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海外駐在を経てMBAに進学した金谷が、助太刀にCFOとしてジョインした理由とは?

こんにちは。助太刀採用担当です。今回は、昨年6月に助太刀にジョインして、10月にCFOとして選任された金谷に、助太刀に入社した経緯についてインタビューを実施しました。

海外駐在の後にMBAへと進学し、周囲の同期が投資銀行やコンサルティングファームへと進路を決める中で、インターンとして助太刀にジョインし、現在CFOを務める金谷。その意思決定の裏にあった背景や真意について、話を聞いてきました。

金谷圭晃 取締役 CFO
カーネギーメロン大学/人文社会学部 数理経済学科卒。
2010年大和証券株式会社入社。主に不動産、建設、物流企業に対するM&Aアドバイザリー業務に従事。
2013年よりロンドンに駐在し日欧間のM&A案件の組成に尽力。
2018年に退職しIESEビジネススクール(スペイン)に留学、助太刀入社に伴い中途退学。
2019年6月「助太刀」に参画。

まず初めに、ご経歴について教えてください

高校2年生の時にアメリカの学校に留学し、その後、カーネギーメロン大学に進学しました。就活のタイミングでリーマンショックが起きたことからアメリカでの就職を断念し、日本に就職することを決意しました。日本から世界へ向けグローバルに活躍したいと思っていたので、総合商社か証券会社で迷った結果、最終的には当時アジア圏に注力していた大和証券に入社しました。

大和証券ではロンドンでの勤務を経てM&Aを担当し、計8年間勤めた後、MBAを取得するため2018年夏に退職し、スペインのIESEビジネススクールに入学しました。そして、在学中の夏休みを使いインターンとして助太刀にジョインしたのですが、そのまま学校を中退する決断をし、2019年の10月に本入社をしました。

助太刀に入社された経緯を教えてください。

MBA入学直後の2018年10月にCEOの我妻にTwitter経由で「翌年の夏にインターンをさせて欲しい」と連絡をしたのですが、スタートアップ企業として1年後は約束できないので、次に日本に戻るタイミングで話そうと言われました。このタイミングしかないと感じ、スペインの3連休を使い弾丸で日本に戻りインターンのオファーをもらいました。

当初は夏休みを終えたら一度スペインに戻り、卒業後本入社する予定だったのですが、2週間程働いた時点で「もう学校には戻らないだろうな」と感じていました。その後、中途退学をし本入社しました。IESEの計らいで一応休学扱いになっていますが。

「もう学校には戻らないだろうな」と感じた背景を教えてください。

良くも悪くも色んな事が日々起きて、それに対してワンオブゼムではなく、当事者として裁量権をもって課題解決に取り組むのが面白かったんです。IESEは素晴らしい教育機関で、多くの友人ができましたが、卒業までの数ヶ月の間でどれだけの変化が助太刀に起こるのだろうと考えると、座学に戻ることはとても考えられませんでした。


IESE 在籍時の金谷

そもそもどうして大企業からスタートアップ企業へのキャリアチェンジをお考えになられたんですか?

大和証券では上司、同僚そして顧客に非常に恵まれ、本当に素晴らしい会社だったと感謝しています。ですが、元々、私が大雑把な性格なので正確さが求められる仕事は不向きだと感じていて、ダイナミックな動きが求められるスタートアップで働きたいと漠然と思っていました。MBA入学後も、周囲はコンサルや投資銀行に入社する同級生が多く、自分もフェルミ推定など試してみましたが、合わないな、と思って3日でやめました。また、賢い人達が集まって賢いことをやる会社は既にレッドオーシャンだという感覚がありました

「賢い人達が集まって賢いことをやる会社は既にレッドオーシャン」とは具体的にどういうことでしょうか?

思考プロセスやフレームワークが一定量定型化していて、それをいかに速く、正確に行えるかが重要になっていると思うのですが、ある意味、みな似たようなことをしていて、社会に大きなインパクトを与えている実感はあまり得られないと思いました。もちろん案件を獲得してくる立場になれば人間力やダイナミックさも求められるのでしょうが、そもそもコンサルファームで自分が上のポジションに上がる姿が全く想像できず、それよりは、スタートアップで大きいことに挑戦したいという思いが強かったです。

その他数多くあるスタートアップの中でなぜ助太刀を選んだのですか?

スタートアップに転職をするのであれば、「市場の大きさ」が重要なポイントと考えていました。超巨大産業である建設業界では、何十年も根付く商習慣があるため、中からイノベーションを起こすのは難しいところがあるのではと考えていました。だからこそ、外から市場に変化を起こせた際の影響は非常に大きいと思いました。また、新築信仰が強い日本では建物の入替わりが多い為、市場も非常に大きく、その分インパクトも大きくなり、そこでチャレンジをする人達に対するリターンも大きくなると思いました。物流や農業なども同様に市場は大きいですが、プレイヤーも多いような印象がありました。一方で、建設業界はインナーサークルのみで行われていてるので、より改革の肌感を得られるのではと感じました。

また、「組織の小ささ」も重要でした。同じスタートアップでも100人の組織と10人の組織に入るのでは全く違う世界ですので。助太刀は事業は成長ステージにあるにも関わらず、まだ組織サイズが小さかったことが魅力的でした。

ビジネススクールを中途退学して助太刀に参画することに、悩まれたりしなかったのですか?

