こんにちは!
SEKAISHAの笠巻です。
今回はインターンの吉田さんに「変化」について語っていただきました。
4月からの新生活、平成から令和、世の中全体が変化を意識しやすい時期ですが、大学3年生の吉田さんは常に「変化」を意識しているそうです。
吉田さんが「変化」という言葉を大切にする謎に迫ります。
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こんにちは!SEKAISHAインターンの吉田です!
私が、モットーとしている言葉は「変化」という言葉です。なぜ私が「変化」という言葉を心に留めているのか、私の学生時代のエピソードと絡めてお話していきたいと思います。
幼少期、私は転勤族でなかなか安定した友達というものができませんでした。さらに小学校5,6年生の頃、私の性格が担任の先生と全く合わず、毎日喧嘩をして先生から嫌われていました。贔屓もする教師に対して「嫌い」という思いを小学生ながらに持っていました。先生への反抗心と当時の学校環境の影響もあって、中学へ上がると同時にグレてしまい、いわゆるヤンキーへとなってしまいました。もちろん勉強はせず、遊んでばかりでした。中学3年になり、高校受験の時期になってもサボっていた分は取り返せず、中途半端な高校に行きました。当時とんでもなくバカだった私は、高校に入ったらゴールだと思い、大学受験に関しても何も考えていませんでした。そんな時に高校二年生でとても素敵な、恩師とも言える先生に出会いました。その先生は、生徒に対等に接して、どんな時も私を見捨てず、向き合って叱ってくれました。先生であれば当たり前だと思う人が多いかもしれませんが、私は高校でそんな先生に出会ったのです。それが、私が「教育」に興味を持ったきっかけです。
ですが、今までサボってきた分は一年で取り返せる量ではなく、受験に失敗し、浪人することになりました。
「変化する」タイミング
浪人の一年間は強烈なものでした。偏差値42から始まり、毎日が死ぬ思いの日々でした。ただそこで常に心がけていたのが、「昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分」というものでした。これが変化を意識した原点です。最大限の努力と毎日の変化に対する意識のおかげで、小さな変化が大きな変化を生み出していきました。最終的に自分が変化することを楽しんでさえいて、なんとか大学受験を一年遅れて乗り越えることができました。
変わる側から変える側へ
受験を終えた後も変化する意識をやめることはありませんでした。同時に、私は「こんなダメダメな僕が変われたのだから誰だって変われる」と考え、この変化することの楽しさをもっと多くの子供達に知ってほしいと思いました。興味を持った教育という視点から、日本だけでなく世界に目を向けると、教育を受けたくても受けられない状況の子どもたちがいる状況を知り、彼ら、彼女らに教育の機会を与えたい、数年前とは変わった自分が、変える側に立ちたいという思いが強くなりました。教育は、子どもたちの選択肢を増やすものであると私は思います。子供がより良い教育を受けて、勉強すればするほど、子どもたちの将来の選択肢が多くなっていく。そのサイクルが貧困や夢を持てない子どもたちが多い現状の悪い部分を変えることができると私は信じています。そして、今までさんざん他人に迷惑をかけた分、誰かのために生きようと思っています。
かつてあれだけバカで、他人にお世話になってばかりいた悪ガキが、今では誰かのために生きようとしています。真面目な顔をして、本気でこんな文章も書いています。きっと誰だって、変わろうと本気で思えば変われます、そして変えられます。本気で続けていれば、自分の変化を楽しんでいるはずです。そして自分自身がいる環境をも、より良いものへと変えているかもしれません。
変化。
現状に満足している人達は嫌がる人が多いですが、僕にとってはいつになっても大切な言葉です。