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入社約半年の文系出身が、AWSアソシエイト3種類を取得できたので体験談共有します

こんにちは。株式会社サーバーワークスの新人、孔(こん)です。今月5日にAWS Developerのアソシエイトを取得し、アソシ3種類取得に成功しました。今回は、試験に向けてどのように勉強したか、そして試験の内容はどうだったかの感想を共有したいと思います。

AWSの資格取得に興味を持っている方々にとって試験資格に役立つ情報を提供できればと思っています。少し長いですが、絶対参考になるところがあると思いますので、ご一読いただけますと幸いです。

それでは、始めましょう!

状況共有

まず、私がAWS資格の勉強を始めた5月の状況を共有したいと思います。

  • 文系学部卒、IT関連知識はゼロの状態
  • IT知識は皆無だったが、会社の技術研修で基礎的な内容を勉強していた
  • AWSところか、インフラもよくわからない状況

前提条件としてはこの上ないまっさらな状態ですね。もしIT知識、特にインフラの知識がある程度ある方であれば、もっと簡単に資格を取得できるのではないかと思います!

勉強したこと

最初の勉強内容

まずは、ITの常識的なことがまったく分からなかったので基礎を固めることに専念しました。例えば、データベースがそもそも何なのかがわからないとRDS(AWSのRDBサービス)を本質的に理解することは不可能だと思ったからです。今思い返すと、既存の知識や概念をしっかり理解した上でAWSのサービスを勉強したのが、遠回りのようで実は近道だったと思います。もちろん、ITの基礎的な知識がもう身についている方はすぐAWSの勉強を進めてもいいでしょう。

ITの基礎を固め終わり、AWSについての勉強を始めたときは、Blackbeltを中心に読みながらAWSドキュメントのチュートリアルをやってみました。AWSの主要サービスについてはここでひと通り習得することができますよ。

実際の画面はこんな感じです。たくさんのチュートリアルが用意されていますね!実際に触ってみるとより深く理解できますので、ぜひ主要サービスや興味のあるサービスのチュートリアルをやってみることをおすすめします。

私は、ひと通り基礎知識をつけるのに約3ヶ月くらいかかりました。(2019年5月上旬から7月末まで)

試験対策に最も役に立ったのは、こちらの本です。

大体どのサービスについて出題されるのかが把握できるのもメリットですが、この本の最大のメリットは膨大すぎるAWSの全体図を簡単に掴むことができるところだと思います。実際、私もこの本を読んでAWSのサービス間の連携や、AWSがどのようなものなのか概要を掴むことができたので、1冊目としてとてもいい本だと思います。

試験

※ものすごく具体的に「試験こんな感じでしたよ!」っていうと、AWSの規定上違反となります。ですので、少しふわっとした言い方になるかも知れませんが、なるべくお役に立てる情報をお伝えできるようがんばります。

Solution Architect

そろそろ資格取得のための勉強をしないと、と思い、本格的な勉強に入りました。この段階ではメインとしてそれぞれの資格で推奨されている知識をAWSのサイトで確認し、それを重点的に勉強しました。

https://aws.amazon.com/jp/certification/certification-prep/

ここに入ればそれぞれのテストでどのような知識が必要なのか確認できます。それに加えて必要だと思われるサービスのBlackbeltを読みながら勉強を進めました。

そして7月末、Solution Architect Associate(以下SA)のテストを受けました。結果は…!

664点(恥)

720点から合格なので(1000点が満点です)余裕で落ちたって感じですね。感想としては、「Solution Architect」の名の通り、お客様の要望を聞いてそれに対してどのようなソリューションを提供するか、そしてそのソリューションは正しいのかを問う問題が多かった印象がとても強かったです。ひたすらサービスを覚えたりしていてもそれがいつ、なぜ使われるのかを理解してないと意味がないなと思いました。そこで学習方法を少し修正し、ユースケースを重点的に勉強していきます。

また、そもそも問題文が何を言っているのか、全く理解ができませんでした。バッチ処理?インメモリ技術???的な感じで、問題文でなにを聞かれているのか全くわからなかったですね。基礎的なIT知識が足りないと思ったので、1ヶ月間、またITの基礎知識を勉強しました。AWSの各サービスを勉強し、それぞれのサービスが既存のどの問題を解決するために生まれたのかを重点的に勉強しながら、IT用語と技術を勉強し直し、ある程度知識がつけられたと思った時点でリベンジに挑みました。受験前にサンプル問題も受けてみましたが、正解率88%だったので、本番にチャレンジ。無事リベンジに成功しました!ちなみに結果は852点でした(自慢自慢)

