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3つのバリューから紐解く、エンジニアにとってのスタディプラスで働く魅力とは

学習管理ツール「Studyplus」は今や受験生の2人に1人が利用する、教育系No.1アプリとなりました。塾・予備校・学校向けの「Studyplus for School」の導入実績も広がっていく中、今回はプロダクト開発を担うエンジニアの2人に入社の理由やエンジニアにとってスタディプラスで働くおもしろさやメリットについて話してもらいました。

プロフィール

ーーお二人がスタディプラスに入社した理由を教えて下さい。

大石:世の中に様々なサービスがある中で何かしら社会に貢献できるサービスに携わりたかったというのが大きな理由です。当時、息子2人が中学生と高校生で、学習や教育が身近だったこともあるかもしれません。

また、入社する前に色々な会社を見ていたのですが、スタディプラスではエンジニアが尊重される風土があること、技術的に新しいことへ常にチャレンジできること、エンジニアが正しく評価されること、面接の際に今後の予算や事業計画を詳しく説明してもらえたことなど、エンジニアとして働く環境に魅力を感じたのでスタディプラスに入社しました。

山田:わたしも似ています。具体的には3つ理由があって、まず1つ目は技術的な投資に理解がある会社であることでした。これは自分の中で転職活動の大切な軸だったため、求人サイトなどではなくRubyKaigiなどのカンファレンスのスポンサーをしている会社から探していました。
その中で「学習」という事業ドメインに興味を持ったことと、元々Studyplusアプリを利用していて、親しみがあったため応募したのがきっかけです。

2つ目はユーザー数の多いサービスの開発を経験できること。受験生の2人に1人が利用しておりユーザーが多いことやそれに関連した技術的な課題など、カジュアル面談や面接で話を聞いていくうちに、今まで経験したことがない開発ができそうだと考えるようになりました。
3つ目はフルフレックスやリモートなど、自由な働き方ができる環境だったことです。

圧倒的なユーザー数と社会的意義がやりがいになる。トップダウンではなく、メンバーに裁量が与えられた環境

ーースタディプラスの開発組織の体制やそれぞれの役割を教えて下さい

開発部があり、その中で企画グループ、デザイングループ、エンジニアグループと分かれています。
エンジニアグループにはリーダーを含めて現在14名のエンジニアがいるのですが、
図にある通り、「Studyplusチーム」「Studyplus for Schoolチーム」というようにプロダクト単位で開発チームがある体制になっています。
デザインと企画については、機能ごとでチームとなっているので横断的にプロダクトに関わっていきます。

ーー「Studyplus」と「Studyplus for School」サービスがありますが、それぞれの開発におけるフェーズや面白さを教えて下さい

大石:「Studyplus」はtoC向けのサービスで、主なユーザー層は大学受験を目指す高校生や継続して学習されている方などです。日々の学習を記録するサービスのため、毎日利用するユーザーが多く、そういった熱心なユーザーからのフィードバックを参考にプロダクトへ反映したり、新機能をリリースしたときにユーザーからの反響を直に感じることができるので、toC向けサービスの醍醐味ややりがいを感じることが出来ます。

一方で「Studyplus for School」はtoB向けのサービスで、教育機関へ提供しているのですが、政府の取り組みとして、今後は学校領域でのICT化が加速するので、さらなるユーザー層の拡大を計画しています。教育機関や国との連携も必要で、非常に影響力が大きく社会的意義を強く感じながら開発することができます。

こういったサービス開発や技術的な課題解決を、エンジニア組織が成長していくタイミングの中で、どのようなエンジニアリングで実現できるのか、どう改善していくのかをトップダウンではなくメンバーそれぞれに裁量が与えられているのは、やりがいですし、おもしろさにつながっています。

山田:フェーズの視点でお伝えすると「Studyplus」はリリースされてから約10年が経つサービスになるので、ゼロから新しいものを作っていくというよりは、既存のシステムに機能追加や改善を入れるような開発が多いですね。ユーザー数が多いサービスで大量のデータを扱う開発経験が出来る点はエンジニアにとってメリットだと感じています。

大石さんも言っていますが、toC向けのサービスなので、アプリレビューなどでユーザーの反応や感謝の言葉などをいただけたりと、自分が携わっているサービスが実際に世の中で役立っていることを実感できるのはモチベーションになっています。

「Studyplus for School」は2016年にリリースしていて、日々、改良していますが、今後さらに学校などの公教育現場に広がっていくこともあり、新機能追加の頻度が多いプロダクトです。塾や予備校などへ現在約1,000教室へ導入されており、導入教室の拡大を今後予定しています。その中で導入するにあたって必要な機能の追加や、より便利に使えるような新機能の開発をしていく予定です。

技術的な挑戦に積極的な社風が、日々の開発のモチベーションに繋がる

ーー技術選定や開発工程においてスタディプラスならではだと思うことはありますか?

