こんにちは!リジョブ採用担当の上妻(こうづま)です。
この記事を開いてくださり、ありがとうございます!
今回はちょっと真面目なテーマなんですが…
リジョブのカルチャーであり、同時に、僕自身の生き方そのものでもあるテーマについて書きます。
「GIVER」という言葉を聞いたことはありますか?
GIVERとは、端的に言えば“見返りを求めず、先に与える人”。
リジョブでは、このGIVERという在り方を、すごく大切にしてるんです。
「とにかく成長したいけどどうすればいい?」
「成長と人の役に立つって関係がある?」
「キャリアと他者貢献はどうつながるの?」
「他者貢献意欲に溢れるチームをつくるには?」
そう思ったことがある方に、ちょっとでも届いたらうれしいなと思って書きました!
そんな人や社会に価値を与えたい=GIVERをこの世の中に増やしていくために、
リジョブが取り組んでいる文化づくりや人材育成を紹介します!
★本記事の想定読者
・「利他的な働き方」また「自己成長」に関心のある学生や社会人の方
・組織文化、マネジメントを磨きたいリーダー、人事担当者
★執筆者プロフィール★
上妻 潤己(コウヅマ ジュンキ):2019新卒入社/熊本県出身。長崎県対馬での市役所インターン及び独居高齢者との1年間の共同生活を経て、「だれもが孤立しない心豊かな世の中を創る」ことを志しリジョブ入社。ケア(旧:介護)事業部のチームリーダーを経て、現在はコーポレート推進UNITにて、新卒採用チームリーダーとして採用・組織創りにに携わる。好きな言葉は「創造的な利他主義」。
目次
0.なぜ「GIVER」という働き方なのか?
1.“誰かの役に立つ”って、実はすごくパワフルなこと
2.1人のGIVERは持続しない。
3.GIVERは“気づき”から始まる
4.GIVERになるための「LOVE&POWER」
5.GIVEを可視化し、育む:真のGIVERとは?
giver賞与という仕組み
6.“GIVEの解像度”を高めるために
7.コーポレートチームから始まった“問い”
8.日常にGIVEを育てる「心づけ委員会」
9.GIVERを目指す、ひとりのわたしとして
10.GIVEが“当たり前”になる文化をどう創るか
11.結び:自分のGIVEが、誰かの未来につながる
0.なぜ「GIVER」という働き方なのか?
「成長したい」
「スキルアップしたい」
「市場価値を上げたい」
そんな成長意欲が高い人にこそ、届けたい考え方があります。
それは、
**成長とは「人の役に立てる力」を増やすことだ**という視点です。
どれだけスキルや肩書きがあっても、
それが誰の役にも立たなければ、価値は生まれません。
市場価値とは、突き詰めれば「どれだけ人の役に立てるか」。
だからこそ、
**先に与える人=GIVERであろうとすること自体が、最短の成長ルート**
だと、私たちは考えています。
しかも、その力は特別な才能ではありません。
誰の中にも眠っていて、ある「気づき」をきっかけに育っていくものです。
1.“誰かの役に立つ”って、実はすごくパワフルなこと
アンパンマンを思い出してください。
アンパンマンは、困っている人がいれば、自分の顔をちぎって差し出します。
それなのに、彼はどこか誇らしげで、元気で、笑っている。周囲からも愛され続けています。
この例が示しているのは、
”本当に誰かの役に立つとは、
見返りが約束されていない中で、まず自分からエネルギーを差し出す行為だ”
ということです。
誰かのために考える。
相手の状況を想像する。
自分の時間や労力、感情を使って動く。
それは、
評価されるからやる行動でも、報酬が確約されている行動でもありません。
むしろ多くの場合、
・結果が出るかは分からない
・感謝されないこともある
・自分の実力不足で報われないこともある
それでも先に差し出す。
だからこそ、「誰かの役に立つ」ことは
大きな価値を生む一方で、確実にエネルギーを消費する行為でもあります。
アンパンマンがもし、顔をちぎるたびに回復できなかったとしたら、
きっと、どこかで動けなくなってしまうでしょう。
2.1人のGIVERは持続しない。
もしこの世界に、アンパンマン一人のGIVERしかいなかったらどうなるでしょうか。
周囲には、 「もらうだけ」の存在が増え、 アンパンマンのGIVEに当たり前のように乗っかる。
そんな状況が続けば、彼はいずれアンパンを使い果たしてしまいます。
だからこそ重要なのは、
**GIVERの周りに、そのGIVERにGIVEする存在がいること**です。
アンパンマンには、ジャムおじさんがいます。
新しい顔を用意し、「それでいいんだよ」と支えてくれる存在がいる。
GIVERが持続可能であるためには、**支え合う仕組み**が欠かせません。
人は大きく、GIVER・TAKER・MATCHERの3つに分類されると言われています。
- GIVER:先に与える人
- TAKER:もらう人