あまり悩みはしませんでした。キャリアチェンジすることを前提としてMBAに進学したので、タイミングが1年早まっただけという感覚でしたし、非常に合理的な判断であったと思っています。学費も一年分で済みましたし。

大企業からスタートアップ企業へのキャリアチェンジはリスク、いわゆる不確実性も高いと思うのですが、合理的とはどういうことでしょうか?

前職に比べ若干給料は下がりましたが、元々現時点の給料は大して気にしていなくて、人生単位の時間軸で物事を考えるようにしています。成功することを大前提として現在取り組んでいますし、成功を見越してキャリアを積むことに価値があると思っています。不確実な部分を割り引いても、得られる経験を考えると給料の差は誤差という感覚です。また、仮に助太刀で失敗したとしても、大きい社会課題に挑戦して失敗したという経験は誰もが持っているものではありません。なので、最後まで挑戦し派手に散ったならば、ある意味プラスになると思っています。

加えて、スタートアップへの転職に多少リスクはあれどダウンサイドは限られていると思います。過去のキャリアを経て現在に至るので、今レバレッジかけてアップサイドを狙うというのは非常に合理的だと思っています。むしろ、目先の給料やステータスに拘り、大きい物事を諦める方が非合理で、感情的な判断だと感じます。助太刀への入社が衝動的・感情的であったとは捉えておらず、今まで蓄えた経験やスキルがあるからこそ、現在スタートアップで最大限にアップサイドを狙えていると思います

もちろん、そのような判断ができたのも家族の理解があればこそで、私のMBA留学に帯同するため自分のキャリアを中断したのに、今度は中退してスタートアップに転職すると言い出した私に半ば呆れながらも応援してくれている妻には感謝で頭が上がりません。

仕事面について、もう一段聞かせてください。スタートアップならではのやりがいなどありますか?

小さい組織で大きな裁量を持って働けることが心地良いです。会社の代表として様々な業務を行えることにやりがいを感じます。今思えば、大和証券も自分の心構え次第で大きな裁量で働ける環境でしたが、自分自身をワンオブゼムに感じてしまっていた節もあり、大きなプロジェクト内の限られた裁量しか持っていない感覚でした。一方で助太刀では、スタートアップの代表者として大きな裁量を持たざるを得ないので、ある意味で強制的に個々人のポテンシャルが開放されている状態です。より幅広く、より視野の広い働き方を求められるようになり、そこに大きな楽しさを感じています

その他、実際に助太刀に入社されて、感じたことについて教えてください。

メンバーのレベルの高さに驚きました。大和証券では優秀な同僚が多く、大和から転職した人は皆「大和は良かった」と語る印象があったので、正直スタートアップ入社前は少し不安でしたが、実際入社すると優秀なメンバーが集っていて、それぞれ異なる経歴から得たスキルを武器に取り組んでいることが印象的でした。スタートアップとして誰もが会社を代表しているので、自然と視座が上がっているだと思います。また、職人さんや会社への思い入れを強く感じました。

加えて、建設業界の方達と実際に触れ合い、彼ら彼女らが非常に優秀なビジネスパーソンであると感じましたし、多くのことを学ばさせてもらっています。だからこそ、マッチングや金融事業を通してこのような方達のビジネス環境、労働経営環境を良い方向に変えていけることにやりがいを感じます。

今後助太刀として実現していきたいことについて教えてください

今後は、マッチングをコアに置きつつ、包括的なインフラ・プラットフォームを展開していきたいと考えています。長期的には、職人さん達が助太刀を通して建設業界に入り、仕事の依頼や資材調達、公私における資金ニーズの手当など、助太刀でライフイベントを完結できるような世界に向けて現在取り組んでいます。

ありがとうございます。最後に、読者の方々に一言、メッセージをお願い致します。

今後のキャリアに悩まれている方は多いと思います。私自身、環境に恵まれていて処遇も良かったので、心地良い環境を飛び出してMBAに進むこと自体、大きな決断となりました。ただ、そんな決断の高揚感も数日で薄れますので、人生単位で考えれば全く大した話ではないですよ

スタートアップはどこも人が足りなく、若手〜中堅の方は特に、ブルーオーシャンだと思います。ただ、決して大企業VSスタートアップと二項対立で考えることではないと感じています。メリット・デメリットは双方にあるので、スタートアップに興味を抱いている方は是非一度話を聞きに来て欲しいです。自分自身、決断に後悔は全くしていないですし、現在の仕事にやりがいを感じています。

助太刀では、若い才能にレバレッジかけて高みを目指す環境を提供できると思っています。一歩踏み出すだけで人生は大きく変わります。超巨大産業の課題に挑戦し、その過程でビジネスとしても大きな成功を達成したい方、助太刀で秘めているポテンシャルを最大限に開放しませんか?

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