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インスタ運用の裏側。業務委託メンバー、アカウント運用担当のお仕事を徹底的にお見せします!

「インスタ運用って楽しそうだけど、実際にどんなことをやっているのか、全く想像がつかない…」

インスタ運用のお仕事をしてくださる方の面接をしているとよく聞く、こういった言葉。もしかしたら運用のお仕事の理解が進めば、もっと一緒にお仕事をしたいと言ってくれる人が増えるかも?

そのような背景から今回は、SAKIYOMIでのインスタ運用の裏側をご紹介したいと思います!かなり詳細な部分までお伝えしているので、この記事を読むだけでインスタ運用のノウハウを得れるかもしれません(笑)

ぜひ最後までご覧ください!

【読者の方に向けて】まずは大枠を理解しましょう!

インスタ運用は様々な情報や実施することが複雑に絡み合っているため、この記事を読むにあたりまずは大枠の流れを理解する必要があります。

■1.企画する
・「アカウント戦略の検討」
・「企画会議の実施(リーダーとミーティング)」
■2.運用する
・「フィード投稿」
・「ストーリーズ」
・「キャンペーン」
■3.振り返る
・「週次レポート」
・「月次レポート」

ざっくりとお伝えするとこの3つの流れで進んでおり、企画部分もさらによくできないか、一度考えて終わりではなく常に本来の目的に立ち返り、1〜3をひたすらにアジャイルで繰り返していくイメージです。基本的には1ヶ月単位で運用の方向性が決定し、1〜3を週単位と月単位で回しています。

この大枠の流れを踏まえた上で、早速ステップごとに仕事内容を見ていきましょう!

よりステップを理解するために、「make happy home」という不動産情報を取り扱う、実際にSAKIYOMIで運用しているキュレーションアカウントを元にご紹介致します。ぜひ運用する視点に立ち、イメージを膨らませてみてください!

1.企画する

最初のステップ「企画する」では「実際にどんな投稿をしていけば良いのか?」をひたすら考えています。このステップで考えたことがズレてしまう、もしくは曖昧に行ってしまうと、その次のステップである「運用する」が無駄に終わってしまうからです。クライアント様の期待を超えるお仕事をするために、1番大事と言っても過言ではないステップですね!

1-1.アカウント戦略を考える

アカウント戦略とは「コンテンツを届けたいユーザーは誰で」「そのユーザーはどんなことに悩んでいるのか」を考えることです。SAKIYOMIの中では「ペルソナの解像度を上げる」と呼んでいます。

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make happy home」の場合だと「新築を検討している方」がターゲットです。しかし、新築を検討している方と一口に言っても、具体的なイメージが湧きませんよね。そこでSAKIYOMIでは「デプスインタビュー」という、実際のターゲットの方にインタビュー施策を実行したり、WEBメディアや雑誌などを参考にしたりして、ひたすら"濃い"情報を集めて回ります。

「どんな属性の人が多いんだろう」「こんな行動をとっているんだ!」「そんなことが気になっていたのか!」などなど、上述した「ペルソナ」の解像度をひたすら上げていきます。そうした情報収集を続けていくと、ペルソナが感じているニーズや課題だけではなく、「こういう欲求が隠されているのではないか?」というインサイトが見えてくるのです。

「インサイト」とは?マーケティング戦略に役立つ消費者の心理 - 株式会社WOWOWコミュニケーションズ 公式ブログ
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make happy home」の場合だと、「人生で一度の高額の買い物なので、"これが良い"というよりは"失敗をしたくない"という思いの方が強い」といったものがインサイトに該当します。ここでインサイトの発掘に成功したのであれば、そこから以下のように仮説を立てていきます

