【仕事内容】ほとんど知られていない1年目エンジニアの仕事内容とは？〔開発業務編〕

初めに

本記事では、IT業界を目指す就活生に向けて、未経験から入社した1年目のエンジニアの1日を公開します！

スピードリンクジャパン(※1)では、エンジニアが取引先に派遣されて常駐する、SESという業務形態をとっております。一言でエンジニアと言っても、開発、インフラ、テスト、サポートなど、幾つかの分類に分けられますが、同じ未経験で入った同期は、それぞれ違った分野の仕事をしています。

※1 スピードリンクジャパン = 以下、SLJ

そこで、これから4回にわたって、それぞれ異なる仕事をしている新卒未経験1年目エンジニアの1日を公開していきます！！

IT業界ってかっこいいけど、結局何してるかわかんない。
ずっとパソコンに向かっていてつまんなそう。
そんな不安や偏見を解消するきっかけになれたら幸いです。

そんなわけで、今回の記事は開発業務編になります！
インタビューなんて言いましたが、今回は僕自身が経験している開発の業務をご紹介します。

SESとは

本題に入る前に。

冒頭で少しだけお話しさせていただいた、SESについてご存知でしょうか？
今回の記事ではあまり想像がつきにくいかもしれませんが、SLJの業務形態であるSESについて少しだけ説明させてください！
そんなの知ってるよ。なんて方は、少々お付き合いください。

SESとは、 System Engineering Service (システムエンジニアリングサービス)の略称です。
名前の通り、IT技術を必要としている企業へ、SEがクライアント先に常駐する形で技術を提供するお仕事のことを指しています。
技術を売ってますって、なんかかっこいいですよね笑

そんなSESの業務形態にも、メリットとデメリットは存在しています。
その中でもデメリットの方が多く取り上げられがちですが、技術力を必要とされているからこそ、技術が身につく現場で仕事ができる。
さらに、クライアント先に常駐することによって、他の企業の方と仕事をする機会が増えるので、コミュニケーション能力も必要となってきます。
技術力×人間力が活かされる、またはそれを研ぎ澄ますことができるお得な業務形態だと思ってください！

業務について

業務内容

SLJの受託開発チームでDartのフレームワーク Flutterを使用した、スポーツ実況音声配信アプリの開発をしています。

主な1日の流れ

9:30　~始業~

自分は前述したSESの業務形態ではなく、受託開発チームに参画しているため、業務時間はSLJの就業規則に則る形になります。

作業形態については、受託開発チームでは現状週一で出社。
その中でも、自分の参画しているチームでは、月曜日が出社、火曜日~金曜日がリモートワークです。

午前にやることといえば、大きく2つ。

1つ目は、その日のスケジュールの確認。
1年目であることと、1チーム5人で開発をおこなっているため、業務時間中にミーティング等が入っていることは滅多にありません。
プロジェクトのマネジメントをしている先輩方は、取引先企業とのミーティングや、受託チームの進捗確認等のミーティングが入っていることがあります。
業務時間中にミーティングが入っていなくても、業務終了後にプロつく(※2)や同期とのイベントが入っていることがあるので、朝確認するようにしています！

※2 プロつく = SLJの社員が、自分の「やりたい」を実現するために、自ら立ち上げるプロジェクトのこと。社内ポータルサイト開発チームや、人事関係のチームなどがあります。

2つ目は、自分の持っているタスクの消化。
前日に対応していたタスクの進捗にもよりますが、全体で管理している進捗管理表の課題の中から、対応する課題を決め、作業開始！
ここでの作業は、THE エンジニアといったプログラミング。
真っ黒な画面にいろんな色で書かれたコードが写るパソコンと向かい合いながらプログラミングをしています。

13:00　~休憩~

休憩時間は自由なので、作業のキリの良いタイミングで休憩に入ってお昼ご飯。
前述した通り、週に4日はリモートでの作業になるので、家で前日の残り物を食べて、30分くらい昼寝しています笑
暖かい日と、オンラインで買った洋服が届いた日は例外で、散歩がてらコンビニに行ったりもしています！
寒いとなかなかその気にはならないけど、外に出るとやっぱり気分転換になって午後の作業が捗ります！

