野口 祐介(のぐち ゆうすけ)さん プロフィール
- 2017年3月、中途入社。自由度の高さと、支援先に“社員同然”として入り込むコンサルティングスタイルが気に入り、入社を決める。
- 入社当時から、コスト改善コンサルティング事業をはじめ、新規事業や社内の人事制度運用など、複数の業務を担い、現在も組織開発コンサル事業や、採用業務など社内外の業務を並行して担っている。
- 「昼から飲めることが至福のとき」。休日は、コーチングや英語の勉強など、自己研鑽にも積極的に取り組む。
とにかく「人が好き」。自由さと、悩みに寄り添える会社のスタイルに惹かれて
「RELATIONSのお客さんの支援で好きなところは、“これをやらなきゃいけない”ということがなくて、経営者の話を聞いて必要と思ったことを提案できる、その自由度の高さ。商品ラインナップになくてもやってもいいというのが、心地よく感じています。」
そう語る、野口祐介さんは2017年にRELATIONSに中途入社し、現在、組織開発に関するコンサルタントを務めています。
とにかく「人が好き」な野口さん。野口さんの仕事は、クライアントの組織に入り込み、経営層から店舗のスタッフまでさまざまな立場の人から話を聞くことから始まります。
「課題解決っていうとちょっと格好よくなりすぎるんだけど、人の悩みを聞きたいし、困っていたら力になりたい。そして、”やってよかった”って言われたら嬉しいです。」
さまざまな立場の人の話を聞き、クライアントに最適な提案していくことが、なによりもやりがいだと言います。
そんな野口さんも、2020年頃に訪れた会社の転換期には、一度立ち止まって考えました。その時、自分の軸である「誰かをエンパワーメントすることを、一番やりたい!」という想いが、実は代表の長谷川さんも同じだったということに気づかされた経験があったといいます。
事業の再構築をする際、代表がポロッと、”顧問料みたいなのをもらって、お客さんが理想の状態になるために必要な、あらゆるものをつなげていくことを個人的にでもやってみたい”、と言っているのを聞いて「“そういう支援っていいよね!”って純粋に思ったんです。そこへの共感は強かったと思います。」
前述した“型にはまらない自由さ”をもった支援スタイルと、“困っていたら力になりたい”という根底の想いが、明確に代表と一致していると気づいた出来事。この経験から、RELATIONSが自分にとって最適な居場所だと再認識したそうです。
質問ではなく聴くことから始まる「コーチング」との衝撃的な出会い
いま野口さんは、“人をエンパワーメントする術”を積極的に身につけています。きっかけは、2019年頃。コンサルをしていく上で、質問などの”問い“のスキルが必要だと感じ、社内の仲間と一緒に「コーチング」を学ぶことになりました。当時の認識としては、コーチングは手段であったと語る野口さんですが、その後”傾聴“という”聴く技術”との出会いによって、どんどんのめり込んでいきます。
「エンパワーメントリスニングの講座を受けてみると、問いの質を上げることが“コーチング”だと思っていたけれど、全然違っていて。“聴くこと“から始まるという体験に衝撃を受けました。それで、社内でも”傾聴部“をつくろうと思ったんです。」
(※RELATIONSでは「部活動」という取り組みがあり、傾聴部、個人パーパス探求部といった仕事につながる部活動から、ゴルフ、自然探求部といった遊びの部活動まであります。)
傾聴部をはじめ、社内外でも“聴く技術”について広めはじめた野口さんは、GCS認定プロフェッショナルコーチ、ICF(国際コーチ連盟)認定コーチ(ACC)といった、コーチング資格を次々と取得。現在も上級資格取得のために勉強と実践を続けています。
「自分はずっと負け続けている人生を歩んでいて…、例えば学生時代の挫折や、出世ラインに乗れなかった過去の経験。いくつも負けた瞬間があって、勝負から逃げてきたような感覚がありました。単に勝つための武器ではなく、自分をちゃんと許し、受容できる感じ。認めてもらえる実感もある。そういうやさしい世界があるコーチングに、救われたような気がしています。」
学び続けているのは、コーチングではっきりとした自分の変容を感じられ、他者の変容にも触れられることが、とても魅力的に感じているから、と語ります。
「人の内面に触れていくと、痛みが出て、感情があふれる瞬間がある。そこから人って変化していくんですよね。そこに寄り添えることは、とてもステキなことだなと思っています。」
RELATIONSの理想の採用スタイルを考えたい。人に関わる社内業務にも複数携わる
野口さんは、コンサルだけでなく、会社の文化づくりや、採用業務にも関わっています。採用業務において “うちっぽい採用ってなんだろう?”と考えるのが好きだといいます。RELATIONSの理想の採用は、“会社のパーパス(存在意義)に共鳴している人”や“社内文化や社員の人柄に共感している人”が、関係性の中で自然につながっていくことかもしれない、と想像するそうです。そんな野口さんが思う、RELATIONSに合う人を聞いてみると、
「感覚的にいうと、“正直な人”かな。その正直な思い・考えを声に出せる人。そして、もっと組織がこうなるといいな、支援先がこうなるといいな、というような“願いがある人”。でも、意外と“きっちりしすぎてない人”が向いているかもしれないです。」と笑いながら、変化を楽しめることも重要な要素かもしれない、と教えてくれました。
人間力を高めて、多様な人の悩みを聞けるようになりたい
野口さんの今後の展望について聞いてみると、こんな答えが返ってきました。
「前提として、いまが豊かだな、という充実感があります。でもまだ、いまの自分では聞けない悩みや答えられないものがあると思っています。偉い人の悩みを聞きたいというわけではなく、とにかく色々な人の悩みを聞けるようになりたい。そのために人間力を高めていくことが大事だなと思っています。」
といいながら、ビジネス的な話じゃなくてごめんなさい、と笑う野口さん。
現在の延長線上で鍛錬し、自己理解や自己探求をつづけることで、多様な他者の理解ができるようになると考えているそうです。
RELATIONSでは、野口さんの他にも、コーチング、対話、傾聴などの高いスキルを持った社員が多く在籍し、お客様への支援や、自社の組織づくりに役立てています。今回の野口さんのインタビューを通して、“型にはまらず、とことん人に寄り添う” RELATIONSの事業スタイルが見えてきたような気がします。
そんなRELATIONSでは、現在一緒に働く仲間を募集しています。ご興味がある方は、ぜひ募集情報もご覧ください。