【インサイトからアカウントの方向性を決める思考フロー】

「もしそうなのであれば、ユーザーは購入経験者の生の声が本当はほしいのでは?」

「競合アカウントは施工の事例ばかりを載せているぞ。しかもそこまで伸びていない」

「だったらこのアカウントでは、実際に家を買ったことがあるひとの声をたくさん載せていくのが良いはずだ」

「特に、"これだけはやめておけ!"といった失敗事例を多くすると"人生で一度の買い物は絶対に失敗したくない"という心理に直接訴えかけれそうだ」

この一連の流れこそが「アカウント戦略を考える」ということであり、インスタ運用の起点になるのです。余談ですが、実際にこのアカウントでこの戦略をもとに運用した結果、「新築を購入した中での失敗談」が1番リーチ数が伸びていました。(インサイトってすごい、、、)また、たった1投稿でフォロワー数が2,000も増えたこともあるとか、、、


1-2.企画会議を実施する

アカウント戦略が固まったら、次は企画会議を行います。SAKIYOMIでは1アカウントの運用に1名のディレクターと、1名のリーダーが付く仕組みになっており、アカウントの企画会議はリーダーとディレクターの2名で開催されます。

企画会議では、アカウント戦略で紐解かれたインサイトを元に、主に以下2点について話し合いがなされます。

①魅力的なプロフィール文章の設計

インスタ運用を行う上で、魅力的なプロフィール文章の設計は欠かせません。ユーザーはプロフィールに流入してから2~3秒ほどでアカウントをフォローするか否かを判断しています。ですので、ユーザーに直感的にアカウントの魅力を伝える必要があるのです。

今回のアカウントでいうと「家づくり経験者のリアルな声が集まる」がそれに該当します。その1番大元の魅力に合わせて「やって良かった間取り」や「損しない住宅ローン」などの小見出し的な要素を内包させていきます。繰り返しになりますが、プロフィール文章で魅力を伝える必要があるため、「自分にとってこのアカウントは重要なんだ」と思ってもらうことを目指してプロフィール文章を設計しています。
思わずフォローしたくなるインスタプロフィールのコツ5選|フォロワーを増やす施策も紹介 - SAKIYOMI|Instagram運用のプロ集団
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②ブレのないアカウントの投稿方針

また、企画会議の中では「投稿の方向性」も決定しています。方向性を決定する理由は、アカウントから発信する情報にブレが出ないようにするため。もし投稿内容にブレが出てしまっていたら、当然ユーザーから好かれるアカウントから遠ざかってしまいますよね。
そのためSAKIYOMIのインスタ運用では、「こんなことはやらないぞ」というガイドラインを決めています。

「make happy home」の場合だと「ただの施工事例はニーズがない」や「(後悔しないという文脈の)体験談だけ投稿する」といったものです。

これまでにお伝えしてきた「アカウント戦略」「企画会議」を毎週丁寧に行っているからこそ、質の高いインスタ運用を継続して行えています。少し難しそうに感じましたか?初めてだったら「あんまり何を言っているのかわからないよ…」という方も多いかもしれませんよね。でも安心してください。文章中でもお伝えしましたが、こうした「企画する」のステップは、リーダー伴走のもと執り行われます。

もちろん慣れてきたらおひとりで実施していただきますが、初心者の方でもインスタ運用を歓迎しているSAKIYOMIでは、そうしたサポート体制も多数敷いているので安心してください!

2.運用する

さて、次のステップ「運用する」では、「企画する」のステップで一生懸命考えた内容をアウトプットしていきます。ここでは運用の中でも代表的な「フィード投稿」「ストーリーズ」「キャンペーン」の3つに焦点を当ててご紹介していきます!

2-1.フィード投稿

インスタのメインコンテンツと言っても過言ではないフィード投稿。ここでは投稿の「質の高さ」が求められます。インスタ運用では、できるだけ多くのユーザーにフィード投稿を見てもらい、アカウントに興味を持ってもらった上で、フォローしてもらうことを目指しています。そこで重要なのが「保存率」と「表紙の質」の2つです。

【最新版】公式発表のInstagramアルゴリズムをプロが解説!バズるにはホーム率と保存率がカギ! - SAKIYOMI|Instagram運用のプロ集団
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「保存率」を上げるためには、ユーザーが「その情報が欲しかったんだよ」という、ある種かゆい所に手が届くような有益な情報を盛り込むことが重要で、「表紙の質」はインサイトをしっかりと訴求されていることが重要だとSAKIYOMIでは考えています。