余談ですが、SLJにコーヒーマシーンが設置されました！！
まだ使ったことはないのですが、お昼休憩中にコーヒーブレイクなんていうのもしてみたい！

14:00　~作業再開~

その日に対応するタスクにもよりますが、午後は先輩とやりとりすることが多くなります。

午前中に実装に取り組み、そこから生まれた疑問点の相談や、実装内容の確認を取る感じです。

リモートワークって、確認したい事とかはどうやって連絡を取るの？？なんて疑問を抱いたことはありませんか？
SLJでは連絡を基本的にSlack(※3)で取るようにしており、自分のチームでは、そのSlackを使って連絡を取る形になります！
Slack以外でもそうですが、文面のみのやり取りでは伝わらない内容など、ハドルという音声通話機能を用いて気軽に会話ができます！

※3 slack = Technology社が開発したビジネスチャットツール。チャット、ファイル管理、検索、ビデオ通話などが、インターネット環境であれば、すぐ利用できる。

なので、そこまで連絡に困ったことはなく、画面も写せるのでソースレビューなんかもしてもらえます！

意外と、実装できたと思った機能に対して、配慮が足りていなくて別の場所でエラーが出てしまったり、思うように動いてくれなかったりなんていうこともザラにあります。
さらに、他の機能の実装作業にあたっている同期とも連携をとりながら作業をすることもあるので、コミュニケーションをとりながら進めていきます。
実装して直して、連絡を取って確認して。
そんなことを数回繰り返して、実装した機能を、今あるアプリに合体してもらう形で一つのタスク完了。(この瞬間がいつも嬉しい。)

18:30　~終業~

1日ってあっという間。

20:00　~イベント・MTG等~

業務終了後から大体20時ごろから始まるミーティングまでの時間に、夜ご飯。

自分はいくつプロつくに参加しているのですが、今日(この記事を書いている日)は同期とのやりたいから発生したアプリ開発のミーティングがありました。

簡単に、このチームを結成した経緯を説明すると、入社後の技術研修を終えて、自分たちでアプリが作りたい！という会話から発生した同期4人のチームになります。
このチームではイベント管理アプリの開発をしており、画面設計からリポジトリ(※4)の作成、コーディングやテストといった開発の前工程を自力で行います。

※4 リポジトリ = それぞれが編集したファイルやプログラムを保管する場所のこと。リポジトリを作ることで、全体でプログラムを共有することができる。

今日のミーティングから本格的にプログラミングの作業に入るために、ファイルの作成等の下準備に取り掛かりました。
業務の開発とは違い、分からないことを試す、知るきっかけになるので、とっても力になる活動となっています！
よく、そんな時間まで仕事してるの？と、友達に言われることもあります。
ただ、勉強したもん勝ちのエンジニアからすると、同期と楽しみながら自分たちのペースで学ぶことができている感覚なので、むしろこの日が楽しみなんです！

以上が、開発業務の現場に入ったエンジニアの1日になります！
何となく、イメージ湧きましたか？笑

質問コーナー

次回以降に用意していたインタビューの内容なのですが、せっかくなら自分の分も！笑

来年はどんな2年目になりたいですか？？

来年は、任される2年目になりたいです。

生意気ですが、現状、手取り足取り先輩に説明してもらったり、コードの確認をしていただいたりと、負担をかけてしまっている日々が続いています。
なので来年からは、ある程度の重みのあるタスクをやっといて〜なんて気軽に任せていただけるような2年目になりたいと思っています。

働く上でのモチベーションは何ですか？？

完全に洋服です！！
センスは皆無ですが、最近服に対する物欲が凄くて、来月の給料が入ったらこれ買おうなんて、通販サイトを見ながら出社してます笑

真面目な話も。
以前までエラーと睨めっこして、先輩に聞いていたことが、途中まででも自力でロジックが組めた時の楽しさを覚えてしまったことだと思います。

わかることが増えた時の楽しさに向かって、わからないの状態から逃げずに考えることが今のモチベーションかもしれません。

働いていて、悩みや改善したいことはありますか？

悩みは完全に運動不足です。

一日中動き回っていた生活から一変して、今では一日中座っていることの方が多い生活になってしまいました。
仕方ないといえばそうだし、当たり前と言ってもそうなのですが、合間に散歩、土日にバスケをしても何だか足りないな〜って言うむず痒さがあります笑

改善したいことは、メモの取り方です。

先輩たちを見ていると、一つのロジックに対して、メモに書き残しながら作業を進めています。
ノートに書いたり、VSCodeのNote機能を使ったりなど、先輩によって様々ですが、それを見せてもらいながら説明されるときはいつもわかりやすいんです。
自分は今、頭の中でできた可能性を一つずつ潰していくやり方をとっています。
ですが、それではやはり前にやったことを忘れがちで、同じ方法を試してしまうことがあり、時間を無駄に使ってしまいます。
なので、自分に合ったメモの取り方を見つけて、作業に活かしたいと思っています！