1
/
5

焦るのをお休みしてインターンに参加してみた結果

こんにちは!

SEKAISHAの笠巻です。

今回はインターンの岡村さんに「焦るのをお休みしてインターンに参加してみた結果」について語ってもらいました。

何かを始めたいけれど時間がない」というそこのあなた。

「焦るのをお休みしてこの記事を読んだ結果」時間が生まれるとしたら、どうしますか?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんにちは。インターンの岡村です。

もしかしたら、タイトルを見てピンときた方もいるかもしれません。

そうです。トーマス・トウェイツ著『人間をお休みしてヤギになってみた結果』をもじってみました。

この本とは、2年ほど前に本屋をぶらぶらしていた時に出会いました。もともとヤギが好きなのでタイトルにやられ、特に中身を開きもせずに買ったのですが、読んでみるとなかなか馬鹿らしく、意味不明で、でも活力が湧いてくる面白い本でした。イグノーベル賞も受賞しているので、それで知っている人も多いかも知れませんが、一応さらっと内容を紹介します。

33歳になってフリーター生活に漠然と不安を抱き始めた著者トーマスが、人間特有の悩みから逃れるために「人間をお休みしてヤギになって」みようと思い立ち、いろいろな人の協力を得ながらヤギになっていくプロジェクトの記録です。思考回路をヤギ化しようと試みたり、ヤギの骨格を再現するための装置を作ってみたり。

ちなみに、彼はこの本の前にトースター・プロジェクトを行って、『トースターをゼロから作ってみた結果』という本も出しています。

…大丈夫でしょうか。ここまで、ついてきてもらえているでしょうか?

本の内容が気になって仕方ない人は、買って読んでもらうことにして、先に進みます。

この本に出合う前のことですが、私は2年間通った音大を休学し、浪人して退学、今の大学に再入学しました。まさに「音大をお休みして浪人してみた結果」です。

再入学後、あっという間に2度目の大学2年が終わり、大学3年、就活がちらつく時期がやってきました。特に行動は起こさず、ただ漠然と焦りだしたのは今から半年くらい前のことです。

バイトはいろいろしたものの就職となると想像がつかない、やりたい仕事がない、というかそもそもどんな仕事があるのかわかっていない…。

そんな時に意外と頼もしいのがこのヤギ本です。必殺トーマス・トウェイツ、知らないことを一人で考えて焦っていても仕方がないので、彼がやけになって「人間をお休みしてヤギになって」みたように、私も「焦るのをお休みしてインターンに参加して」みました。それがこのSEKAISHAの長期インターンです。

…ところで、この『人間をお休みしてヤギになってみた結果』には実はあまり大したオチがありません。ヤギになってみてどうだったかなんて、多分ヤギになってみた人にしかわからないのだと思います。

私のインターンも同じです。ここまで読んでもらって申し訳ないのですが、「インターンに参加した結果、〇〇を通して○○と○○を学びました」というまとめはなんだかうまくできそうにありません。いい経験の内訳は、きっといい経験をすることでしかわからないのです。

結局何が言いたいかと言うと、みなさんも何かをお休みして、その代わりに何かに挑戦してみて、そしてその結果を独り占めしませんか、という提案です。

何もかもを同時にやることはできないけれど、しなくてもいいことをお休みする代わりに、今までやってみたことのないことに踏み出す。それなら、そんなに難しくないかもしれません。

例えば「人間をお休みして」いいなら、「ヤギになって」みれそうですよね(ですよね?)。実際に私も、インターンに参加してみている間は、焦るのをお休みしていました。ついでに遊ぶのもお休みして、就活もしてみました。まあヤギになってみるよりは、就活してみるほうがお手軽です。四足歩行もせず、反芻動物になるための第二胃も用意せず、ただスーツを着れば面接してもらえるからです。

世界中のややこしいことから少し距離を置いて、仕事から(もしあなたに仕事があったらね)、暮らしから、そして自分自身から、お休みを取っちゃわない?人間をお休みしちゃうってどうだろう?(略)少しの間、動物になれたら、すごくない?

トーマス, トウェイツ(2017)『人間をお休みしてヤギになってみた結果』(村井理子訳)新潮文庫

こんな感じで、ぜひ何か始めてみませんか、飛び込んでみませんか。私がWantedlyを通してSEKAISHAのインターンに応募したときの心境をトーマス風に言えば、憂鬱から、お休みを取っちゃわない?焦るのをお休みしちゃうってどうだろう?少しの間、インターンしてみたら、すごくない?という感じです。

もし今いる環境が苦しいという人は、タイトルをもじってお休みしてみましょう。「学校をお休みして映画館に行ってみた結果」とか、「会社をお休みしてしっかり寝てみた結果」とか。

ちなみに私が大学4年生の間に経験したいと思っていることは、「怠けるのをお休みして勉強してみた結果」と、「貯金をお休みして旅行してみた結果」です。

もちろん、結果は内緒です。

Invitation from 株式会社SEKAISHA
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社SEKAISHA 's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Shota Kasamaki's Story
Let Shota Kasamaki's company know you're interested in their content