持つだけでは決まりません。同じ空間でも、いつ・どの用途で・いくらで提供するかによって、収益は大きく変わります。
matsuriが収益をつくる上で重視しているのは、空間の使い方と価格の設計です。一つは、宿泊と短期賃貸をどう組み合わせるか。もう一つは、そのときどきの需要に応じて、価格をどう決めるかです。
民泊には、制度上年間180日までという制約があります。そこでmatsuriは、宿泊だけでなくマンスリーマンションのような法人向けの短期賃貸を組み合わせることで、年間の稼働率を最大化しています。
民泊と短期賃貸を組み合わせた収益モデル
さらに、その時期の需要に応じて価格も変えています。自社で運営を行なっている3600室以上のデータをもとに、需要に合った価格を決定することで、一つの空間が生み出す収益を高めています。
運営の仕組みだけでなく、収益のつくり方まで含めて空間を最適化しているのです。
こうした運営データと収益モデルは、不動産の価値の捉え方にも変化をもたらしています。
matsuriでは、不動産オーナーや投資家とも連携しながら、空間の運営と投資をつなぐ新しいアセット運用の形を模索しています。
宿泊運営の仕組みとテクノロジーを組み合わせることで、不動産の潜在価値を引き出す。
その取り組みは、宿泊業の枠を超えた新しい産業の可能性を生み出しつつあります。
空間の使い方を変える仕組みから、次の挑戦へ
matsuriはこれまで、宿泊市場の成長を背景に、テクノロジーを活用した運営基盤を築いてきました。そして今、そのノウハウを活かした次の挑戦が始まっています。
一つは、ホテル事業。民泊・短期賃貸の運営で培ってきたノウハウを活かし、新しいホテルブランドの展開を進めています。
もう一つは海外展開です。2025年にはニューヨーク・マンハッタンで宿泊施設の運営を開始しました。
今後は、日本で培った宿泊運営の仕組みを、世界へ広げていくことを目指しています。
2025年10月に運用を開始したニューヨーク・マンハッタンの物件
matsuriがこの事業に取り組んでいるのは、単に不動産を効率よく運用するためではありません。人口減少が進む日本では、人の移動や滞在に関わる領域の重要性がこれからさらに高まっていくと考えています。
matsuriは、テクノロジーによって空間の使い方を変えることで、人がより自由に移動し、滞在できる社会の基盤をつくろうとしています。
人がさまざまな場所を訪れ、異なる文化や地域に触れる機会が増えることは、社会の理解や新しい価値を生み出すきっかけにもなります。
「旅」と「すまい」の選択肢が広がれば、人はもっと自由に移動し、好きな場所で時間を過ごし、時には暮らすこともできるようになる。
私たちのビジョンである「旅とすまいの自由を全ての人に」に向けて、挑戦は始まったばかりです。
ここまで読んで、
・宿泊インフラの可能性
・テクノロジーによる宿泊運営の革新
・グローバルな事業づくり
に興味を持っていただけた方は、ぜひ一度お話ししましょう。
matsuri technologiesは、まだ完成した会社ではありません。
社会インフラの新しい形をつくる挑戦の途中にあります。
その挑戦に共感してくださる方と、カジュアル面談でお会いできることを楽しみにしています!
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