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『異なる意見を言われても、ひとまず話を聞く』社風(新卒2年目(32歳)から見たサーバーワークスの良いところ その2)
前回の最後でも紹介しましたが、サーバーワークスの良いところとして、「言いたいことを遠慮せず言い合える雰囲気」があります。
入りたての社員でも、おかしいと思ったことはおかしい、と言える。
相手が取締役でも部長でも、一年目の平社員が言いたいことを遠慮せずに発言させてもらえます。
実際、先日社長に直接意見を述べるケースがあったのですが、すぐに反応が返ってきました。
社長に直接物申してもすぐに反応が返ってくるのって、いいですよね。
圧力がなく、ものを言いやすい雰囲気
全体的に『異なる意見を言われても、ひとまず話を聞く』という社風があって、声を抑えさせるような圧力が全然ないのです。
私も去年一年目のぺーぺー社員でしたが、「これはおかしい」と反論をしたり意見をしたりしても、みんな嫌な顔をせずに同じ土俵に立って話をしてくれました。
言いたいことを遠慮せずどんどん発言できる雰囲気が社風として共有されているので、それによってまた、「多様性があって、居心地の良い」空間が作られていると感じます。
Disagree & Commitの原則と、それを機能させるための前提
サーバーワークスの社内でよく言われる行動原則として、「Disagree & Commit」があります。
Disagree & Commitは、もともとはインテル社内で使われていた言葉らしいですが、2010年にAmazonが発表したAmazon社員のプリンシパル(行動指針)としても設定されています。
こちらを参照してみると、
「賛成できない場合には、敬意をもって異議(disagree)を唱えなければなりません。たとえそうすることが面倒で労力を要することであっても例外ではありません。(中略)安易に妥協して馴れ合うことはしません。しかし、いざ決定がなされたら、全面的にコミット(commit)して取り組みます。」
とあります。
要するに、「あることに賛成できないのであれば、まず反対意見を言いたいだけ言う。その上で、決まったことにはちゃんと従い、主体的にコミットして進めていく」ということですね。
これが非常に難しい。反対意見をもっている方としても、意見を表明するのにはそれなりに勇気がいりますし、なにより、意見を聞く方がちゃんとそれを受け入れるという素地・前提が共有されてないと、どうにも意見を述べづらい。
「言いたいことを言いたいだけ言っていいよ」とはじめから伝えられてることによって、この心理的な障壁がだいぶ取り除かれるのです。
私も、入社してすぐ、「言いたいことがあったら遠慮せず言ってね」と先輩社員から何度も伝えられることによって、発言しやすい気持ちになりました。勇気を振り絞らなくても、発言できるようになったのです。
この環境づくりが結構難しいんですよね。
それがサーバーワークスには初めからあったので、自分としては最初とても助かりましたし、馴染みやすかったなと思っています。
みんなが言いたいことをすぐ言えるからこそ生まれる「スピード感」
あとは、そうやって言いたいことを言わせてもらえる雰囲気の先にある、スピード感ですね。
制度もみんながおかしいと思ったらすぐ変わる。
自分が入社してから、満員電車が苦手だったため&健康のため運動したかったので、自転車で通勤したいと思ったのですが、会社の規定上自転車での通勤が認められていなかった。
が、「なんで自転車通勤がダメなのか?」ということを訴えたら、制度の見直しが始まり、最終的には、「きちんと届出を出して、かつ自転車保険に入っていれば、自転車通勤を会社として認める」ということになりました。
駐輪場を契約する分ぐらいの自転車通勤手当も出るようになりました。その間一ヶ月ぐらいだったでしょうか。
言いたいことを言える文化があるから、柔軟&スピード感がある対応ができるのだと思います。
「やりたいことをやり、言いたいことを言った方がうまくいく。たとえ相手が喜ばないことでも。」
と、某有名なコピーライター兼作家の人が言っていたらしいですが、本当にその通りだと思います。
ただ、そのためには、「言いたいことを言い合える」ためのいくつかの前提をみんなが共有していることが重要で、サーバーワークスはその前提の共有の仕方がうまくいっているんだなーと思います。
先日、新卒社員の入社式があり、2年目社員として短めのスピーチを求められたのですが、その席でも「とにかく言いたいことを遠慮せず発言しよう」っていうメッセージを伝えました。
新しく会社に入ったみんなが、萎縮せずに、自分の頭で考えて、やりたいことをやり、言いたいことを言える、っていう、健康的な生活を送ってくれればいいなーと思います。
次回予告:「サーバーワークスの新卒教育」
次回は、そんな新卒社員に対して、サーバーワークスがどんな教育をしているのかを紹介できたらなーと思います。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。ではまた。
ちなみに連載第一回は こちら