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学校不信だった私が教育メディアでインターンをするまで ~SEKAISHAインターンの見るセカイVol.6~

SEKAISHAには2020年3月現在、11名のインターン生がいます。

これは、SEKAISHAインターン生が見ている、セカイのお話。

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私が生きてきたセカイを振り返ると、「反骨心」と「人間愛」で溢れていた。

「反骨心」の芽生え

 家で流れるテレビのチャンネルは大体NHK。団らんしながら、政治について話し合う家族の下で育った。

 幼い時から好奇心旺盛かつ話すのが好きだったため、その議論の中に入りたくて入りたくてしょうがなかった。自分の意見は、認められることもあれば、「まだ早い、わかっていない。」と言われることもあった。今考えれば、根拠がなかったか、論点がずれていたのだと思う。

 そして家族ぐるみで刑事ドラマにハマった。特にハマったのは「相棒」。社会の風刺が面白くて、おねだりして映画も観れるだけ観に行った。権力にあらがう、正義を貫く「相棒」に憧れた。家族も、社会問題を自分事にしていたし、右京さんたちもできることを全力で行動していた。

 こう考えると小学生くらいから世の中に問題意識があったし、自分事にする癖が形成されていたのだと思う。

「反骨心」が教育に向けられたきっかけ

 中学年の時、学校で起きた放火事件の犯人に仕立て上げられた。「目撃者が2人もいる。」と担任が言った瞬間に、「犯人はその人たちだ!」と返したのを今でも覚えている。数日間部活も習い事も行けずに尋問された。泣いても「その涙は何の涙だ。」と言われた。更に、犯人の1人は管理職の息子で、権力を実感した。幸い、信じあえる友人が複数おり、負けん気で学校に通った。

 この事件をきっかけに、担任や、尋問担当の先生方(現在校長になっている人も)、管理職まで、学校の大人と学校自体を信用しなくなった。

 この時に「どうしてこんな人間が先生という大層な職業に就けるのだろう。」と思った。これが高校生でも続き、大学選択の、そして現在の関心の根幹となっている。

 上京して、教育学部に通いながら様々な現職の先生方や学校に関わる方々と出会い、自分の経験への固執を反省した。現在は教育法制・行政の研究室に所属している。

ゆっくり育まれた「人間愛」

 再び時を戻して思い返してみる。全校生徒30人前後の公立小学校に通っていた。山の中で、伸び伸びと木登り、スキー、山登り、サイクリングなど外遊びに明け暮れた。5月から10月まで町内会のラジオ体操に7年間通い、”おじいちゃん”と”おばあちゃん”が沢山いた。伸び伸びしすぎて、我儘で友人を苦しめたこともあったが、友人は向き合ってくれたため成長することができた。

 中学校で友だちのいない学校に来た。わくわくしていたが、すでにグループができており、1年生の時は家で頻繁に泣いていた。「優しくないセカイだなあ。」と思った。その後は、どうしたら良いのだろうと試行錯誤したのもあり、友人に恵まれた。

 温かい人たち、注がれる愛情、愛情を返すと喜ばれる幸せがあり、かつ問題を自分事にして解決しようとする姿勢があったからこそ、学校不信になっても大人不信や人間不信にならずにすんだのだと思う。

 それでも、全てが遅れている、古い価値観、変わらない価値観を感じて何が何でも地元を出たいと思い、上京した。

消えては生まれる「人間愛」

 大学ではしばらく「自分ができる全てのことをしても、解決できないこと。」と「雑に扱われる自分。雑な人間関係。雑な対話。」に苦しんだ。このどちらも、人との関わりの中で生まれた苦しみだった。

 3年になってやっと、「雑な人は雑に関わっても傷つかないから、自分が辛くない範囲で気楽に関わろう。」「人は自分で気づかないと変わらないから、変えようとはしないでおこう。きっかけを作る努力はできるな。」と考えられるようになった。

 そして苦しむ原因となった人との関わりを断ち切らなかったことで、その人の変化や成長を感じて、一度は嫌いになった人も好きになった。

人の可能性、多面性、多様性は本当に面白い、興味深い、好奇心がくすぐられまくる。嫌になっても苦しむ原因になっても結局人が好き。

親友の言葉を借りるなら「嫌いになっても好きになれるのは本当の好き。」ということだと思う。

最後に

人が好きで、人と関わりたくて、生きてきた田舎者は成長した(擦れたとも言われた)。大学生活最後の年、人生の夏休みを最高の夏休みにして終わりたい。その要素の一つであるSEKAISHAインターンに参加したきっかけは、情報社会の中で、何も知らずにメディアを批判したり考察したりするのはおかしいと思ったからだ。

好奇心旺盛で、芯が強めで、人が好き、そんな感じのレンズを通してみた私のセカイを改めて覗いてみた。言葉になっていなかった、無自覚だった大切な価値観がゴロゴロ転がっていた。

1回は自分がどんなレンズを通してセカイをみているのか考えてみるの、おすすめです。

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