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【入社エントリー】ウエディングプランナーから出産を経ての転職。ドメイン知識を生かしてTAIANでやりたいことは

みなさん、はじめまして。株式会社TAIANでカスタマーサクセスをしている、北澤と申します。

新卒でブライダル企業に入社し、約8年間ウエディングプランナーとして従事していました。

結婚や産育休で一度は家庭に入る道を選びましたが、やはりブライダル業界に携わりたいという想いが強くあり、TAIANにジョインしました!

そんな私がどのような経緯でブライダル業界と出会い、ライフステージの変化を経て再びこの業界に関わる道を選択したか、なぜTAIANに入社したかをお話します。

ブライダル業界が大好きで今後のキャリアについて考えている方、家族を大切にしつつ自分のやりがいも追いかけたい方、TAIANに少しでも興味を持ってくださっている方、ぜひご覧ください。


教育学に熱心だった私。父の事故をきっかけに感謝を伝える大切さに気づき、ブライダル業界へ

私は中学校から高校にかけて、校則が厳しく勉学に熱心な学校で青春時代を過ごしました。その影響なのか、大学受験のタイミングでは、教育が子どもに与える影響について関心を持ち「将来は教育の道に進むのだろうな」と漠然と考えていました。

大学入学後、教育心理学を学びながら、アルバイトで大学受験予備校の担任助手として働きつつサークルで教育支援のボランティアをするという…なんとも教育漬けの日々でした(笑)

予備校のアルバイトでは担当生徒一人一人に向き合いながら、志望校に合わせた学習計画を立て合格まで伴走したり、教育支援のボランティアでは毎年夏休みの約1か月を使って、学校教育を受けられないフィリピンの孤島へ行き、現地でホームステイしながら子どもたちに向けてたくさんの授業をしたりしていました。

そんな大学4年間を過ごす中で、私は共通して「誰かの人生の転機になる」ということにやりがいと幸せを感じていることに気づきました。

就職活動を迎え、自分の人生と未来に向き合った際「誰かの人生においてプラスの転機を与えられる人でいたい。“自分の人生の転機”で経験したことを伝えられるようになりたい。」という明確な軸が見えてきました。

少し過去に戻るのですが、中学生の頃、私の父は交通事故にあいました。

家の前にある大通りで、仕事帰りにトラックに跳ねられた父はかなりの重体。担当医師には9割難しいだろうと言われていました。

実は事故の前日に父とは大ゲンカをしており、事故にあってから集中治療室に入り会話もできない3か月間、私は数え切れないほどの後悔をしていました。

もっと優しい言葉をかけておけばよかった

会話をする時間を大切にしておけばよかった

もっと感謝を伝えておけばよかった…

幸い、父はなんとか一命を取り留めましたが、当時想い巡らせたことがその後の私の人生を大きく形作っています。

「時間は有限であること」「感謝は伝えられる時に惜しみなく伝えるのが大事だということ」

これを学ぶことができた父の事故が私の人生の転機であり、誰かにこの気持ちの大切さを伝えられるような仕事をしたいと気づいた瞬間、私の将来の道はブライダル業界一本に決まりました。

ブライダル業界では数々のすてきな会社に出会いましたが、入社を決意したのはプリオホールディングス株式会社でした。

選考過程では、面接でよくされるような質問は一切されず、私の人生や価値観をまっすぐに見てくれたのを今でも鮮明に覚えています。さらに、プリオホールディングスの大きな特徴として、結婚式準備の中で「カップルのご家族に取材をしたうえで結婚式を創っていく」という過程があったのも印象的でした。

“人生の振り返りから創られた結婚式は、当日はもちろん、その後の人生が豊かになる。”

そんな結婚式に対する考え方が、私の価値観とぴったり合致し「ここで結婚式をプランニングしたい!」と思うようになります。


価値観や人生観…自身を育ててもらったブライダル業界での8年間

就職活動の末、念願のプリオホールディングスに内定をいただき、そこから私のプランナー人生が始まります。

業界ではよく「一貫性のプランナー」と表現されますが、カップルの式場見学・ご契約手続き・打ち合わせ・結婚式当日のアテンド…という全ての工程を一人で担当していました。

