みなさん、こんにちは。令和トラベルの受田です。
現在は、執行役員CSO(セールスサイドの責任者)として、海外ツアー事業の商品企画/セールス、グループトラベル、そして今回の国内ホテル事業のような新規事業をメインに取り組んでいます。※2025年2月10日時点
わたしのバックグラウンドやこれまで取り組んでいたことについては、以下をご覧ください!
わたしたちは創業からこれまで「海外旅行」マーケットで、チャレンジを続けてきました。ありがたいことに、多くの方々にご利用いただき、予約流通額は毎四半期ごとに過去最高を更新。サービスローンチ時には、想像もできなかった規模にまで成長してきています。また、正社員の人数も80名を超え、来春には早々に100名を超える勢いです。
そうした中で、今年の年頭所感でも発表させていただきましたが、海外旅行事業に加え、あらたに「日本国内の宿・ホテルの予約サービス」をスタートさせました。
こちらでNEWTへの施設掲載の先行受付も開始しています!
国内旅行のマーケットは約20兆円あり、日本人の海外旅行マーケットの約5倍の大きさがあります。現在、国内旅行の需要は完全に回復し、旅行消費額は過去最高を記録。国内外のOTA(Online Travel Agent、インターネット上だけで取引をする旅行会社)がひしめく中で、NEWTがどのように市場に食い込んでいくのかは、大きな挑戦になります。
そこで今回は、宿泊施設様への価値提供とNEWTがどのようなポジショニングをとっていくのかについて詳しくお話したいと思います。
なぜ、いま国内の旅行事業なのか?
まず第一に、旅行の価値は人それぞれですが、わたしたちが信じているのは「旅行は人生を豊かにしてくれる」ということです。より多くの人に、豊かな体験を届けることが、わたしたちの使命であり、それは海外旅行でも国内旅行でも本質的には変わらないと考えています。
日本国内にもまだ広く知られていないものの、地産地消の美味しい食事を提供する宿、心身ともにリラックスできる体験ができる場所、さらには日本にいながら海外さながらの非日常を味わえるホテルや地域が数多く存在します。わたしたちは、そうした素晴らしい体験を一人でも多くの方に届けたいという想いから、国内旅行事業をスタートしました。
もちろん、経営戦略の観点からも、国内旅行市場の規模は大きな魅力の一つです。しかし、それだけではなく、わたしたちが目指しているのは「日本に閉じた旅行会社」ではなく、世界で戦えるグローバルな旅行会社です。そのためには、インバウンド需要も視野に入れながら、日本の国内旅行市場をしっかり押さえておくことが不可欠だと考えています。
今後、海外の営業拠点や現地パートナー企業との連携を強化し、NEWTの認知を世界に広げていきます。 その過程で、国内旅行事業の展開を進めておくことは、5~10年先を見据えたグローバル戦略の重要な布石となります。

NEWTが宿泊施設様に提供する価値
現在、国内旅行の需要回復やインバウンド増加の影響により、宿泊施設の状況はエリアごとに異なりますが、宿泊単価が上昇し続け、高稼働を維持している施設も多く見られます。(中には、あえて稼働率を抑えている施設もあります。)一方で、コロナ禍で宿泊業界を離れた人材が多く、人員不足に悩む宿泊施設も少なくありません。
こうした環境の変化を受け、従来のRevPar(Revenue Per Available Room:販売可能な客室1室あたりの収益)ではなく、人件費やOTA手数料などのコストも含めたGOP(Gross Operating Profit:営業総利益)を最重要指標とする宿泊施設が増えてきています。
そんな状況の中、わたしたちは、単なるあたらしいOTAをつくるのではなく、宿泊施設様が抱える課題を本気で解決するパートナーでありたいと考えています。そのため、規模の拡大を前提としながらも、より本質的な価値提供に注力し、以下の3つのポイントを軸に宿泊施設様に貢献していきます。
- 宿泊単価への貢献
- NEWTのユーザーは旅行に高い予算をかける層が多く、特別な日や記念日での利用が豊富。そのため、高グレードの客室や朝食・夕食付きプランの需要が高まり、宿泊単価の底上げに貢献できる。
- レジャー目的のファミリー層も多く、1部屋あたりの単価向上にも期待が可能。
- 稼働率への貢献
- 国内検討層だけにとどまらない「海外検討層」への提案により、新たな宿泊需要を創出。
- 20〜30代の若年層に強いリーチ力(SNSフォロワー50万人超)を活かしたプロモーションが可能。
