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はじめに
最近 Rust のお勉強をしてます。
前回 の続きです。
早く書きたいなビジネスロジック。
その前に
前回から動作環境(主にバージョン)を変更してます。
言語/ライブラリ
バージョン( 括弧内は前回)
Rust
1.78.0(1.75.0)
actix-web
4.5.1(4.4.1)
バリデーション
クエリストリングまたはリクエストボディの内容をチェックする。
そうバリデーション。大事ですね。
ライブラリ(クレート)を追加します。
> cargo add validator --features derive
使い方としてはクエリストリング/リクエストボディを構造体で定義し、対象項目にアトリビュートにチェック内容を定義する、という感じです。
定義できるチェック内容は入力必須、文字数、範囲、正規表現などお馴染みのものからメール、URL 形式チェックなどなど。
サンプル
クエリストリング
最初はクエリストリング(GET)。
- x は数値(u32): 1〜10 意外はエラー
- y は文字列(String): 2〜5 文字意外はエラー
// リクエスト(とレスポンス)構造体
#[derive(serde::Deserialize, serde::Serialize, validator::Validate)]
struct ValidateGetStruct {
#[validate(range(min = 1, max = 10, message = "1〜10の値を入力してください."))]
x: u32,
#[validate(length(min = 2, max = 5, message = "2〜5文字で入力してください."))]
y: String,
}
// エンドポイント
#[get("/validate")]
async fn get_validate(
param: Result<actix_web::web::Query, actix_web::Error>,
) -> Result<HttpResponse, ApiCustomError> {
// 1. actix-web
let param = match param {
Ok(param) => param,
Err(err) => return Err(ApiCustomError::ActixWebError(err)),
};
// 2. validate
let is_valid = param.validate();
match is_valid {
Ok(_) => Ok(HttpResponse::Ok().json(ValidateGetStruct {
x: param.x,
y: param.y.to_string(),
})),
Err(err) => Err(ApiCustomError::ValidationError(err)),
}
}
#[validate(range(min = 1, max = 10, message = "1〜10の値を入力してください."))] のように定義します。直感的ですね(ですよね?)。message はエラーメッセージを定義します。
エンドポイントでは actix_web::web::Query<T> でクエリストリングを受け取り、パラメータの定義有無のチェックしてます。これは actix-web の処理です(validator ではありません)。独自エラーに渡してよしなにレスポンスしたいので Result で囲って match param の判定を実施してます。
(なので必須入力( required)チェックの出番なさそうなんですよね)
パラメータが定義されていたら validator のチェックになります。
param.validate()
でバリデーションを実行します。
これバリデーション定義した構造体のリクエストを利用してる場合、毎度書かなきゃなんですね。
バリデートエラー時のレスポンスをいい感じするためエラーハンドリングを追加修正します。
#[derivae(thiserror::Error, Debug)]
pub enum ApiCustomError {
〜
// バリデートエラー
#[error(transparent)]
ValidationError(#[from] validator::ValidationErrors),
〜
}
impl ResponseError for ApiCustomError {
// ステータスコード
fn status_code(&self) -> actix_web::http::StatusCode {
〜
ApiCustomError::ValidationError(_) => StatusCode::BAD_REQUEST, // ### 追加
〜
}
// エラーレスポンス
fn error_response(&self) -> HttpResponse {
〜
ApiCustomError::ValidationError(err) => {
HttpResponse::build(self.status_code()).json(ErrRes {
message: format!("Bad Request. [{}]", err),
})
}
〜
}
リクエスト不備時、レスポンスはこんな感じ。
# リクエスト
GET /validate?x=0&y=abcdef
# レスポンス
{
"message": "Bad Request. [y: 2〜5文字で入力してください.\nx: 1〜10の値を入力してください.]"
}
…
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