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レジデンシャル事業部って…?考えてから仕入れる…?インターン生が所属社員に徹底インタビュー【リビタ社員インタビュー第6弾】

リビタの社員をよりよく知っていただく機会として始まった社員インタビューシリーズ第6弾。今回は、リビタのインターン生である工藤さんがリビタ社員の過去、現在のシゴト、今後のビジョンなどを掘り下げました!

今回インタビューをした社員は、2018年に新卒入社をし、入社後から現在までレジデンシャル事業部で活躍している平井元貴さん。「レジデンシャル事業部とは?」や「今後のビジョンは?」など、今回もたくさんお話伺いました!

工藤:よろしくお願いします!はじめに、平井さんがレジデンシャル事業部に所属するに至った背景を教えてください。

平井:大学・大学院時代に田舎の都市計画についてずっと勉強をしており、古民家再生について学びを深める中でリノベーションに出会い、興味を持ちました。

卒業論文ではリビタの「一棟まるごとリノベーション分譲マンション」を題材として、研究を進めていく中でリノベーションによって、間取りだけではなく、人々の暮らしが変わることを目の当たりにしました。その経験から、自分の手でリノベーション物件を作り、提供することで、その先のお客様の暮らしを豊かにする事業に携わりたいと想うようになりました。ご縁があってリビタに入社し、自分の想いが実現できるのはレジデンシャル事業部だったため、配属を強く希望し続けた結果、念願叶って配属になりました。

工藤:レジデンシャル事業部の仕事は、【仕入れ、企画、販売】と三つありますが、平井さんがメインで担当されているお仕事は何ですか?

平井:一見すると、レジデンシャル事業部の仕事は三つに縦割りされているように見えますが、実は一人が三つの仕事を一気通貫で担当しています。物件を仕入れてきて、企画をし、販売・管理をする、そしてその物件が次のお客様に引き渡されるまで面倒を見る、それら全てを一人が一気通貫で行っています。

工藤:一人で全て担当されているのですね!仕入れや企画をするときに、くらしにおける課題や顧客ニーズを汲み取る力が必要になってくると思うのですが、日頃から心がけていることは何かありますか?

平井:まずはじめに、リノベーションのトレンドを勉強しました。他社不動産会社のレポートを見て、リノベーションにおける顧客ニーズなどを理解し、その知識を活かして企画に反映していました。

またこれまではレジデンシャル事業部で作った物件は仲介業者さんに販売を委託していたのですが、現在は、レジデンシャル事業部の中に、お客様と直接コミュニケーションをとる販売担当のグループが新たに設置されたことによって、「リビタは顧客から何を求められているのか」をより明確に把握することができるようになりました。販売を担当する社員がいるおかげで、レジデンシャル事業部の推進担当が企画を推進していく中で考えた想いを、そのままお客様にダイレクトに伝えることができるだけではなく、お客様の声を直接聞けるようになったため、そのお声を実際の顧客ニーズとして会社に還元することによって、次の企画に活かすことが出来ています。

工藤:トレンドを勉強したり、販売担当者社員との連携によって、多様化する社会や価値観に対応できるような空間づくりが可能になっているのですね!


工藤:次に、レジデンシャル事業部の具体的な企画についてお伺いします。リビタのリノベーションマンションには暮らし発想リノベーションmydot.などいくつか企画物件がありますが、平井さんがメインで担当されている企画は何ですか?

平井:mydot.という企画物件を担当しています。

工藤:mydot.といえば、私もインターンのプログラムとして三田・田町の「サ宅」を見学してきました!

平井:ありがとうございます。三田・田町の「サ宅」では私はmydot.のブランドマネージャーとして、企画サポートで関わっていました。

工藤:サウナ付きの住まいって非常に斬新ですよね。なぜ三田・田町というエリアに「サ宅」を作ろうと思ったのですか?

平井:mydot.は「街と補完しあう」「他拠点生活」をコンセプトにしています。このコンセプトの発端は、一般論として狭小住宅に対するネガティブな固定概念から着想を得ています。都心マンションの狭小物件だと30~40㎡程度の広さも多く、「もう少し広くないと豊かに暮らせない」というネガティブなイメージを持たれることもあります。その固定概念を打ち破り、狭小住宅をポジティブに捉えていただけるよう考え出したのがmydot.の始まりです。

また、「住まいを買うこと」は、「その物件が存在している街に暮らすこと」とイコールだと思うため「街と補完しあう暮らし」⇒「他拠点生活」を考えました。街と部屋の充足度合をそれぞれ見てみて、例えば、その街では飲食店が豊富であれば「食」の充足度合は十分ですが、「癒」の充足度合が少し小さい場合、「食」の部分を街に任せて、「癒」の部分を住まいの中で補う企画の物件を作ります。街と住まいそれぞれの充足度合を足し合わせて、街と補完しあって暮らしていく。何かとりわけ突出したところもなく、オールラウンダーな物件よりも、住まいだけで完結させず、街にも拠点を置くことで狭小でも豊かな暮らしを実現できるのではないかと考え、mydot.のシリーズが本格的に展開してきました。


