重要なスキルは「MC力」?! S&Iの営業職の魅力に迫る#お仕事インタビュー | 事業・仕事内容について
こんにちは、S&Iマーコム担当の福嶋です。新卒採用では特に、営業職について、飛び込み営業はありますか?ノルマはありますか?と質問されることが多くあります。IT業界ではSEさんの仕事内容に注目が集...
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こんにちは、S&Iマーコム担当の福嶋です。
「SIerのSE」と言っても、企業規模や会社の考え方によって仕事範囲はさまざまです。
今回は、S&Iの技術職について、デジタルインテグレーション本部 副本部長の川辺さんにお話を伺ってきました!
川辺 隆史(かわべ たかし)
1993年S&I入社。ネットワークSEとして設計・構築に従事しながら、創業期のS&Iでテクニカルサポート部門やプロダクトマーケティング部門の立ち上げにも携わる。その後、複数の大規模プロジェクトのPMを経験した後、ソリューション部門の本部長代行としてソリューション構築・セールスをリードしながら、自らもS&Iのマネージドサービス事業「sandi MdS」を立ち上げる。現在は、SE部門の副本部長としてSE全体のリードをしている。
SIerのSEの仕事は、要件定義、システムの設計・開発、導入・運用と多岐に渡りますが、企業規模によって進め方や仕事の範囲は大きく異なります。
例えば、大企業の場合はプロジェクトも大規模になるため、要件定義や設計、開発などフェーズごとに専門チームが構成され、エンジニアは各特定の分野に特化する場合が多いです。一方で、S&Iの場合は、要件定義や設計、開発、運用まで全てのフェーズを担当することが多く、さまざまな業務の経験を積むことができます。この規模の会社だからこその柔軟性やスピード感がある一方で、プロジェクトマネジメントレビューによりプロジェクトの品質管理やリスク管理の仕組みがしっかり整っているのも特徴です。
また、S&IのSEは、主に提案活動やソリューションの組み立てを中心に行っている「プリセールス部隊」と、提案〜設計・構築を行う「デリバリー部隊」の2つに大きく分けられるのですが、「提案」も技術の業務の範囲と位置付けているため、いずれの部隊のSEも営業に同行し、お客さまへの提案活動を行っています。全てのSEに提案機会があるのもS&Iの特徴だと思います。
提案フェーズでは、お客さまが実現したいことをヒアリングし、今のシステムからどうやったらお客さまが実現されたいことを実現できるか道筋を立てていく、構築後もどう運用していくかをお客さまと一緒に考えた上で、この期間でこの予算でこういうシステムを導入しましょうというふうに進めていくのですが、お客さまとコミュニケーションをとりながら一緒にアイディアを出して形にしていかなければなりません。そのため、考える力と同様に「聴く力」も重要ですね。
提案時はもちろんですが、設計や構築のフェーズでも現行システムをどう使用しているのか、セキュリティはどうなっているのか、保守やレンタルなどの契約があれば、どんな契約内容になっているのかなど、さまざまな情報をお客さまから入手し、それらを新システムにどう落とし込んでいくかを考えながら進めていきます。
コミュニケーション力というと、誰とでも話ができるとか、話題が豊富とかに目が行きがちですが、いかに話を引き出せるか、相手の話を理解して共感できるスキルが求められると思います。
SEの技術力はもちろんですが、コミュニケーションの取りやすさが評価されて次のお仕事につながることも多くあります。SEがお客さまの不安や懸念点を理解し、適切なご支援を行えることが、お客さまとの信頼関係にもつながっていくのではないでしょうか。
もちろん最初から全部できるわけではないのですが、S&IのSEとしてお客さまに接することでさまざまな経験を積んでいくチャンスは常にあって、そこで成長していければいいのかなと思います。
やはり、お客さまの喜ぶ姿を見れた時でしょうか。
SEというと設計・構築ができることに目が行きがちですが、お客さまが求めているのは自分の会社のシステムがいかに自社の利益を生み出すことに貢献できるか、そのサービスを継続できるか、ということだと思います。
例えば、S&Iでは、構築だけではなく運用までご支援する案件が多くあります。運用においても、積極的に提案を行なっており、規模の大きなシステムを監視運用しているお客さまでは、アラートの数も膨大で、アラートを1件ずつ確認して原因究明と対応にかなりの時間を費やしていることもあります。このようなお客さまには、過去の障害履歴からAIを活用してアラートの取りまとめをしてアラートの数自体を削減する提案をして負荷を下げたり、夜間の対応を自社で行なっているお客さまにはS&Iのセンターで夜間の業務だけを代行するといったようなお客さまに寄り添った提案をしています。
運用は日々の業務に関わる部分なので、大小さまざまな相談を直接お客さまから受けることも多くあります。小さな改善の積み重ねになるのですが、運用が楽になったというふうに仰っていただけることも、また非常に嬉しいですね。
運用の例もですが、S&IのSEには直接お客さまの反応や声を聞ける機会が多くあります。お客さまの業務が楽になるためにはどうすればいいのかを突き詰めようとする人は、新サービスの立ち上げや事業戦略を立てるポジション、業界に特化したコンサルタントに進む人も多くいます。
また、プロジェクトの一連のフェーズを経験できるので、プロジェクトがどうやって進んでいくのか意識しやすい環境にあるため、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネージャーを目指す人もいます。開発案件などでは、小規模案件のリーダーをどんどん若手に任せたりすることもありますし、小さな成功体験を積み重ねられるので、キャリアパスとしても描きやすいと思います。
もちろん、SEとしての技術をさらに深めたいと、今持っている技術を活かしながら少しずつ幅や深さを広げていけるようなポジションで活躍している人も多くいます。
S&Iには、業界を代表するエバンジェリストのような人はいませんが、スキルを持った人は多いと思います。スキルを持つSEがチームで力を発揮するのがS&Iの特徴であり、そういうプロジェクトが評価される文化があります。
例えば、個人の評価に加えてチームが評価される機会もあり、半期に1回開催される全社キックオフでは、コストや納期、技術などさまざまな観点で貢献度の高いプロジェクトはチームで表彰されます。チームで仕事をするという意識を持つ人が多いと思います。
S&Iでは、「やりたい!」と声に出せばチャレンジできる機会がたくさんあります。先ほどお話しした通り、技術は基本的にチームでうまく進めることを是としているため、一人でやれっていうことはまずありません。きちんと周囲のサポートが入いりますし、特にベテランは自分が苦労した分、若手には優しい人が多いので、安心してチャレンジできる環境があると思います。
自分が与えられている環境の中でまずは、挑戦すること。誰よりも素早く動いて吸収していくことを大事にしていると、いろいろなことができるようになって、次につながっていきます。機動力のある人はS&Iに向いていると思います。
S&Iのコアバリュー「honest.」でしょうか。
営業の長谷川さんも仰っていましたが、都合の良いことだけを並べるのではなく、メリット・デメリットをきちんと提示した上で、誠実にお客さまにぶつかることが大切だと思っています。特に、迷ったときこそ直球勝負です。