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プロフィール
入社年度:2018年新卒入社
配属:人事預かり(法人営業課OJT配属)
出身学部:社会学部
サーバーワークスへ入社した「決め手」はなんだったんでしょうか?
働きやすい環境を作っていることと、それを支えている社員の人柄が最終的な決め手となりました。選考を受けている際に社員からいただいた言葉の中で、すごく強く記憶に残っているものが3つあります。
1つ目は選考の合間、人事と世間話をしている時にふと出てきた「社会人、楽しいよ」という言葉です。
就職活動中の私に対して多くの人が「仕事はやりがいがあるよ。」とか「社会人になると成長できるよ。」という言葉をかけてくれました。ですが「大変なことはたくさんあるけど、それでも社会人生活は楽しいよ。」と言ってくれた人はそれまでに一人もいませんでした。気取らない、フランクな会話の中でかけられたその言葉に、心惹かれたのをよく覚えています。
次は「個々人に応じたオプションがある環境が働きやすさを生む」という言葉で、これは、サーバーワークスの一次面接で私がした「働きやすい環境ってどんなものだと思いますか?」という質問への回答でした。
働きやすさはそれぞれの価値観で変わってきます。そのとき例としてあげられるのは、当社のクラウドワークスタイルという制度です。これはいわゆるリモートワーク制度のことで、会社での業務を自宅やカフェなどオフィス以外の場所で行うことができる、というものです。
サーバーワークスでは、このクラウドワークスタイルを当たり前のものとして社員が活用しています。オフィスに移動する手間を省き、本質的な仕事に集中できる素晴らしい制度ですが、かといって「クラウドワークスタイルは素晴らしいからオフィスは排除しよう」とはならないのがサーバーワークスのやり方だ、と面接官は言ったのです。
働きやすい環境は十人十色です。クラウドワークスタイルが合う社員がいる一方、オフィスという決められた場所に通うことによってパフォーマンスを上げる社員もいます。だからサーバーワークスは、そんな多様な社員に対して、ある1つのやり方を押し付けるのではなく、それぞれにとっての働きやすい環境を自分で選択できるよう複数のオプションを渡すんだよと、そう話していました。
この考え方はとても本質をついていると感じました。同時に、こういう考えを社員みんなが持っているとしたら、それはとても素晴らしい会社なのではないかと、ワクワクもしましたね。
そして最後は、最終面接で社長の大石に「社員とはどういう存在ですか」と聞いた時の言葉です。「社員は一緒に走る仲間だ。」そう答えました。これを聞いた時、私は入社を決めたんだと思います。
というのも、私の考えるこうであってほしいという社員・社長の関係と、大石が考える社員・社長の関係が、ほとんど一致していることがわかったからです。大石はバスに社員みんなで乗り込むような会社ではなく、それぞれが馬力あるバイクを乗り回す、強い個が集まったチームでありたいと話しました。それは、就職活動をする中で私が想像し、求めていた会社像そのものです。
社員は共に戦う仲間の一人である、という考えを持ったこの人が社長をやっている会社だからこそ、それぞれのオプションを持ちながら、ぶつかり合い、それでも楽しく仕事をすることができるのだろう。そう感じ、この会社を選びました。
入社1年目に実感したことはありますか?
会社全体の雰囲気は当初感じていたものと変わらなかったですね。ただ、思っていたよりもサーバーワークスは大きい会社だなと感じることはあります。日常業務で手いっぱいになってしまい、新しいことにチャレンジすることが業務量的に少し社員のみなさんは難しいのではないでしょうか。
とはいえ自由な環境で仕事ができていると感じています。正直、初めのうちは慣れるのに苦労しました。けれど少しずつ自分の思った通りに物事が進められるようになってきて、今は喜びや楽しさを感じながら仕事ができています。
またサーバーワークスのエンジニアのAWSに関する知識の深さには大変驚きました。社内で技術的な質問をした時に、即座にたくさんの先輩方がアドバイスや参考文献を提示してくれます。入社して1、2年目のうちは、とにかく多くの深い知識を身に着けたいと思っていたので、そのためには本当に最適な環境だと思いますし、ありがたい限りです。
現在、何かチャレンジしてみたいことはありますか?