- MATCHER:与えられたら返す人
参考:アダム・グラント「「与える人」と「奪う人」—あなたはどっち?」
実はこの中で、一番多いのがMATCHERです。
MATCHERは、 善人でも悪人でもありません。
**「周囲の在り方」を見て、自分の行動を決める人たち**です。
GIVERが多い環境では、「自分も与えよう」と思い、GIVERに近づく。
一方で、TAKERが多く、GIVERの行動にフリーライドする人ばかりだと、MATCHERもその在り方を学習し、要領よく“もらう側”に回ってしまう。
つまり、**GIVERが少ない環境では、GIVEはどんどん減っていく**のです。
だからこそ重要なのは、GIVERを孤立させないこと。そして、GIVERを増やしていくこと。
GIVEが循環する仕組みそのものを、つくっていく必要があります。
3.GIVERは“気づき”から始まる
では、GIVERは生まれつきの資質なのでしょうか。
私たちは、そうは思っていません。
GIVERは、**「気づく」ことから誰もがなっていける存在**です。
自分が、無条件に与えられてきたこと。
守られ、支えられ、信じられてきたこと。
それに気づいたとき、人は自然とこう思うようになります。
「今度は、自分が返したい」
「次は、自分が誰かに渡したい」
GIVEは、個人の美徳ではなく、**気づきと関係性の中で育つ循環**なのです。
そしてその循環の起点は、「自分は、すでに与えられてきた」という気づきにあります。GIVERは先天的な存在ではありません。
気づくことで、誰もがなっていける存在なのです。
参考:近内悠太『世界は贈与でできている』
4.GIVERになるための「LOVE&POWER」
リジョブには、採用方針や日々の行動指針としても大事にしている**「LOVE&POWER」**という言葉があります。
それはGIVERに必要な両輪の考え方です。
- LOVE(向かう理由)
誰かのため、社会のために在りたいという想い。 - POWER(届けきる力)
相手を解像度高く理解し、本質的な価値として形にする実行力。
想いだけでは、GIVEは届かない。
力だけでも、GIVEは続かない。
この2つが揃って初めて、GIVERになっていけると思っています。
自身が与えられていることに気づき、LOVEが目覚めたとして、実際に相手のためになれるPOWERが無ければ、GIVEは成立しません。GIVEできる力を磨き続ける必要があるのです。
リジョブは、そんな「GIVERとしての成長」をチームみんなで育てていける場所です。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
このあと、「GIVERを育てる仕組み」や「どう根付かせているか」をご紹介していきます!
5.GIVEを可視化し、育む:真のGIVERとは?
ここからは、GIVERという思想を“制度”に落とした話です。
GIVERになるには、与えられてきたことに気づくことで生まれる「LOVE」と、価値を届けきる「POWER」が必要。
でも、それって日常の中でどう育てていけるんだろう?
──そんな問いに対して、リジョブでは“文化と仕組み”の両面から取り組んでいます。
そのひとつが「giver賞与」です。
giver賞与という仕組み
リジョブでは賞与を、個人賞与とチーム賞与に分けて運用しています。
そのうち、チーム賞与のひとつがgiver賞与。半年に一度、各チーム(=“オクリビト”)が「この半年で最もGIVEしてくれた」と感じた個人とチームを選出し、感謝の気持ちとともに賞与を贈る仕組みです。
ポイントは、「自チーム以外」を対象に選ぶこと。
つまり、自分たちとは異なる領域で働く人のGIVEに、目を向ける時間でもあるんです。
実際の選考では、さまざまな視点が飛び交います。
- 普段一緒に仕事している人に、あらためて感謝を伝えたい
- 間接的でも、自分たちの成果を支えてくれた人に贈りたい
- 顧客や社会にインパクトを生んだ取り組みにリスペクトを届けたい
こうした対話のプロセスそのものが、「GIVEとは何か?」をみんなで定義し直す時間にもなっています。
6.“GIVEの解像度”を高めるために
制度を回すうえで、私たちが一番大事にしている問いがあります。
「何をもって“GIVE”とするか?」
これは、思っているよりずっと深い問いです。
たとえば——
・目に見える成果があったかどうか?
・自分が助かったかどうか?
・会社や社会へのインパクトにつながっているか?
こうした基準は正解・不正解ではなく、どれも一理あります。
でも大切なのは、「自分たちは、どう考えるか」を対話を通じて、すり合わせていくこと。
- 自分の役割やチームのミッションに対して、誰がどんな貢献をしてくれていたのか?
- それは、どんな価値を生んでいたのか?
- それは、自分がどうありたいかともつながっていたのか?
