PGはどんな会社なのか。社長と語り合ってみる。 | 会社紹介
中野:今日は社長&社員による対談ということで、僕が社員を代表して田内さんと語り尽くす機会を頂きました。改めてお時間をありがとうございます。田内:どうした。いつも生意気なのにかしこまって。中野:何...
https://www.wantedly.com/companies/project-lc2012/post_articles/320240
安藤:前回ストーリーの評判が非常に良かったので、これにあやかって第二弾を開催することになりました。今回は僕の先輩にあたる加藤さんをお相手に対談していきたいと思います!
加藤:バズったらすぐに似た企画をやるあたりがセコイよね。
安藤:違いますよ。有益な情報を届けるためなら、何を言われようと最適な方法を取るまでなんです。それがPGじゃないですか。
加藤:分かった分かった。早くトークテーマ教えて(笑)
安藤:今回のテーマは、ずばり「PGのインターンについて」です。
加藤:安藤は約10ヶ月間のインターンを経験して、最近社員になったピカピカの一年生なわけだけど、ぶっちゃけPGの教育体制はどうだった?
安藤:これまでPG以外のインターンは数社経験してきたんですけど、どの会社もちゃんとした教育体制は整っていなかった印象があります。小規模な会社であれば、そもそも教育プログラムが無いこともざらですし、研修という名の自習もありました。それらと比べるとPGの教育体制は一番しっかりしていたと思います。
加藤:具体的にPGではどんな研修があったの?
安藤:最初の2週間は特にみっちり新人研修があって、マーケティングの基本知識、PGが提供しているサービス内容、ビジネスマナーとかを叩き込まれましたね。
加藤:なるほどね。俺の時はそんな教育カリキュラムは無かったんだけどね(笑)
安藤:あ、そうなんですね(笑)
加藤:そう。というのも昔のPGは「会社」というより「事業部」の存在がかなり強くて、その事業部の長が全権を握ってるイメージだったのよ。だから教育プログラムは事業部によりけり。で、俺が所属していた「Ad戦略事業部」はプロゲートのHTML&CSS基礎講座を終えたら、すぐに実務参加って感じの部署だった。
今でこそ「会社」として教育体制が整ってるけど、当時の教育体制は「部署」に完全依存してたんだよね。それこそ今の教育カリキュラムは当時「Web戦略事業部」が作っていたものがブラッシュアップされて今の形になってるんだよね。
安藤:そうだったんですね。でも新人研修が終わったら、実務にガッツリ参加していく感じは今も残っていますよ。正社員とインターン生の境界線がほとんど無くて、インターン生だろうと責任を持つところは持たないといけない。文字通りに「フラットな会社」だと思いましたよ。
加藤:研修後は具体的にどんな業務を任されたの?
安藤:そうですね。例えば、東証一部の大手クライアント案件を任されたり、ある案件では広告運用の担当だったり、ある案件では戦略担当だったりとか。計4案件を担当していました。
加藤:いくら研修がしっかりしてるとは言え、いきなりキツかったんじゃない?
安藤:実際めちゃめちゃ苦労しました。研修では基礎部分しか押さえていないので「案件をどのように進めればいいのか」みたいな実務経験で補う部分がまるまる無いんですよ。だから色んな先輩に聞いて回って、なんとか進めたって感じですね。
加藤:それで言うと、俺もインターン半年とかで「数千万円クラスの広告運用」を任されたりとかあったな。予算運用はもちろん、クリエイティブや記事も自分で作らないといけないし、配信している記事の効果検証もやらないといけない。社員と変わりない業務内容で「形式的にはインターン生だけど、やってることはインターンじゃない」というのが正しい(笑)
安藤:そこは今も昔も変わらない部分だと思います。でも、そういうスパルタを含めて今の教育体制で正解だと思います。というのもガチガチに教育体制を整え、先輩が何から何までサポートしてしまうと、本人が受け身になって「当事者意識」や「能動性」が養われないと思うんですよ。
加藤:仕事は勝手に振ってくるものじゃないからね。それこそPGの場合、基本的に「どうすればいいか」を自分で考えないといけないじゃん。分からなければ「聞いて回る」という行動を起こさないといけないし、行動を起こさなければ案件も進行せず、最悪の場合は炎上してしまう。だから、やらざるを得ない。
安藤:ですね。今だから分かりますけど、良くできた教育体制だと思います。さらに言えば「先輩に聞いて回る」の副産物として、先輩たちとの交流が強制的に生まれるので関係性も築きやすいんですよ。失礼かもしれないですけど、先輩たちとは少し友達に近い感覚があります(笑)
加藤:インターンから社員になって、何か変化を感じたりすることはあった?