今以上に働きやすい環境づくりにチャレンジしたいと考えています。私はストレスフルな環境はどのようにしたら改善できるのか、どんな状態がストレスフリーな状態なのかについて興味があります。入社前からサーバーワークスの社員思いな環境づくりは他社とは違う長所だと思っていたので、私もそんな環境づくりに貢献できれば良いなと思っていました。
これは、高校時代のやや苦い経験に基づいた思いです。
高校生の時、私は文芸部に所属していました。昔から小説を読むのが好きで、物語を書くのも好きでした。そのため、自分と同じように物語を書くのが好きな場所があって、お互いの小説を読み合い、より良いものにしていく、という活動にすごく憧れていたんですよね。良い文章とはどんなものか、細かな部分まで突き詰めて議論ができる仲間が欲しいとも思っていました。
ですが、私が想像していた部活動と実際に行われている部活動は大きく異なっていました。恥ずかしさから多くの部員はレビューが返ってくるのを嫌がり、ただ好きな小説を書いて発表するだけの、正直私にとってはあまり楽しいとは言えない部活動でした。とても楽しみにしていた文芸部の活動が全然楽しくなかったというこのギャップは大きなダメージとなり、気付いたら毎日の生活も楽しくなくなってしまったんです。学校にも週3日通えばいい方という状態で、カラオケに行って一日中時間を潰したこともありました。
何も楽しいとは思えなかったものの、本を読むことはやめませんでした。その時は自己啓発本を多く読んでいて、ふとした思いつきで、なんでもいいから本の言う通りに何か行動を起こしてみようと考えてみたんです。ついつい夜更かしをしてしまって、朝はのんびり起きるという生活を繰り返していたので「早寝早起きをする」という本の言葉を実行してみようと思いました。当時は本当に朝が苦手で、活力が全然わかない中布団から出るのが苦痛で仕方なかったのをよく覚えています。
絶対続かないだろうと思いながら、とりあえず本に書いてある通り早寝早起きを始めてみました。そこには「まずは寝やすい環境を整えること」と書いてあり、寝る前に携帯を見れないよう別の部屋で充電する、アラームは布団を出ないと押せない位置に置く、そういった小さな改善案が載っていました。これを1つ1つ、愚直に試してみたんです。
そしたら、なんと、早寝早起きできてしまったんですよね。2週間ほど22:30に寝て5:00に起きる生活を継続できた時に「これはすごい」と心底驚いたのを覚えています。
一見小さな変化かもしれませんが、私は生活習慣を変えるなんて絶対に無理だと思い込んでいたので、意外と簡単に早寝早起きができてしまったことは本当に驚きだったんですよ。と同時に「何かを変えるには、小さくても周囲の環境を変えることが大事なのではないか」という気づきも得ました。そして文芸部での活動も、自分で何か行動を起こして小さな変化を生み出せば、やがて楽しさを見つけることができるのではないかと思えるようになったんですよね。その後は主体的に環境を変えるように動いてみて、様々な人と関わり、楽しく過ごすことができるようになりました。とても小さな「早寝早起き」という変化から、自分の周りの「つまらない」を「楽しい」に変えることができたんです。
この経験を、他人や会社に援用できないかなというのが今考えていることです。もし何か会社や仕事でストレスを感じている人がいたら、小さなオプションを用意するという変化によって、より良い環境づくりにつながるかもしれないですよね。そんな手助けができたら素敵だと思います。
現在の研修内容を教えてください。
法人営業課でインサイドセールスを担当しています。社内で新規のお問い合わせに対応したり、見積作成をしたりするのがメインの業務です。新規のお問い合わせのお客様には、初めに電話をして簡単なヒアリングを行います。その際に現在お客様がどんなAWSサービスを利用することを検討しているのかといった技術的な話から、スケジュールや予算感といった営業の話まで幅広く伺うので、ここである程度の知識や対応力が求められています。その後お客様とのアポを取ることができたら、Webミーティングや来社をしていただいて具体的な話に進んでいくという流れです。
初めは電話の対応が難しく焦ってしまうこともありましたが、聞きたいことを聞き出せるようになってからは、楽しさも感じることができるようになりました。
就職活動中の学生へのメッセージをお願いします。
自分がやりたいことをやれば良いと思います。寝たい時は寝ればいいし、働きたい時や勉強したい時はそれを思い切りやればいい。大事だと思うことは2つあって、1つ目は多くの人の話を聞いて自分の中の選択肢を増やした上で自分にとって大事なことが何か、見極めること。そして、もう1つは見極めた大切なことのために、今の時間を使うこと。
いろんな人が、君たちにいろんな情報を与えてくると思います。それ自体はとてもいいことです。オプションがたくさん増えるわけですから。
でも、聞いた話を全て鵜呑みにはしなくていい。8割ぐらいは聞き流して、自分の考えや価値観に合っていると感じた2割のものを選択してみることが大切です。他人を傷つけるようなことをしない限り、そこまで他人への迷惑とかは考えなくても良いから、自分が選んだ2割のことに全力を投じてほしい。それが寝ることだとしたら、寝ればいいんです。大切なのは、自分で選んで、今それをやっているという実感を持つこと。それさえあれば、あとはやってできないことなんか何もないと思うし、好きに過ごせばいいんじゃないかなって思いますよ。