大石:事業サイドからの課題をどの技術を使って実現するか、エンジニア同士で話し合って技術選定できるなど、エンジニア主体で技術開発を進められる事ですね。

エンジニアチームのリーダーやテックリードが他のメンバーと相談しながら、保守性などの課題解決や、その技術が主流かどうか、メンバーに興味がありそうなものかなどを元に、将来を見据えた技術選定をしています。エンジニア主導なので、新しい技術を導入しやすい文化があります。

例えば、モバイル開発では2019年にFlutterを採用したプロダクトをリリースしました。フロントエンド領域では3年前にElmをプロダクションに採用したり、昨年はNext.jsとVercelを導入しています。

Studyplusはそれなりに歴史のあるサービスのため、モバイルアプリもかなり古いコードが残っていたのですが、全てリファクタリングしてSwiftとKotlinが100%のコードにしました。新しいライブラリなども技術調査して導入するような風土がありますね。
Flutterをかなり早い段階から導入してリリースしたのは先ほどお話したとおりですが、新しい開発でもFlutterを多く取り入れています。SREではKubernetesやTerraformを本番導入するなど、積極的に新しい技術を取り入れることができています。

山田:Kubernetes、Goなど社内の勉強会で扱った技術を開発やプロダクトに反映できていることは、弊社の社風ですよね。技術スタックを自分達で決める裁量があるのは、自分達で保守していくことをしっかりと考えてのことですので、日々のモチベーションも高くなります。
技術的に挑戦した結果、失敗することもあるんですが、弊社のバリューのひとつで、「Fail Forward- どんどん失敗しよう」というものがあるんです。失敗したらそれを糧に成長しよう、挑戦し続けようという社風なのでエンジニアとして楽しんで仕事が出来ています。

カルチャーとして浸透した3つのバリュー。やりがいだけでなく、多様なキャリアパスが実現できる

ーースタディプラスには3つのバリューがありますが、それぞれどのように浸透していますか?具体的なエピソードなどがあれば教えて下さい。

大石Dive to Learn - 学習者のためにやろう - についてですが、わたしたちのプロダクト自体が、学ぶことを支援するサービスなので学習者を第一に考えて企画・開発をしています。開発するわたしたち社内のメンバー自身が率先して学習者になろうという点を強く共通認識として持っています。

そのため、先ほどあったように、業務中に自然と社内勉強会が行われていたり、LT大会を開催したりしています。
エンジニア向けのイベントやカンファレンスへのスポンサー協賛もエンジニア主導で行っていて、イベントに登壇するメンバーもいます。業務中に登壇の準備や練習なども業務が許す限りは自由に行える環境です。

山田Fail Forward - どんどん失敗しよう -もしっかりと浸透していると思いますね。
失敗した人が責められるようなことがなく、失敗したらそれを糧に成長しよう、挑戦し続けようという社風で四半期に一回開催されている全社イベント名がFail Forwardになっているくらいです。

エンジニアサイドでは、ポストモーテムを書く文化が根付いています。
例えば、障害が発生してしまった時に、失敗した人が責められるようなことはなく、その失敗経験から同じようなことが起きないよう、どう仕組み化していけば良いかに焦点を当てて議論されるのですが、こういった挑戦しやすい社風は個人的にも非常に良い文化だと思っています。

大石Far Together - 違いに寛容であろう -については働き方がまさに、このバリューを体現していると感じています。
弊社には様々なバックグラウンドを持った人が集まっていますが、働く時間や家庭環境もそれぞれ違っていて、各自がプライベートと両立させながら働けています。フルリモートですし、フルフレックス勤務になるので、暮らす場所も業務時間もひとり一人が裁量を持っています。その中でお互いを尊重しあったコミュニケーションが自然にできている社風ですね。

ーー入社後のエンジニアのキャリアは、どのようなパターンがありますか?

山田:キャリアプランとしては、テックリードのように技術面でリーダーシップを発揮するキャリアもあれば、エンジニアリングマネージャーとしてプロジェクトマネジメントやピープルマネジメントよりのキャリアもあります。
そして、一度どちらかに進んだ以降ずっとそのままではなく、チームの状況や本人の希望に応じて変更したりと、個々人のキャリアに沿って柔軟に対応できます。

大石:社内でジョブチェンジするエンジニアもいますよね。特定の領域の経験を積んだら他の領域にチャレンジすることも可能な体制になっています。

例えば、「Studyplus」のサーバーグループ内ではバックエンドのRailsアプリケーションの開発が中心にはなりますが、インフラ(AWS、Terraform、Kubernetesなど)や、Webフロントエンド(React、Vue.jsなど)、データ基盤などの幅広い領域に関われたりと、横に広げながらキャリアを積んでいくことが出来る点はエンジニアのキャリアにとってメリットだと思います。


ーー大石さんは、エンジニアが正しく評価されることも入社理由の1つだったそうですが、具体的にどのように評価をされるのでしょうか?

大石:4半期ごとに目標を設定して4半期が終わったタイミングでリーダーと評価面談をしています。一般的にサービスの新機能のリリースや機能追加などが評価を得られやすいですが、一見地味に見えてしまう技術的負債の解消や言語・フレームワークのバージョンアップ、エンジニア目線での課題解決など将来的なサービスの改善も評価されるようになっています。
また、エンジニア向けのキャリアラダーを導入しており、エンジニアのリーダーがエンジニアを評価する文化になっています。エンジニアのリーダーがした評価を評価会議に持って行くわけですが、事業部長や取締役の理解を得られているという印象です。

エンジニアの評価制度については随時アップデートしているので今後も他のエンジニアと検討していきたいです。

ーーこれらスタディプラスのバリューやカルチャーをふまえ、どんな人に入って欲しいですか?

大石:色んな方がいて良いと思うので、あまり特定はしたくはないと思っています。この業界やこの経験がないとだめというのはありません。ただ、お伝えしてきたプロダクトや弊社のビジョン・バリューのどこかに共感いただける方だと嬉しいですし、そういう方だとお互いにとって良い時間を過ごせると思っています。

山田:働き方など比較的自由度の高い社風になるため、部長やリーダーからメンバーに対してマイクロマネージメントされることは少なく、各メンバーが課題に対して自分や他のメンバーと協力して開発するようなスタイルが多いです。そのため、能動的に考えてアクションできるような方が良いなと思っています。

これからますますニーズが高まるプロダクトだと思っているので、少しでも興味を持っていただけた方は、カジュアルに面談で色々とお話しさせていただければ嬉しいです!

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