Sysops

会社の先輩から「SA取れたらSysOpsも簡単に取れるよ〜」と言われ、ほぼノー勉SysOpsのテストに向かいました。SAをとってから2週間後でした(9月中旬)852点だし、勉強しなくても余裕でしょ〜と思って調子乗った結果、瞬殺されてきました。点数を公開するのが恥ずかしいくらいの結果だったので点数公開はやめておきます(笑)

後ほど確認してみた結果、改定前(AWS資格は2018年11月に一回改定されました)はSAとSysOpsは大きな差がなかったらしいですが、今は全然違う試験になったらしいです。言われたことになんの疑問も持たず鵜呑みにするのはよくないという教訓でしたね。

印象として、SAは「このようなことをしたいお客さんがいます。どのような設計やソリューションを提供しますか?」がメインです。しかしSysOpsは「今運用しているインフラで、このような問題が発生しました。どうしますか?」がメインですね(名前通りって感じですね)それを理解した上で、Sysopsの勉強をちゃんとはじめました。

一応、この段階では、会社のOJTで運用部署を経験しており(とても運が良かったと思います)、運用や監視について一通りイメージが付いた状態だったので、試験勉強中に理解に苦しむことはあまりなかったですね。

しかし…自分の性格的に、あまり運用が面白いと思えず、勉強自体はそれほど楽しくはありませんでした。勉強方法はSAのときと一緒で、運用の観点からサービスを勉強し、実際触ってみたりして少しずつ理解を深めていきました。特に実際の運用業務の経験を積んだことがない状況だったので、ガバナンスとか、本番環境監視とかが全然理解できませんでしたが、OJTの経験をなんとか生かして足りないところを埋めながら勉強を進めました。

そして10月上旬、1ヶ月勉強した結果…738点というぎりぎりの点数で合格しました。また落ちちゃう…と途中で思ってしまい、めちゃめちゃ集中した結果テスト終わって1週間くらい風邪を引きました。まあ、受かったからいいや…

ちなみに、このSysOpsですが、ものすごく役に立ったのはUdemyというサイトでした。IT関連講座がたくさんあって、値段もとても安いので(セール期間が月2回くらいあり、ほぼすべての講座を1500円くらいで購入できます!)もし興味があれば使ってみてください。SysOpsとDeveloperは英語の講座しかないですが、字幕機能があります。私も英語アレルギーの持ち主ですが、IT用語がそもそも英語が多いし、そこまで聞き取れないって感じではなかったので、おそらく大丈夫だと思います。

Developer

最後にDeveloperです。SysOps受かってからすぐ勉強をはじめました。個人的に開発系にとても興味を持っていたので、この試験の知識が将来使えそうだなと思い、とても楽しく勉強ができました。特に、Developerは実際AWSを使って開発をしたことがあるかないかが鍵となります。そもそも出題されるサービスの数もとても少なく、それを実際使ったことがあるかどうかを重点的に聞いてくるので、Blackbeltを読んだりするだけだと少し厳しいと思います。私は開発への興味からLambdaやAPIGW、Codeシリーズをすでに何回か使っていたので、その知識がとても役に立ちました。

勉強内容としては、実際出題されるサービスを中心にチュートリアルを何回も実施したこと、Q&Aを読んだこと、Udemyで練習問題を何回か解いたことがメインでした。これに関しては、本当に何回も何回も触ってみて特徴と機能を覚えるのが王道としか言えません…これを1ヶ月間繰り返し、テストを受けました。この勉強方法が、個人的には一番やりやすかったと思います。自分が開発者だと想像しながら、実際問題文のような状況でどうすればいいんだろうと想像しながらやっていたので、試験というより勉強する感覚が強かったですね。こちらの結果は873点でした。

最後に

ざっくりどのような感じで勉強をしたのか、試験はどのような感じだったのかをまとめてみました。勉強に使った資料はBlackbeltとUdemyだけだったので、まだ見たことのない方は一回どのようなものなのかぜひ確認していただきたいと思います。

IT知識ゼロからでも、勉強すればAWSアソシエイトレベルの資格は取れます。ネットのブログを読んでみると「AWS余裕で取れる!(IT分野でもう5年働いてる)」的な記事がとても多く、最初もう無理やんと思ってとても絶望してた記憶があります。しかし、勉強はした分だけ実るものだと思います。前提知識がなければそれを勉強する、クラウドの知識がなければクラウドの概念を学ぶ、AWSの知識がなければ特定のサービスや全体図を学ぶ。私がしたように、足りない部分を丁寧に補っていけばきっと皆さんもいい結果を得られるのではないかと思います。頑張ってください!

もしAWSの資格を取りたいと思っているけれど自信がない方!こちらに文系出身でIT知識皆無のゼロベースからアソシエイト3種類を約半年(実際は7ヶ月なんで、軽い詐欺ですね 笑)で取れた私の事例がありますので、自信持ってくださいね!それでは、このへんで締めようかなと思います。Happy Cloud!

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