それは本当に幸せな日々で、8年間の結婚式で涙しなかった結婚式は1回もないほど、すべての結婚式に思い入れがあります。今でも担当させていただいたカップルと飲みに行ったりすることも多々あるくらいです(笑)

なかでも、入社のときに大きな魅力として感じていた「カップルのご家族への取材」は、今思い出しても本当に貴重な機会でした。

カップルのご実家に伺い、幼いころの写真を見せていただいたり、部活の試合や習い事の発表会の動画を見せていただいたり。そんなことをしながらご家族にはいろんなお話を伺いました。

わが子がおなかにいたころの気持ち。初めてしゃべった日のこと。大きなけがをした日のこと。

初めての恋人ができたときのこと。会話がなくなったころのこと。

親として身体を心配されるようになったこと…

今だから言える感謝や申し訳ない気持ち。自慢に思うこと。大好きなところ…

日常生活の中ではそんなことを振り返る時間もなく、振り返り方も分からない。だからこそ、ご家族にとってプランナーから取材をされることは、結婚式の機会がなければきっと生まれなかったであろう時間だと感じていました。

このような取材を「人生の棚卸」と私は勝手に呼んでいましたが(笑) これはご家族だけでなく、カップルにももちろん行います。私が伝えたかった「結婚式という人生の転機で伝えられることは惜しみなく伝える」が実現できているお仕事でした。

私はウエディングプランナーにおける一番のやりがいをこの【人生の棚卸からプランニングの提案をし、当日を見届ける】という部分に見出していました。従事する方々から話を聞くと、私だけではなく、実は多くのプランナーにとって共通の想いなのでは?と勝手ながら思っています。

しかしそんなプランナーも、プランニング業務以外の事務作業の膨大さ、業務量の多さゆえに、ライフステージの変化とともに仕事の継続を諦めざるを得ない状況があるのも事実です。

私自身、婚礼支配人や採用をする立場になってから、より一層この課題を感じるようになっていました。

そんな中で、予備校のアルバイト時代にお世話になった先輩であり、TAIAN取締役 COOの米倉さんに声をかけていただき、Concept MarryのWeb招待状を導入することとなりました。

当時はWeb招待状が主流ではなく、紙の招待状が圧倒的に多かったのですが、プランナーにとって紙の招待状は事務作業が多いアイテムの一つでした。

細かい部分は割愛しますが(ぜひプロダクトのお話は別の機会で!)Webだからこその自由度やオリジナリティはプランナーにもカップルにも嬉しいものであり、TAIANの皆さまが多くの要望をスピーディーに叶えていただいたことから利用率も増え、DXが少しずつ前進していったのはありがたい体験でした。

プランナーとしてやりがいを持って働く中で、私自身も入籍。結婚式の2年後には第一子の妊娠・出産をしたことにより、私はまた人生の転機を迎えることになります。


出産を経験し、今という時間の使い方を考えた時に思い浮かんだTAIAN

妊娠した後も陣痛が怖く、迷うことなく無痛分娩を選択…しかし当日になってあれよあれよとお産が進み、最終的に助産師さんから「今麻酔入れたら進みが遅くなって赤ちゃん苦しいけど、それでも麻酔入れる!?!?」と聞かれました(笑)

陣痛ですでに痛かったのですが「それならこのまま生みます!!!」と迷うことなく答えられたのは、私でも母になれたと実感できた出来事の一つでした。

そんな波乱の出産から育休に入り、日々成長していく娘。「今日のわが子が一番幼いんだな。ゆっくり大きくなってほしいな」と思っていました。その時期にとある記事を目にします。

母親がわが子と共に過ごせる時間は、約7年6ヶ月(約65,700時間)父親はその半分で約3年4ヶ月

これまでの経験から私は「これまで仕事を一番に生きてきた分、これからは家族との時間をもっと大切に過ごしたい」と思うようになりました。とはいえ、出産前まではプランナーとして復帰をするつもりだったこともあり、お世話になった職場の上司には申し訳なさを感じながらも、新たなライフステージの訪れを感じていました。