インスタだけに止まらず、現代では情報の数がどんどん増えており、抑えるべきところが埋もれてしまうケースが非常に多いです。その中でもフィード投稿が埋もれてしまわないよう、さらに情報を受け取ってもらうためにも、インサイトに基づいた「かゆいところに手が届くようなコンテンツ」を生み出す必要があります。

make happy home」の場合、「後悔している人」を指し示す最上級の表現として「次、家を建てるならこうする!」といったコピーを表紙に使ったり、そこでの情報量を担保するために投稿する画像を最大10枚まで使用したりと、とにかく「保存されるためにはどうしたらいいんだ?」ということをひたすら考えて運用をしていきます。

2-2.ストーリーズ

フィード投稿と同じく、インスタの代表的な機能である「ストーリーズ」。世界中の人が毎日ストーリーズを見ており、この機能を上手に活用することも、インスタ運用を成功させる重要な施策です。

SAKIYOMIでは、ストーリーズ活用の目的を「ユーザーとコミュニケーションを取る」ことに置いています。実はアカウントを成長させるためには、質の高いフィード投稿をするだけではなく、フォロワーさんたちとの関係性を深めていくことも重要だとされています。

「質問BOX」や「アンケートスタンプ」と呼ばれるストーリーズに実装されているスタンプ機能を活用し、ユーザーと密にコミュニケーションを取ることがそのための手段です。もしかしたら、記事を読んでいる皆さんも、1度はスタンプ機能を使ったことがあるのではないでしょうか。

ストーリーズでユーザーと密にコミュニケーションをとり、いつしかユーザーはアカウントに訪れることが日課となり、アカウントのことを好きになってくれる。そんな状態を作り出していくことも、インスタ運用でのお仕事内容に含まれているのです。

2-3.キャンペーン

「プレゼントキャンペーン実施中!」という文字、誰しも1度は目にしたことがあるのではないでしょうか?そういった各種キャンペーンを企画し、実行することもインスタ運用での大事なお仕事です。

ユーザーたち、もっと言えばフォロワーさんたちに喜んでもらうため、もっと多くのユーザーたちと繋がるために企画されるプレゼントキャンペーンですが、本当に奥が深いんです。ただ単に商品を選んでプレゼントを送ればよいわけではなく、どんな人たちを集めたくて、その人たちは何に興味があって何に悩んでいて、そのためにはどんな見せ方で何をプレゼントしたらよいのか。そんな深い思考からキャンペーンを企画し運営しています。

ここで挙げたものは一部にすぎませんが、運用するイメージを持っていただけましたか?もっともっと運用方法について知りたい方は、SAKIYOMIの公式アカウントがあるので、ぜひそちらをチェックしてみてください!

インスタ運用のプロ | SAKIYOMI

3.振り返る

インスタ運用は企画して、運用して終わりではありません。その結果をしっかりと振り返り、次にどんな企画をするのかを考える必要があるのです!実際にどんな形で振り返りを行っているのか、「週単位での振り返り」と「月単位での振り返り」の2つに分けてご紹介します。

3-1.週単位での振り返り ーリーダーとの1on1ー

SAKIYOMIでは、毎週1回、1時間ほどリーダーと1on1ミーティングを行っています。SAKIYOMIで働いている方は日本全国にいらっしゃるため、基本的にZOOMを使って開催。その週の振り返りと来週のアクションを決定しています。

make happy home」の場合では、フォロワーとの関係性(ホーム率)が少し停滞していたため、ストーリーズ施策を実施し、フォロワーとのコミュニケーションを強化することに着地したようですね。

SAKIYOMIでリーダーをやっているメンバーは、いずれもインスタ運用で成果をあげてきた猛者ばかり。リーダーと一緒に施策を考えていくことで、インスタ運用の考え方を学べたり、次第に自分で何が良くて何が悪いのかの判断もつくようになっていきます!