安藤:正直なところ無いです。むしろ変化が無かった事がメリットというか、正社員になってから担当した案件が信じられないくらいスムーズに進められるんですよ。要はインターン時代に実務経験をしているので「何をすべきか」が全て見えている状態。これは一番びっくりしたところですね。
加藤:なるほどね。でも安藤はインターン時代から「飲み込みの早い奴だな」とは思っていたよね。
安藤:マジですか。例えば、どんなところでですか?
加藤:課題を出された時に多くの人は「100点のもの」をじっくり作ろうとするんだけど、安藤は「30点のもの」をとりあえず出してフィードバックを貰う。すぐに修正して「60点のもの」を出す。またフィードバックを貰って「100点」に上げる。こういう効率の良さみたいなのはあったと思う。
安藤:それはインターン時代に培ったテクニックですね。
データマーケティングって数字を基に「○○がサイトに悪影響を及ぼしている」みたいな仮説を作るわけじゃないですか。どんな仮説も確証なんて無いんですけど、正解に近い仮説を出せるのはやっぱり経験豊富な先輩たちなわけですよ。だから、仮説を作ったら「この着眼点で問題ないですか?」みたいなのは逐一聞いていましたね。
あと多くの人は「仮説を作る」という目先の目標で業務に臨みがちですけど、僕の場合は「クライアントの売上を上げる」という本質的な目標を意識していたんですよね。それが結果的に先輩たちから最適解を聞き出すというアクションに自然と繋がったんだと思います。
加藤:そこに1年目でたどり着いているのは、すごいことだと思うよ。
加藤:PGのインターンってやっぱりキツイわけで、現にインターン生の全員が社員になっているわけじゃない。そんな中、安藤は社員にまでなったわけだけど、インターン期間を乗り越えられた理由みたいなのはある?
安藤:大きな理由は2つですかね。
1つ目が、まずチームの雰囲気。例えば、残業しないといけない時ってあるじゃないですか。そんな時に担当の先輩も残って「やってやろうぜ」みたいに鼓舞してくれるんですよ。それに僕も焚きつけられて「やってやりましょう!」「一緒にクライアントの売上を爆上げしましょう!」みたいに燃え上がるわけなんですけど、こういう熱い雰囲気がすごく良かったです。
加藤:分かる分かる。PGだと残業で消極的になっている人が少ないよね。それこそチーム一丸となって目標を目指している感覚があるし、全員が熱量を持って仕事をしているから元気づけられることも多い。
安藤:マジでそれですね。
2つ目は単純に業務内容が面白かったから。特にサイト改善の仕事ですね。改善方法って無限大にあるわけじゃないですか。その中から一番インパクトの大きい施策を考えるんですけど、あらゆるデータから「このデータがこうだから、こうしましょう」みたいな論理展開の部分がすごく創造的だったんですよ。
データってそのままでは、ただの数字でしかない。でも、他のデータと掛け合わせたり、加工することで数字の見え方が変わり、最終的に改善の糸口になる。この工程が最高にクリエイティブだし、データ解析の醍醐味だと思うんですよ。
で、自分の考えた仮説・施策をレポートにまとめて、実際にテストしてみるわけですけど、数字が上がった日には万々歳なわけですよ。「やってやったぜ!俺!」みたいな快感というか達成感というか。この一連の流れが楽しくて仕事に没頭できた部分は大きいと思います。
加藤:分かるわ〜。さらに言うと1つのデータを深掘りしてみると、結構色んなヒントが出てくるじゃん。それらを1つずつ紐解いて施策に落とし込むと、芋づる式で当たったりするじゃん。めっちゃ気持ちいいよね。
安藤:分かります。そういう経験を繰り返しているせいか「俺は全能なのか」みたいな感覚になったりしてます(笑)
実際に「ここはこうした方が良いですよ」「理由は○○だからです」「なんなら○○みたいな事例もありますけど」みたいに、クライアントに提案もバンバン出来るようになりましたからね。入社1年目の頭でこれだけできるようになっているのは結構なアドバンテージだと思っています。
加藤:良い感じじゃん。経験を積み重ねると「これは絶対に当たる」みたいな確信めいたものが、ふと頭をよぎるタイミングがあるんだけど、その領域まで持っていきたいね。
安藤:それは社長も同じことを言ってました。僕もいち早く共感できるように精進したいです。
安藤:PGってチーム全体で熱量を保ちながら仕事が出来ているじゃないですか。これって結構すごい事だと思うんですけど、何でなんですかね?