正直、出産を乗り越えた後からは「家族との時間を大切にすること=ブライダル業界でキャリアを築くことは難しい」と考えていたのだと思います。

娘と一緒に過ごす日々はもちろん幸せでしたが、よくよく考えてみると「今日のわが子が一番幼いから日々を大切にしたい」ということと一緒で「私自身も今日の自分が一番若いのだから、やりたいことをやるべきではないか」「家庭か仕事のどちらかではなく、どちらも諦めたくない」と思うようになりました。

自分のやりたいことを考えると真っ先に浮かぶのは、やはりウエディングでした。20代すべての時間を過ごし、価値観や人生観を育ててくれた会社やこの業界に心から感謝しています。だからこそ、これからは自身を育ててもらったブライダル業界に別の形で恩返ししたいと考え、思い浮かんだのがConcept Marryでお世話になっていたTAIANでした。

顧客として関わっていた当時から、TAIANがブライダル業界やそこで働く人に、よりよいものを提供したいというアツい想いを持っていたのを知っていたこともあり、改めてまりこさんや元気さんにお話を聞く機会をいただきました。すると、Concept MarryのWeb招待状はもちろん、すでに業界を変革するようなシステム「Oiwaii」をつくっていることを知りました。

この時、私もこのプロダクトをもって、お世話になったブライダル業界に恩返ししたいと強く思ったのを覚えています。

TAIANでカスタマーサクセスとしてのキャリアをスタートとした今、感じていること

ご縁をいただきTAIANにジョインしてからは、毎日業界に対するアツい気持ちとともに仕事をさせていただいています。

「プランナーが本来やるべき仕事に集中できるようにブライダル業界のDXに挑戦したい。」

「プランナーというすばらしい仕事の職業価値を高めたい。」

「出産してより一層分かった、結婚式の大切さ・文化を継承していきたい。」

「結婚式を一度きりのビジネスモデルではなく、生涯顧客化のビジネスモデルとしたい。」

「結婚式の評判があらたな結婚式を生む循環をムーブメントとして起こしたい。」

「わが子が大きくなった時に、結婚式をはじめとしたお祝いが溢れる社会にしたい。」

こんな気持ちで働けることって本当に幸せですよね…!ありがたいです。

今はカスタマーサクセスとして、TAIANのプロダクトを利用している式場様に向けた、導入から成果創出までの伴走支援を行っています。導入する現場のプランナーさんの大変さも期待も経験としてわかるからこそ、お客様の気持ちに寄り添った支援をできることが、自身のバリューだと感じています。

一方で、カスタマーサクセスという職種は初挑戦のため、社会人としては生まれ直したような感覚で勉強の日々です。入社当初はIT用語やカスタマーサクセス用語を覚えるのに必死で、社内ミーティング中も常に検索していました(笑) 

自身の未熟さゆえに「お客様に介在価値を提供できているか?」と悩むこともありましたし、元々スタートアップで働きたいというモチベーションではなかったため、他のメンバーとの温度感にギャップがないかを気にしていました。しかし、TAIANで過ごせば過ごすほど不安はいつの間にか無くなり、自分の想いに対してまっすぐ進むことができています。

「TAIANの手がけるプロダクトを世の中に広めることができれば、必ずみんなが幸せになれる」

ブライダル業界出身だからこそ、このことを確信できていますし、アツくあたたかい人たちで溢れているTAIANで、一緒に会社を大きくしたいという気持ちが湧き上がっています。

今後も乗り越えるべき山がたくさん現れると思いますが、そのたびに自分のこれまでとこれからのワクワクに心躍らせながら、最高のメンバーや業界の皆さんとともに駆け上がっていきたいと思います!


そんな私が働くTAIANでは仲間を募集しています!

TAIANのビジョンに共感できる方、ブライダル業界を一緒に盛り上げたい方、今を大切にしたい方、是非エントリーをお願いします!


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