今回のこの三田・田町の「サ宅」は、仕入れてきた物件がある三田・田町の街について読み解いた際に、「食」の充足度合は十分な一方で、「癒」の充足度合が足りていないことに気が付きました。慶應大生が集うラーメン屋やカフェがあったり、高級住宅が立ち並ぶエリアの方には高級レストランがあったりと飲食店が充実している一方で、銭湯や大衆浴場、サウナなど癒しの要素が無かったのです。そこで、「食」の部分を街に任せ、住戸内で癒しを求めるべく、根強いファンが多いサウナをメインにした部屋を企画し、実現しました。


工藤:mydot.の企画を考える際には、「食」と「癒」がキーワードとなっているのですね。

平井:「食」と「癒」以外にも働く=「職」というキーワードがあります。コロナ禍以後の住宅業界では、ワークスペースが備わっている物件の人気が高く、供給数も増えてきています。リビタでも今、「職」をキーワードとした物件を企画しており、住戸内で気兼ねなく働けるとか、何かに没頭できるとか、趣味・仕事・勉強を総じて「働く」という充足度合として特化できるような物件を企画中です。何かに没頭したり、好きなものに囲まれる暮らしって、癒しにも繋がってくると思いますよね。


工藤:レジデンシャル事業部で身についたスキルを教えてください。

平井:自分が思ったことを相手に届けるコミュニケーション能力が身についたと実感しています。仕入れ→企画→販売・管理という業務フローでは、社内外含め関係者がとても多いのです。多くの人たちと関わっていく中で、自分の考えを具体的に言葉にして伝えたり、相手の言ったことを素直に受け入れたりするコミュニケーション能力が身に付きました。

工藤:コミュニケーション能力が身につくと、仕事の幅が広がって、色々な空間を企画して作っていけそうですね!そんな「考えてから仕入れる」ことを実践しているレジデンシャル事業部では発想力も求められますか?

平井:発想力も大事です。私たちの仕事はコピー&ペーストではなく、一物件ごとに時間をかけて考えて作りこんでいます。「この立地のこのマンションのこの部屋」に、いったいどんな人が住むのか、「年齢は?家族構成は?職業は?」などバックグラウンドを妄想して、唯一無二の一点ものを作っています。そこが大変なところでもありますが、一方でリビタにおける強みであり、自信をもってお客様にお届けできるポイントだと考えています。トレンドに敏感に対応できるアンテナを持つことや、「こういう暮らしをお届けしたい!」というアツい想いを持った方にとっては実に面白い仕事だと思います

工藤:レジデンシャル事業部での一番のやりがいは、自分で企画してそれを形にして実現できるところですか?

平井:企画の段階では完全に妄想なので、それが形になった時点で達成感や成果を得られます。しかし、一番やりがいを感じるのは、お客様から良い評価をいただけた時ですね。自分たちが未知なるお客様を想像しながらこだわった部分を、実際に気に入っていただき、評価していただいた際には、達成感ややりがいを感じますし、「仕事していてよかった~!」と思えます(笑)


工藤:今後、住宅の選択肢としてリノベーション物件をもっとメジャーにしていくために、挑戦したいことはありますか?

平井:私自身「リノベーションをメジャーにしていきたい」という想いは大学、大学院のころからずっとあります。大学時代、つくばでリノベーションについて研究しているときに、都心と地方でリノベーションに対する認知度はまったく違うものであり、都心では当たり前なことが、地方では全然導入されてないということも多いということを実感しました。そこで、リビタでリノベーションに関わる仕事を続けていく中で、リノベーションのノウハウを蓄積していき、リノベーションという手法を使って自分の手でつくばの街をよくしていきたいと考えるようになりました。つくばの街づくりを通して、都心だけではなく、地方でもリノベーションをメジャーにしていきたいです。


また、リノベーションに対する認知度を少しでも変えていくために、リビタでリノベーションのファンづくりもしていきたいです。リビタではコピー&ペーストではなく、こだわりを追求して一点ものの住宅を作り続けています。だからこそ、リノベーションに対する新発見、新体験をお客様に提供できていると感じています。そんなリビタのレジデンシャル事業部で、リノベーションの魅力を伝えることができるような空間づくりを続けていき、リノベーションに対する認知度を変え、ファンを増やしていきたいと考えています。

工藤:たしかに、地方ではリノベーション物件ってまだまだマイナーですよね。リノベーションという手法を使えば、地域が持つ雰囲気を壊すことなく、新たな価値を付与することができて、地域活性化にも繋がっていくと私は考えています。リノベーションをもっとメジャーにして、住宅の選択肢を広げるだけではなくて、多様性のある社会でひとりひとりの選択肢の幅も広げていきたいですね。

本日はレジデンシャル事業部、そして、平井さんの想いについてお話いただき、ありがとうございました!

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