加藤:結局、チームって「個人の集まり」じゃん。だから、チームの誰かが結果を出したりすると他全員の闘争心に火が付くんだよね。で、PGはそういう人を集めた会社だから「俺も結果を出したい」「コイツが成果を出せるなら俺も出せる」って各人が本気で思っていたりする。
前回の「社長&社員対談」でも社長が「お互いが刺激的な存在」って言ってるんだけど、本当にその通りで全員で焚きつけあってる感じなんだよね。切磋琢磨という言葉通りなんだけど、ライバル意識がすごく建設的な方向に働いてる。だから結果として、チームも熱量を保ち続けていると俺は思ってる。
安藤:めちゃめちゃ納得できるし、本当にPGは負けん気の強い人が多過ぎると思います(笑)
それこそ直近の話なんですけど、僕がハマっていたゲームアプリを会社の人たちに紹介したんですよ。当然ですけど僕が一番良いスコアの15万点を出している状況。そしたら、すぐに先輩が「ハイ、お疲れ様」みたいに煽りながら、20万点というスコアを見せつけてくる。
僕も負けじと25万点を叩き出して「先輩、遊びでやってるんですか?」みたいに煽り返す。今度は横から社長が出てきて「お前らとは格が違うわ」とか言って28万点を見せつける。僕も先輩も悔しいので33万点を叩き出す。そして1時間後には40万点を超えている。そういうのが日常的に多すぎなんですよね(笑)
加藤:そうね(笑)その負けん気の強さが、チームの根幹にあるからこその熱量だよね。PG社員の特色として言えるのが、失敗を「失敗」だと思っていないこと。むしろ「成長のポイント」だと思っている人が多いよね。これは本当にPGらしさを感じる部分かな。
加藤:インターン時代を総括して、何か得られたような実感はあったりする?
安藤:そうですね。インターンを通してデータ解析の技術だったり、データに関する情報・知識みたいなスキル面はもちろんなんですけど、一番大きいと思っているのは「ロジカルシンキング」ですね。
例えば「売上向上」という目標があったとして、目標達成に向けた「アクション」は数多くの選択肢があるわけじゃないですか。その時に「このアクションは論理的かつ合理的か」「それぞれのアクションの優先度はどれくらいか」みたいな思考が働くようになって、無駄な動きをせずに済むようになったんですよね。
加藤:やっぱり、PGで働いているとロジカルシンキングが自然と身に付くのは良い部分だよね。
安藤:ですね。もっと言うと仕事以外にも活きる部分はあって、人は常に何かしらのアクションを取るわけじゃないですか。ゲームが上手くなりたい。資格を取りたい。英語を習得したい。お金を稼ぎたい。どんな目標だろうとロジカルシンキングで最適解が導けるので、業務の域を越えて良いスキルを身に付けたと思っています。
加藤:ここまでで安藤のインターン時代に経験したこと、得たことを聞いてきたんだけど。インターン生活を終えて正社員になった今、どんな人がPGに向いているかとかある?
安藤:まず大事だと思うのは「自分の意見を言えるかどうか」という部分です。そもそもPGはコンサル業なので、クライアントを牽引する存在であることが大前提。そのうえで発言に責任を持ち、インパクトのある施策を実行できるか。もしくはクライアントの顔色ばかり伺って、無難な提案でお茶を濁すか。
この行動の差がコンサルとして業績であったり、PG社内での評価だったり、色々な場面で影響すると思います。なので、少なくとも「自分の意見をハッキリ言える人」であるべきだし、最終的には「論理的に意見を言える人」になるべきだと思います。
加藤:なるほどね。俺が思うのは「周りを巻き込める人」かな。極論だけど、若手に求められるものって「先輩の時間を奪ってでも、成長にコミットすること」だと思ってるんだよね。
そういう人は必然的に知識量が増えるし、周りからは「やる気のある奴」と評価もされる。当然、実務スピードも早くなるから、即戦力としても買われる。なので「今は忙しそうだから聞くのはやめておこう...」みたいに考える人よりは、ガツガツ来てくれる人の方が良いよね。安藤みたいに。
安藤:ありがとうございます(笑)僕自身も意図して先輩たちを巻き込んでいたわけじゃないですけど、結果的にそれが他のインターン生たちよりも大きな差に繋がったと思います。
加藤:それで言うとさ。PGのWantedly記事とか読むとワクワクする人もいる反面、ビビっちゃう人も多いと思うのね。でも先輩として念押ししておきたいのは、会社側から手取り足取り教えてくれるわけじゃないけど、困ったら絶対に助けてくれるのがPGってこと。
この部分については「どこの会社でも一緒」とかは言いたくなくて、PGってメンバー同士の仲が本当に良いからこそ出来ることだと思ってる。
安藤:実際、加藤さんもめちゃめちゃ優しいですよね。僕が翌日までに提案資料を完成させないといけない時とか、担当者でもないのに一緒に残ってホワイトボードで丁寧にアドバイスしてくれたとか。
加藤:そんなこともあったな(笑)まあ、他記事でも言ってることだけど「挑戦できる環境」は十分に用意されているので、自分の腕を試してみたい人は是非応募してみて欲しいね。その意欲に対して、俺たちも仲間として全力でサポートするし、一緒に戦えたら何よりだよね。