3-2.月単位での振り返り ー月次報告会ー

当然ですが、インスタ運用はクライアント様がいて初めて成り立つものです。そのためSAKIYOMIでは、毎月1回、1時間ほどクライアント様と直接お話しする機会(月次報告会)を設けています。

インスタ運用を担当するディレクターは、原則、その月次報告会に参加し、運用面での質疑応答を行います。1ヶ月間の振り返りと次月の運用方針について話す場所ですので、クライアント様も熱心に参加してくださり、双方にとってとても有意義な時間となっています。

3-3.振り返りを強化するSlackのナレッジ共有

振り返りとは少し外れますが、SAKIYOMIでは社内コミュニケーションツールにSlackを採用しており、Slackの中でさまざまなディレクターが発見したノウハウを随時確認できるようになっています。

100以上のアカウントを同時に運用しているSAKIYOMIだからこそ、社内にはたくさんの成功事例やナレッジが溢れており、そうした情報と触れ合うことで、初めてインスタ運用に取り組む方でも一気に成長を感じてもらえるようになっています!

承認、文化形成、育成から想いの伝播まで。リモート&業務委託でも疎外感無く繋がれている社内Slackをご紹介します! | 株式会社SAKIYOMI
SAKIYOMIで仕事をする上で、Slackは欠かせないコミュニケーションツールとなっています。2020年4月から利用し始め、早2年。初めはスレッドの使い方すらもままならない状態から、今ではSAKIYOMIの事業運営/コミュニティ形成をする「根幹にある」と言っても過言ではありません。そこで今回は、実際にSlack内で交わされたコミュニケーションを事例に、SAKIYOMIのSlackの中を皆さ...
https://www.wantedly.com/companies/radix-media/post_articles/410454
SAKIYOMIのSlackについて書かれている記事はこちら!

実際にインスタ運用をしているメンバーからひとこと

最後に、インスタ運用未経験で入られた方から「実際に働いてみてどう感じたのか」「今はどんな仕事の仕方をしているのか」について聞いてみました!かなりリアルな声なので、ぜひイメージを膨らませていただけたらと思います。

【インスタ運用未経験でジョインされたメンバーの声】

運用担当者として「アカウントの戦略を考える」ところから「運用」までを一気通貫で進めるため、大変なことも多いです。ただ、ターゲットのインサイトを深堀ることでユーザーが求めているコンテンツが見えてきたり、その結果投稿がバズり、多くの人に見られて役立っていることを感じることができたとき、その大変さがやりがいや嬉しさに変わっています!

未経験だったので慣れないこともあり、時間がかかることも多いですし、失敗もありました。しかし、経験していくうちに効率は上がっていき、何よりも広告運用や他のWEB集客施策とは全く異なる「Instagramマーケティングの専門性」が身に付くことが、自分のキャリアアップにとっても重要だと感じています。

場所や時間に左右されない働き方の中で、SAKIYOMIというコミュニティでリーダーやメンバーと仕事が進められるので孤独感も少なく、キャリアにも繋がるのでぜひおすすめしたい職場です!

終わりに

今回はSAKIYOMIでのインスタ運用について、かなり赤裸々にお伝えしてきました。1つのアカウントを運用するだけでも、いろいろなことを考えていることがわかり、採用担当の私もとても感慨深いものがありました・・・

実際に今、働かれている方々はインスタ運用未経験で始められた方が非常に多く、それでもしっかりと成果を残せている「SAKIYOMIの運用ノウハウ」はとてもすごいものですよね。在宅でもお仕事は完結しますし、隙間時間で出来るお仕事もたくさんあるため、働く場所も時間も気にすることもありません。

特に「お仕事を探している!」という主婦さんがいらっしゃいましたら、ぜひ積極的にお声がけいただければと思います。SAKIYOMIはやる気と情熱さえ持ち合わせていれてば、いつでも誰でも大歓迎です!

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