こうした問いを言葉にして交わすことで、
私たちの“価値提供の解像度”は、ぐっと高まっていきます。
giver賞与は、単なる評価制度ではありません。
「誰かの価値に気づく力」も、「価値を届ける力」も、日々の対話を通じて育まれていくと信じているからこそ、仕組みと文化が両輪で設計されているんです。
7.コーポレートチームから始まった“問い”
このgiver賞与も、実は最初から完成していたわけではありません。
はじまりは、コーポレートチームでの小さな実験でした。
賞与を自分たちで分配してみよう、という試みから始まりました。
その試みの中で出てきた、ある問い。
「電話対応って、賞与の対象になるの?」
ある人は、「目に見える成果を出した人に賞与が渡るべき」と言いました。
でも別の人は、「電話を引き受けてくれたから、自分は集中して成果を出せた」と言いました。
このやりとりをきっかけに、
“貢献”の定義が、人によってこんなにも違うんだということに気づかされたんです。
GIVEは、見えづらいことも多い。
だからこそ、ちゃんと“見に行く姿勢”が大事なんだと、このとき体感しました。
(また僕自身「賞与を決めるって、こんなにも難しいのか」と実感し、いつも賞与を決めていただいている上司や経営陣への感謝も生まれました)
8.日常にGIVEを育てる「心づけ委員会」
giver賞与のような制度だけではなく、リジョブにはもっと気軽に感謝を届け合う文化もあります。
それが「心づけ委員会」です。
形式ばらず、日常の中で感じたGIVEに「ありがとう」をメッセージで贈る。
感謝を送り合えるこの取り組みは、GIVEを可視化し、文化にしていく場になっています。
私たちは信じています。
「与えられることを当たり前にしない」文化が、「与えることを当たり前にする」土台になると、私たちは信じています。
小さな「ありがとう」が、GIVERを育てる最初の一歩だから。
(ちなみにこの他にもGIVEを育てる仕組みを画策中です)
9.GIVERを目指す、ひとりのわたしとして
ここまで書いてきたことは、リジョブの文化であり、仕組みです。
でも、それ以前に。
わたし自身が、「GIVERでありたい」と思う、ひとりの人間です。
新卒で入社したばかりの頃。
「成果を出すこと」「自分のこと」にばかり目が向いていて、周囲に迷惑をかけまくっていた日々がありました。
でもある日、ふと気づいたんです。
忙しくて、責任も重くて、きっとしんどかったはずの上司が、
それでも私のためにたくさんの時間やエネルギーを割いてくれていたことに。
その瞬間、涙が溢れました。
「こんなにも、自分は与えられていたんだ」と。
そこからは、「返す」じゃなく、「送る」ことが自分の使命なんじゃないかって思うようになりました。
今はまだ未熟だけれど、
今度は誰かの挑戦を支えられるようなGIVEができる自分でいたいと、心から思っています。
10.GIVEが“当たり前”になる文化をどう創るか
GIVEの文化を育てていく──
それは、簡単なことではありません。
GIVEって、派手じゃない。
ときに誰にも気づかれないような、小さな行動だったりします。
しかも、受け取る人の反応も明確じゃないことが多い。
そうなると、「自分ばっかり与えている気がする…」と感じて、
いつの間にか自己犠牲のようになって、苦しくなってしまうこともあります。
だからこそリジョブでは、**“自分のコアとつながったGIVE”**を大事にしています。
「何かをやらなきゃ」じゃなくて、
「自分はどう在りたいのか」から出てくる行動こそ、
疲弊しないし、誰かに伝わるものになると信じているからです。
Doingではなく、Beingから始まるGIVE。
その“あり方”を育てるために、私たちは日々の中でこんなことに取り組んでいます。
- 1on1での丁寧な対話
- 自分を見つめ直す振り返りの時間
- 意図的に自分に“余白”をつくること
- 与えたGIVEや受け取ったGIVEを振り返るリフレクションの習慣
こうした仕掛けや場づくりによって、
メンバー一人ひとりが、自分の根っこから出てくるGIVEを見つけられるように。
そして、それが自然と組織のカルチャーとして染み込んでいくように。
GIVEの文化は、“誰かの努力”だけでは育ちません。
一人ひとりが、自分のGIVEと向き合いながら、
仲間のGIVEに気づき、讃え、共に育てていくことで、少しずつ文化になると信じています。
11.結び:自分のGIVEが、誰かの未来につながる
GIVEって、特別なことじゃない。
目立つことじゃなくてもいい。
誰かにとって本当に意味のあることって、案外、小さな行動の中にあったりします。
・忙しそうな同僚に、「大丈夫?」と声をかける
・ふとした瞬間に、「ありがとう」と伝える
・相手の目線に立って、もう一歩だけ寄り添ってみる
そんな、ささやかなGIVEの積み重ねが、
いつか誰かの背中を押したり、気づきを与えたり、勇気になったりする。
だからまずは、「自分がどれだけ与えられてきたか」に気づいてみてほしい。
そして、そのバトンを、今度は“次の誰か”に渡していく。
それが、GIVERという在り方。
そしてそれは、チームや組織を育て、社会を変えていく力だと、私たちは信じています。
リジョブは、そんな“GIVEの連鎖”が自然と生まれる組織でありたい。
そして、関わるすべての人にとって、「GIVERであることが誇れる未来」を創っていきたい。
それがわたしの人生を賭けて取り組みたいことでもあります。
世の中のGIVERに乾杯🍻
改めて、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!!