- 予約のリードタイムも長く、先々の稼働にも貢献。
- 今年の夏に向けて各国に拠点を立ち上げ、インバウンド集客を強化。国内外の需要を取り込むことができる。
- コスト削減
- OTA手数料は現在検討中ではあるが、グローバル対応もあるなかで国内OTAと同等水準の手数料率で実施を予定。
- 登録・メンテナンス作業を簡略化し、人手不足の宿泊施設でも導入しやすい仕組みを提供。
- 主要サイトコントローラーと接続を進め、業務負担を最小限することが可能。
また、NEWTでは、国内ホテルをご利用いただく方々にも、海外旅行事業で培ったデジタル技術や購買データを活かした商品企画、プライシング、販売プロモーション、キャンペーン施策の知見を総動員し、より魅力的な旅行体験を提供していきます。
海外ツアーを祖業とする会社だからこそ、旅行予約の瞬間だけでなく、旅マエ(予約後の準備)、旅ナカ(滞在中の体験)、旅アト(帰宅後のサポート)まで、一貫してサポートし、旅行全体の価値を高めるサービスを提供していきます。
従来のOTAにはなかった、もっと楽しく、もっとお得で、もっと選択肢の広がる旅行体験を実現し、宿泊施設様とともに新たな価値を生み出していきたいと考えています。
海外旅行と国内旅行双方を取り扱うことの相乗効果
NEWTは、海外旅行のツアーパッケージを主軸にスタートした旅行会社です。国内OTAの多くが国内旅行を基盤とし、海外旅行はサードパーティとの連携にとどまる中、NEWTは海外旅行を基盤に国内旅行へと拡大している珍しい存在です。
既存の国内OTAは「国内旅行に行きたい人」をターゲットにしていますが、NEWTには「海外旅行に行きたい人」が数多く集まっています。(日本のパスポート保持率は約17%と限られた層)
この基盤を活かし、たとえば海外旅行を検討していた方に対して、「同じ予算で国内のラグジュアリーな体験ができる」という新たな選択肢を提示できます。これは国内OTAにはない視点であり、海外旅行に充てるはずだった予算で国内のラグジュアリーな体験を楽しむあらたな市場を創出することにつながります。
また、国内旅行を検討している方が、同じアプリ内で海外旅行も比較できる環境を提供することで、より最適な旅行先を選べるようになります。
NEWTのように、国内・海外の両方をワンストップで比較できるプラットフォームがあることで、
- 海外旅行にしか興味がなかった人が国内にも目を向ける
- 国内旅行を考えていた人が、海外旅行を検討するきっかけになる
というように、市場の奪い合いではなく、旅行者の裾野を広げ、旅行頻度自体を増やす“プラスサム”な市場を作ることができると考えています。
さらにNEWTは、国内外の旅行需要に加え、インバウンド需要も取り込み、市場全体の成長を加速させ、結果として、旅行市場全体の活性化と規模拡大を実現していきます。

さいごに
先日、とある老舗旅館に宿泊した際、周囲の木々や山々と一体となるような佇まい、地産の食材を使った食事、温泉に浸かるひとときを通じて、「何もしないことこそが贅沢」だと感じました。日本には、まだまだこうした素晴らしい体験がたくさんあります。
繰り返しになりますが、国内外を問わず、こうしたまだ見ぬ魅力的な体験をより多くの人に届け、旅行を通じて豊かな体験を届けていきたいと考えています。
そしてわたし自身も、日本や海外のさまざまな場所に足を運び、自分の目で見て、肌で感じ、その瞬間に何を思うのかを大切にする。それがわたしにとってのライフワークの一つです。
あらたな挑戦を、ともに。
NEWTの国内の旅行事業は、まだまだ始まったばかりです。 大手企業がひしめく市場だからこそ、挑戦すべき壁や乗り越えるべき課題は多くあります。
「旅行」を軸に人々の人生を少しでも豊かにしたい。
国内のまだ知られていない魅力、体験を国内外の多くの人に届けていきたい。
アジアを代表する旅行会社を本気でつくっていきたい。
そんな思いを持った方と、ご一緒できると嬉しいです。
NEWTは、これからも「旅の力」を信じて走り続けます。あなたとお会いできる日を、心から楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
令和トラベルでは、「あたらしい旅行を、デザインする。」に共感し、仲間になっていただける方を各ポジションで募集しております!
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