こんにちは。
ラナデザイン新卒アシスタントデザイナーの花井美紀子です。
最近雨の日が多いですね。リモートワークなので、雨に降られる心配はありませんが、傘をさして歩いたり、紫陽花を見たりすることが無いので、梅雨らしい趣が感じられないことが少し寂しくもあります。
今回は5月号で予告していた通り、『入社後の3ヶ月間』を振り返ます。
入社してから今までに成長できたことと、苦戦していることについてお話しします。
入社後の3ヶ月間やっていたこと
まず入社後の3ヶ月間やっていたことについてですが、
お仕事でやっていたことは大きく2種類に分けられます。
1つは他社のクライアント様とのお仕事(案件)で、もう1つは社内会議など社内のお仕事です。
案件のお仕事
複数案件に同時に関わりながら、デザインの制作をしています。
・会議に出席
・案件内のスケジュール確認/報告
・制作
・提出
社内のお仕事
・社内会議に参加
・スケジュール管理
・設備や経費など諸々の業務連絡
・花井日記 等
上記のどちらとも、できるだけミス無く皆さんについていこうとしている状況です。
苦戦している所はよくわかるのですが、成長したところを見つけるのは難しかったです。
性格の問題でしょうか。笑
成長できた点
まず、成長できた点からお話しします。
1つ目は、見やすさ、伝わりやすさについて以前より考えられるようになった事です。
先輩からおすすめされたサイトや資料を読み込んだので、分かりやすさと見やすさのために、意識するべき所をたくさん知れました。
その中では、資料作成に必要な情報デザインの基本ルールやテクニックなどを紹介していました。
フォント選び、行間設定、グラフ制作などで、意識できていなかった部分に意識が回るようになったので、以前よりも見やすく、伝わりやすいグラフィックが作れていると思います。
2つ目は合成ができるようになったことです。
今まであまりやったことがなかったのですが、案件のお仕事で機会があったので、
先輩デザイナーの中村さんのPhotoshopデータをいただいて、どこがどうなってるのか調べてから制作しました。違和感なく並んでいる静物写真が、全てバラバラの素材から成っている状況を目の当たりにして、衝撃を受けました。中村さんの作り方を真似したところ、何も無い状態から写真素材を合成して違和感の無い写真を作れるようになりました。
3つ目はPhotoshopについて、自己流でやっていた諸々の事を直せたことです。先輩デザイナーの高野さんがオンラインでPhotoshop講座を開いて下さり、レイヤーの整理やマスクの方法などについて教えてくださいました。高野さんは案件でご一緒しているので、私のPhotoshopデータを見ていただく機会がありました。その時に足りなかった部分をピックアップし重点的に教えてくださいました。有り難い限りです。
苦戦している点
次に苦戦している点です。
1つ目は、詰めが甘い事です。作業時間の見積もりが甘い、把握ミス、報告忘れなど、詰めが甘く抜けているところが多いので、気をつけていきたいです。花井日記も月内に出せるようになりましょう!!
2つ目は、Photoshopのちょっとしたハウツーを知らないため、作業時間が延びる事です。Photoshopで環状配置ってどうやるの?など、細かいハウツーの壁にぶつかると、調べる時間が増えてしまい、結果的に作業時間が伸びてしまいます。これからこういった分からない事は、どんどん減らして、シャキシャキ制作を進められるようになりたいです。
近況
ある日、麻生さんとお話ししているときに、麻生さんが学生だったときに、Illustratorについての授業の中で、ベジェ曲線の扱いがうまくなるためには、できるだけアンカーポイントを少なくしてきれいな曲線を描くのがポイントで、そのためにハートの形をフリーハンドで書く練習を勧められたそうです。
「ハートを描く練習」という聞こえは可愛らしいですが、とても実用的なアドバイスだと感じました。今更ですが、私は就職した今でもベジェ曲線を使いこなせてはいないので、このハートの練習をやってみたいと思いました。
またある日、麻生さんからデザインのフィードバックをいただいた時に、フィードバックの画像をよく見ると、修正箇所とは書かれていない文章のフォントが、全体のデザインにより馴染むものに変わって返ってきていることに気づきました。(3ヶ月前なら気づかなかったと思います。)
この他にも、フォント選びについてのエピソードは多く、アドバイスをいただくことがよくあります。センスがどうという以前に、私自身が知っていて使用するフォントの幅がかなり狭いようです。PCには沢山フォントが入っているので、こちらも見直して知っているフォントの幅を広げていきたいと思いました。
ということで、今回はハート(ベジェ曲線)とフォントについて制作することにしました。
ハートとフォントといえばMilton Glaserの「I❤︎NY」ですよね。
これを、可愛いと思ったフォントで制作し、フォントに似合うハートを描いて作ってみます。
大学の課題みたいですね。笑
まず本家の「I❤︎NY」です。
引用元(https://www.miltonglaser.com/the-work/81/i-love-ny-logo/)(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF)
こちらは、私のPCの中に入っているフォントの中では「American Typewriter」が最も近いようです。
タイプライター世代では無いのでよく分かりませんが、フォント名にAmericanと書いてあるだけあって、NYにぴったりのフォント選びなのでしょう。公的な活動のイメージからか、なんとなくサンセリフのイメージがありましたが、丸みを帯びたセリフがついていたんですね。ハートは丸々としてふくよかですが、角はシュッとしています。うろ覚えでしたが印象に残る、可愛くて素敵なロゴです。
NYについてよく知らず、型式だけお借りするのが申し訳ないですが、制作してみましたのでご覧ください!
いや〜。難しい!!ベジェ曲線が難しいです。
フォントも、今回は欧文でI・N・Yの大文字の形が綺麗なものを探すという限定的な条件になりましたね。
完璧に自主練習になってしまいましたが、今回のフォントとベジェの練習を生かして、次回はより良いものが作れたら良いなと思います。
次回予告『正社員になってから初めての出社』
\\ 来月もよろしくお願いします //